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NFC×レコードで新しい音楽体験を考えた話

こんにちは、博報堂プロダクツの「ウラワザ」に所属しているエンジニアの川原井です。ハードウェアを得意としています。

みなさんは、音楽は好きですか?EDM、ボカロ、K-POP、ジャズ、クラシック、いろんなジャンルがありますよね。

今回は、スマートフォンとNFCシールを活用した新しい音楽体験のプロトタイプを開発してみました。

もしも、レコードがスマホで聞けたら

近年、レコードが再び注目を浴び、音楽好きの間で人気を集めていますよね。でも、ターンテーブルを所有していない人も多いのではないでしょうか。

今回開発したのは、そんな人たちでもレコードを楽しむことができるソリューションです。

レコードをスマートフォンで楽しむ

このソリューションは、レコードにスマートフォンを近づけるだけで音楽を楽しむことができます。レコードのセンターラベルに貼られたNFCシールは、スマートフォンをかざすことで、その中に書き込まれたURLにアクセスします。このURLをレコードに紐づいた音楽配信サイトにリンクしておくことで、再生が可能となります。

NFCシールの小さな驚異

ターンテーブルを持っていない人でも、手元のスマートフォンを通じてアナログ音楽を楽しむことができます。直径22mmほどの小さなNFCシールには、様々な情報を記録する能力が備わっています。この特性を活かして、以下のような応用が可能です。

こんな風にプロモーション活用

1.製品情報の提供:
レコードのジャケットやレーベルにNFCシールを配置し、製品に関する詳細情報を提供します。アルバムの制作背景やアーティストのインタビューなど、ファンとの繋がりを深める手助けとなります。

2.イベント体験の向上:
コンサートやフェスなどのイベント会場にNFCシールを配置し、プログラム表や出演者情報をスマートフォンで簡単に閲覧できるようにします。来場者はイベントをより効率的に楽しむことができます。

3.文化施設のガイド:
博物館や美術館では、展示品の詳細情報を提供するためにNFCシールを利用できます。来場者はスマートフォンをかざすだけで、作品の背景や歴史的な意義を学ぶことができます。

スマートフォンとNFCシールを組み合わせたこのアプローチは、使い勝手の良さや情報の拡充性から、音楽だけでなくさまざまなコンテンツの提供において可能性があります。

小さなシール1枚に様々な活用法を持たせるのは企画から開発まで行う「ウラワザ」ならでは。
次回もまた面白いソリューションを紹介できるよう、まずはプロトタイプから頑張ります!

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