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「いつのまにか骨折」と姿勢③~「歳だから…」はモッタイナイ!!/連載コラム vol.48

※初出:岩手日報ぽらん(2018年3月号)掲載、「ハカセが教える『姿勢医学®』のおはなし」(原文ママ)。文章・画像ともに、無断転載はご遠慮ください。

読者の皆様こんにちは。
私は姿勢ケアの専門家・『姿勢科学士®』にして
『国際容認基準カイロプラクター』の
Dr.小野寺デス。

前回まで
『いつのまにか骨折』について
正式名称は椎骨(背骨を構成する骨)の
『圧迫骨折』
であり
椎骨の椎体前方部分が潰れて
『くさび形』に変形
した状態である事。

またそれによって腹側が圧迫され負荷が増し
上下の椎骨が『ドミノ倒し』状態に
変形してしまう『骨折連鎖』

危険性がある事を説明してきました。

図左は
腰部にある脊柱の前弯が消失して骨盤が後傾
頭と膝を前に出してバランスをとる
典型的な高齢者体形
骨折連鎖のリスクが高い状態といえます。 

そこで姿勢医学的アプローチとしては
骨折変形した箇所以外の脊椎の
関節可動性を回復し
身体重心&身体配列を整え
図右のような理想的な姿勢バランスの回復

目指します。

この
正しい脊柱バランス=『生理的弯曲』があると
それぞれの弯曲がクッションの役割を果たし
椎骨や周辺組織への物理的負担を軽減するので
骨折連鎖の予防が期待できますし
歩行バランス能力の向上により
転倒&寝たきりのリスクを低下させるケースも!!

皆様、『歳だから』と諦めるのは早いですよ!!


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