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連載コラム:ハカセが教える『姿勢医学®』のおはなし

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岩手日報・ぽらん(月刊情報紙)において、2014年4月から2019年10月まで連載。 読者による人気投票では常に上位をキープするも、休刊にともない惜しまれつつ終了した「姿勢と健康… もっと読む
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記事一覧

【最終回】みちのく郷土を姿勢医学の先進地域へ!!~ご愛読ありがとうございました!!/連載コラム vol.67

※初出:岩手日報ぽらん(2019年10月号)掲載、「ハカセが教える『姿勢医学®』のおはなし」(原文ママ)。文章・画像ともに、無断転載はご遠慮ください。 読者の皆様こんにちは。 2014年4月号から 長らくご愛読頂いておりました本連載も ぽらん休刊に伴い、これで最終回。 最近は読者の皆様から 『コラムは毎回切り抜いて保存してます!!』 …という声を頂戴する事も多く 私自身、非常に残念ですが ありがとうございました。 この5年半の間に 大学課程で姿勢科学を学び 姿勢調整を

フィットネスやヨガで姿勢改善!?~意外な落とし穴に注意!!/連載コラム vol.66

※初出:岩手日報ぽらん(2019年9月号)掲載、「ハカセが教える『姿勢医学®』のおはなし」(原文ママ)。文章・画像ともに、無断転載はご遠慮ください。 読者の皆様こんにちは。 私は姿勢ケアの専門家・『姿勢科学士®』にして 『国際容認基準カイロプラクター』の Dr.小野寺デス。 健康意識の高まりと共に フィットネスやヨガのような 運動を始めている方も多い昨今。 昔から『運動は万能薬』と言われるように 適度な運動は健康長寿に不可欠。 しかしながら 悪い姿勢が固定化している場

「姿勢負債」~なぜ姿勢は悪くなり痛みを招くのか?/連載コラム vol.65

※初出:岩手日報ぽらん(2019年8月号)掲載、「ハカセが教える『姿勢医学®』のおはなし」(原文ママ)。文章・画像ともに、無断転載はご遠慮ください。 読者の皆様こんにちは。 私は姿勢ケアの専門家・『姿勢科学士®』にして 『国際容認基準カイロプラクター』の Dr.小野寺デス。 お客様から現場でよく頂くのが… 「なぜ  姿勢が良くなったら痛みが軽減したのか?」 「どうして姿勢は悪くなるのか?」 …という根本的な質問。 今回は、姿勢医学の観点から解説します。 ヒトは理想

足のトラブルと姿勢②~踵&足首のネジレと姿勢医学/連載コラム vol.64

※初出:岩手日報ぽらん(2019年7月号)掲載、「ハカセが教える『姿勢医学®』のおはなし」(原文ママ)。文章・画像ともに、無断転載はご遠慮ください。 読者の皆様こんにちは。 私は姿勢ケアの専門家・『姿勢科学士®』にして 『国際容認基準カイロプラクター』の Dr.小野寺デス。 外反母趾やウオノメ&タコ、巻き爪など 多くの現代人が抱える足のトラブル。 欧米で100年以上の歴史を持つ 『足病医学』は、それらの原因を 踵骨の過剰回内(カカトの内倒し)による 足底アーチの消失と捉

足のトラブルと姿勢①~足病医学&姿勢医学で分析を!!/連載コラム vol.63

※初出:岩手日報ぽらん(2019年6月号)掲載、「ハカセが教える『姿勢医学®』のおはなし」(原文ママ)。文章・画像ともに、無断転載はご遠慮ください。 読者の皆様こんにちは。 私は姿勢ケアの専門家・『姿勢科学士®』にして 『国際容認基準カイロプラクター』の Dr.小野寺デス。 ヒトは『2足直立歩行(姿勢)』をする為 重い上半身を腰椎部だけで支える事から 『腰痛』を起こし易くなりました。 同時に 全身を2つの狭い足底で支える事から 『足部トラブル』が頻発するようになったのも

子どもの側わんに注意!!~オウチで検診してますか??/連載コラム vol.62

※初出:岩手日報ぽらん(2019年5月号)掲載、「ハカセが教える『姿勢医学®』のおはなし」(原文ママ)。文章・画像ともに、無断転載はご遠慮ください。 読者の皆様こんにちは。 私は姿勢ケアの専門家・『姿勢科学士®』にして 『国際容認基準カイロプラクター』の Dr.小野寺デス。 新年度が始まって1ヶ月。 学校から配布案内された 子どもさんやお孫さんへの 「家庭内運動器検診」 しっかりと実施されましたか? 2016年から施行されたこの制度。 少し面倒に感じるかもしれません

あなたの姿勢のタイプと原因~「自称・姿勢の専門家」にご注意を!!/連載コラム vol.61

※初出:岩手日報ぽらん(2019年4月号)掲載、「ハカセが教える『姿勢医学®』のおはなし」(原文ママ)。文章・画像ともに、無断転載はご遠慮ください。 読者の皆様こんにちは。 私は姿勢ケアの専門家・『姿勢科学士®』にして 『国際容認基準カイロプラクター』の Dr.小野寺デス。 突然ですが あなたの姿勢は右図①~④のどれに近く また理想的なのはどれでしょうか? 姿勢医学の観点から 最も身体的トラブルを起こしにくいのは④です。 脊柱の3つのカーブ (頸椎前弯+胸椎後弯+腰椎

「健康知性」~これからの時代に求められるもの/連載コラム vol.60

※初出:岩手日報ぽらん(2019年3月号)掲載、「ハカセが教える『姿勢医学®』のおはなし」(原文ママ)。文章・画像ともに、無断転載はご遠慮ください。 読者の皆様こんにちは。 私は姿勢ケアの専門家・『姿勢科学士®』にして 『国際容認基準カイロプラクター』の Dr.小野寺デス。 さて、今年は既に 一般対象の姿勢講演(100名規模)を 数件担当し 来月には静岡での講演会も決定しました。 講演後 深い感銘の意を示される 受講者の表情を見るにつけ これからの時代に大切なのは 『健

自分で出来る姿勢ケア~それは「就寝環境の改善」/連載コラム vol.59

※初出:岩手日報ぽらん(2019年2月号)掲載、「ハカセが教える『姿勢医学®』のおはなし」(原文ママ)。文章・画像ともに、無断転載はご遠慮ください。 読者の皆様こんにちは。 私は姿勢ケアの専門家・『姿勢科学士®』にして 『国際容認基準カイロプラクター』の Dr.小野寺デス。 光栄な事に今年は早くも 3件の一般対象の姿勢講演(100名規模)を 県内外で担当。 そんな講演後の質疑応答でよく頂くのが 『自分で出来る姿勢ケアは?』という質問…。  姿勢変位の原因は人によって異

骨盤は「歪み」ません!!②~骨盤ブームの裏側/連載コラム vol.58

※初出:岩手日報ぽらん(2019年1月号)掲載、「ハカセが教える『姿勢医学®』のおはなし」(原文ママ)。文章・画像ともに、無断転載はご遠慮ください。 読者の皆様、あけましておめでとうございます。 私は姿勢ケアの専門家・『姿勢科学士®』にして 『国際容認基準カイロプラクター』の Dr.小野寺デス。 さて前回は… 『骨盤部は上半身と下半身の  力学的バランスを保つ部位である為  姿勢が崩れると「見かけの歪み」を生じる』 …事、そして… 『「見かけの歪み」のみを検出して

骨盤は「歪み」ません!!①~安易な「骨盤調整/矯正」にご注意を!!/連載コラム vol.57

※初出:岩手日報ぽらん(2018年12月号)掲載、「ハカセが教える『姿勢医学®』のおはなし」(原文ママ)。文章・画像ともに、無断転載はご遠慮ください。 読者の皆様こんにちは。 私は姿勢ケアの専門家・『姿勢科学士®』にして 『国際容認基準カイロプラクター』の Dr.小野寺デス。 最近、よく頂く質問に… 『骨盤矯正をすれば姿勢は良くなる?』 …というものがあります。 それに対する専門家としての回答は… 『姿勢は変わります…  但し、すぐ元の姿勢に戻ります!!』。 その根拠

姿勢ハカセの活動日誌~講演会依頼も受付中!!/連載コラム vol.56

※初出:岩手日報ぽらん(2018年11月号)掲載、「ハカセが教える『姿勢医学®』のおはなし」(原文ママ)。文章・画像ともに、無断転載はご遠慮ください。 読者の皆様こんにちは。 私は姿勢ケアの専門家・『姿勢科学士®』にして 『国際容認基準カイロプラクター』の Dr.小野寺デス。 さて、今号は 先月の『活動報告』などを。 第1週は 神奈川県川崎市にて 『姿勢改善のすべてがわかる1日講座 (主催:一般社団法人・日本姿勢科学学会)』の講師。 第2週は 石川県金沢市にて 『10

「姿勢の運動&体操」にご注意!!~悪い姿勢を固定化するリスクも!!/連載コラム vol.55

※初出:岩手日報ぽらん(2018年10月号)掲載、「ハカセが教える『姿勢医学®』のおはなし」(原文ママ)。文章・画像ともに、無断転載はご遠慮ください。 読者の皆様こんにちは。 私は姿勢ケアの専門家・『姿勢科学士®』にして 『国際容認基準カイロプラクター』の Dr.小野寺デス。 最近… 「ジムの『姿勢矯正運動』に通っても  結果が出ない」 「TVや本の『姿勢改善体操』で  痛みが出た」 …などの相談をよく受けます。 その理由はズバリ… 「科学的な姿勢分析なしに  

「膝曲がり姿勢」が招く痛み~靱帯の緩みに注意!!/連載コラム vol.54

※初出:岩手日報ぽらん(2018年9月号)掲載、「ハカセが教える『姿勢医学®』のおはなし」(原文ママ)。文章・画像ともに、無断転載はご遠慮ください。 読者の皆様こんにちは。 私は姿勢ケアの専門家・『姿勢科学士®』にして 『国際容認基準カイロプラクター』の Dr.小野寺デス。 国内で 約3000万人が悩まされているという 『変形性膝関節症』。 皆様の周りでも… 『正座が出来ない/  階段の昇降がつらい/  膝に水がたまる』 …と困っている方が多いかと思います。 それ