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「姿勢負債」~なぜ姿勢は悪くなり痛みを招くのか?/連載コラム vol.65

※初出:岩手日報ぽらん(2019年8月号)掲載、「ハカセが教える『姿勢医学®』のおはなし」(原文ママ)。文章・画像ともに、無断転載はご遠慮ください。

読者の皆様こんにちは。
私は姿勢ケアの専門家・『姿勢科学士®』にして
『国際容認基準カイロプラクター』の
Dr.小野寺デス。

お客様から現場でよく頂くのが…

「なぜ
 姿勢が良くなったら痛みが軽減したのか?」

どうして姿勢は悪くなるのか?」

…という根本的な質問。
今回は、姿勢医学の観点から解説します。

ヒトは理想的な姿勢を崩すと
関節など運動器の可動は減少
します。

例えば、腕を真横に挙げる場合
胸を張って行うのと
猫背でするのでは
後者の方がやり難いハズ。

さて、本来なら一時的な姿勢の崩れが
生活環境やクセ、ケガの影響で
慢性化すると
運動器の可動減少も慢性化します。

すると
その可動に関わる
筋肉の伸縮バランスにクセが生じ
ますます関節の可動減少が進行

結果として
全身的な悪い姿勢の固定化を招きます。

厄介なのが
ヒトは悪い姿勢が固定化しても
すぐに痛みには繋がらない為
その変化に気づきにくい事。

逆に言うと
痛みが生じる頃には
悪い姿勢の固定化が「熟成」
されて
自分で元に戻すのが
困難になってしまっているのです。

この、痛みに至るまで
日々密かに積み重なってきた
『姿勢負債』を
学問的根本的に検出解消
していくのが
『姿勢医学』の真骨頂なのです。


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