![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/99210560/rectangle_large_type_2_2ac74e1f3318a7cf992bca83399e00ed.jpeg?width=800)
2/27~2/28 紀伊半島一周 その2 花の窟神社
2月27日から28日にかけて、夫と南紀旅行をした際の記録です。
その1はこちら。
さて。
27日の朝、丹生川上神社上社にお参りした後は、三重県熊野市にある花の窟神社へと向かいました。
およそ83km、車で2時間弱の道のりです。
上社のある、奈良県吉野地方から、三重県の熊野市までは、山の中を走ります。
ほとんどが、川沿いのルートになります。
そこそこの山道ですが、道路は整備されていて走りやすいです。
山の中の景色を楽しみながらのドライブでした。
さて、花の窟神社に到着したのは、午前11時43分。
お昼どきですが、まだそれほどお腹が空いていなかったので、先に神社に参拝することにしました。
![](https://assets.st-note.com/img/1677662086074-Ysy6bQm51f.jpg?width=800)
花の窟神社は、平成16年7月に「紀伊山地の霊場と参詣道」として世界遺産に登録されました。
日本書紀にも記されている日本最古の神社といわれています。
花の窟は、神々の母である伊弉冊尊が火神・軻遇突智尊を産み、灼かれて亡くなった後に葬られた御陵となっています。
さて、鳥居をくぐり…
参道を歩きます。
![](https://assets.st-note.com/img/1677662553627-2ptYlXH37n.jpg?width=800)
狛犬さんが出迎えてくれました。
![](https://assets.st-note.com/img/1677662575355-hNA7rsm8RA.jpg?width=800)
2月27日は、良いお天気で穏やかな日でした。
花の窟神社は、海沿いにあるせいか…
どこか、南国の暖かさ、明るさがあるような気がします。
(冬はそれなりに寒いのでしょうけど)
![](https://assets.st-note.com/img/1677662682874-MAInrq7taw.jpg?width=800)
境内の木々の向こうに、かすかに海が見えます。
![](https://assets.st-note.com/img/1677662765799-VAob6R09ZM.jpg?width=800)
参道は、それほど長くはありません。
少し歩くと、参籠殿が見えてきます。
![](https://assets.st-note.com/img/1677662813538-qifHX3aneo.jpg?width=800)
花の窟神社の手水も、龍でした。
さて参籠殿をくぐり…
いよいよ、ご神体の前へと進みます。
![](https://assets.st-note.com/img/1677662863018-tQrAHEHrtw.jpg?width=800)
大きな大きな「岩」が、ご神体です。
このご神体の向こうに、伊弉冊尊が葬られている、とされています。
こちらには社殿がなく、直接ご神体にお参りします。
ご神体の高さは、約45m。
「黄泉の国と接する場所」と、古来より信じられた場所でもあります。
![](https://assets.st-note.com/img/1677663270291-WONnVXT2T9.jpg?width=800)
ご神体から、境内の南隅にあるご神木の松の木まで、なんと170mもの大綱が掛け渡されています。
この「大綱」は、毎年行われる「御綱掛け神事」で掛けられるんだとか。
大綱から、不思議な形をした「幡」が吊り下げられています。
この「幡」とは…
大綱に吊るされた御神体正面の3つの縄旗は、その昔に朝廷から奉献されていた錦の旗の名残で、伊弉冉尊が産んだ3貴神天照大神 、月読尊、素戔鳴尊を象徴しています。
「紀伊続風土記」にも”ある時に熊野川の氾濫 によって錦の旗が届かなかったため、土地の人びとが縄旗を作って、旗の下に様々な季節の花を結び付けて行う”との記述があります。
なるほど、元は「錦の御旗」だったのですね。
![](https://assets.st-note.com/img/1677664076704-H8Hc7c5O5v.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1677664105751-UUfYQTTQax.jpg?width=800)
花の窟神社は、昨年6月にもお参りしたのですが…
今回も圧倒されました。
![](https://assets.st-note.com/img/1677664171271-f4zB479wXh.jpg?width=800)
こちらは、「拝所」です。
横から撮影しています。
拝所には白い玉砂利が敷き詰められています。
靴を脱いで、玉砂利に上がってお参りすることができます。
![](https://assets.st-note.com/img/1677664233875-tUjHUldPgN.jpg?width=800)
こちらは、軻遇突智尊の拝所。
靴を脱いで、玉砂利から参拝することができます。
![](https://assets.st-note.com/img/1677668508249-AZUDoDEzMh.jpg?width=800)
ご神体を見上げて。
それにしても、大きいです。
花の窟神社の、ご神体の周辺は、どこか「温かさ」が伝わってくるような気がします。
まぁ前回お参りした時も、初夏の晴れの日。
今回も、穏やかな晴れ、だったから、そんな気がするのかもしれません。
厳しい山の中ではなく、のどかな海岸沿いだから、なのかもしれません。
それにしても、何やら不思議な空気が漂っているように感じました。
(この地にPowerが!などとは、みじんも思いませんが)
![](https://assets.st-note.com/img/1677668779762-ZHbWpBQmJU.jpg?width=800)
さて、ご神体を後にします。
![](https://assets.st-note.com/img/1677668818951-0y0KVZPdhD.jpg?width=800)
社務所のある参籠殿手前の、狛犬さん。
なかなか愛らしい表情です。
手水舎の隣に、大きな石がありました。
![](https://assets.st-note.com/img/1677668913212-JYhzevtNLE.jpg?width=800)
この大きな石は、「ご神体である磐座から落ちてきた」と伝えられているご神体です。
体の痛いところをさすってから、この石に触れると痛みが治る、と言い伝えられているそうです。
さて、境内にある「稲荷神社」と「龍神神社」へと向かいます。
![](https://assets.st-note.com/img/1677669041145-LXg32ECrvH.jpg?width=800)
参道から脇に進んだところに、稲荷神社と龍神神社があります。
![](https://assets.st-note.com/img/1677669082642-8i2RBfOLX5.jpg?width=800)
稲荷神社、参道。
朱塗りの鳥居が並んでいます。
![](https://assets.st-note.com/img/1677669114970-zdszUOzLpt.jpg?width=800)
参道の周囲には椿の木がたくさんあり、ところどころで花が落ちていました。
![](https://assets.st-note.com/img/1677669142977-086AjkfqCJ.jpg?width=800)
稲荷神社と龍神神社は、並んで建てられています。
![](https://assets.st-note.com/img/1677669214027-wEnDf76k3E.jpg?width=800)
こちらは、龍神神社。
小さな祠ですが…
黄金色の「のぼり」の迫力たるや。
何やら強いご利益をいただけそうな気がして、心して手を合わせました。
さて、参道を引き返します。
![](https://assets.st-note.com/img/1677669313841-h3AOGRAh8p.jpg?width=800)
山茶花は、花びらがはらはらと散りますが…
椿は、花そのものが「ぽとり」と落ちます。
この日、参道のいたるところで落ちていた椿の花。
何となく放っておけなくて、写真に撮りました。
![](https://assets.st-note.com/img/1677669420270-iZ6wkkLDjr.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1677669428814-8gZEvq1KXo.jpg?width=800)
参道を歩いていた夫が、しゃがみこんでいたので「何をしているのかな?」と思ったら、2輪の椿の花を並べていました。
![](https://assets.st-note.com/img/1677669746916-4nDXR487oy.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1677669493709-aBDIQ6fAYO.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1677669767281-0uJ6z8bupm.jpg?width=800)
さて、狛犬さんに見送っていただき、花の窟神社を後にします。
![](https://assets.st-note.com/img/1677669857154-yFY1LI9dO9.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1677669930395-zNNSmpDcZX.jpg?width=800)
鳥居の周辺にも、たくさんの椿の花が咲いていました。
![](https://assets.st-note.com/img/1677669974764-6RTihY0FHG.jpg?width=800)
八重咲きの椿もまた、愛らしい。
![](https://assets.st-note.com/img/1677670144920-uVjBh8qI1L.jpg?width=800)
夫の写真を撮ってから、花の窟神社の向かいにある海岸「七里御浜」に向かいました。
続きます。
それなりに続きます。
まだまだ続きます。
花の窟神社公式HPはこちらから。
中岡始の、寺社参拝マガジンです。
私がこれまでに撮った写真記事を集めました。
フォローしていただけると嬉しいです♡
いただいたサポートは、リポビタンDを買うために使わせていただきます!