紅葉撮影に行って得た気づき（ちょっと長文）

どうも　はじめです😊
過日、福島と栃木に写真撮影に行ってきました
その時の写真に対する気づきというか自分の中で腑に落ちたというか。。。自分自身でストンと心の中に落とし込めたものをつらつらと書いていきたいと思います。

①風景写真はやっぱり広角である

これは福島の安達太良山で撮影している時にふっと思った事です。
自己紹介で好きな風景写真家に前田真三さんを挙げましたが、前田さんの写真集を見ると使っているレンズは物凄い焦点距離です。400mm以下のレンズはあまりない位。
勿論中判や大判のカメラで撮影されているので、フルサイズ換算だと広角～中望遠なんだと思います（すいません大判カメラの35mm換算があまり分からなくて。。）
その焦点距離で表現される景色はものすごい迫力です。SNSでよく見られる風景写真とは景色の圧縮感が全く違います。

「あー、望遠で撮影するとこんな圧倒的なんだ！」というのが私が風景写真に対する認識でした。

しかし、それはデジタルカメラではないフィルムの大判や中版を使っているから可能な事。いくら中判とはいえ、デジタルカメラでその迫力を映し出すのは不可能だと分かっています。

私は理系ではないですが、カメラの光学的特性を表現する以下の文章はわりと納得です

「同一地から同一焦点距離のレンズで撮影した対象物は同一の大きさで写る」

難しいですよねー(^^;)

簡単に言えば焦点距離が長いレンズを使って撮影すればするほど大きく写るという事です。
（※理系の方、もし私の理解が違ったら教えて下さいませ）

ネットで調べると4×5（シノゴって言うらしいです）カメラの焦点距離は35mm版の約3.5倍みたいです。

フルサイズの焦点距離50mmの時、4×5だと約170mm！

正直こんだけ差があると画質的（写真の迫力的と言った方がいいかもしれませんが）に勝負にはなりません。
新宿にあるネットカメラで有名な〇ップカメラの店員さんに以下の事を教えて頂いた事があります

「レンズの焦点距離が大きくなるほど写真の先鋭度は増していく」

確かこんな感じのお話しだったと思いますが、この言葉が重く響きます。

先程の例でいくと、フルサイズ50mmの時、マイクロフォーサーズは25mm、中判のGFXでも約63mm、4×5の170mmなんてとてもとてもといった感じでしょうか（笑）
もしあなたが「フルサイズ最高！他はゴミ！」とかいうカメラマンに遭遇したらこの上の話をしてみて下さい。正直4×5とかの中判/大判カメラに比べたらマイクロフォーサーズとフルサイズの違いなんてそれこそゴミみたいなもんです😅

話を戻します

前田真三さんみたいな写真を撮るには望遠側で撮影するのが肝要と考え、わりと望遠レンズで撮影することが多かったのですが、先日磐梯吾妻スカイラインで撮影していた時にふとその考えがちょっと違うなと思いました。
風景を望遠で捉えようとするとどうしても切り取る写真が多くなってしまいます。そうすると別に近所の公園の紅葉でも日光でもカナダの国立公園でも同じような写真になっていまうんですよね。
やはり紅葉はメインではあるけれども、そこに空や街の風景、温泉宿とか色々なものが入ってこそその土地を写している意味があるんだなと思いました。

勿論栃木の戦場ヶ原みたいな場所だと望遠を使う必要がある風景は多々ありますが、「その場所を表現する」という意味では広角～中望遠位が一番適切なんだなーと感じた次第です。
そもそも前田真三さんの写真は北海道の美瑛がメイン！あれ位広大な場所でないと望遠は使いにくいですよねー

②風景もスナップの一つ

これは個人の見解です（笑）
今まで私のnoteを見て下さっている方はご存じかと思いますが、わたくし、色々な写真を撮ります。

駅撮ったり、神社撮ったり、電車撮ったり、公園撮ったり

私の理解では括るとそれらは「スナップ写真」なのです
でも、この間栃木に行った時に俺って風景写真もスナップ感覚で撮ってるなと自覚したんです。

そう思う契機がありました。

小田代ヶ原の貴婦人を撮影に行った時です。

先日の記事で少し書きましたが、現地の撮影場所に到着すると私は夜明け前からバシバシ写真撮影していたのですが、私の周りにいたカメラマン達はみな一様に貴婦人に太陽光線が当たるまでずっとシャッターを切っていませんでした。

私は
「うわーすげーかっこいーマジですかーいいんですかー」
とかいいながらはしゃいで撮影してました（笑）

他のカメラマンからすると私が異質だったでしょう

でも私からすると「こんなにいい景色が秒で変化していく瞬間をなんで撮らないんだろう？」という感覚でした。その時ですかねー

「あ、俺って目の前の景色をそれが有名撮影地であろうとスナップ感覚で撮ってるんだな」と思ったのは(^^;)

この場では出しませんが、その時の個人的ベストショットは日の出前に撮影した１ショットでした。日の出後に貴婦人に光が当たっている写真も撮りましたが、ネットとかで見た事ある写真（笑）

自分のベストショットを家で見返した時に、少なくともあの時撮影に来ていた人達には勝ったなと思いました。だってシャッター切ってないんですから、あの人達は(^^;)

話をまたまた戻します

私は今まで「風景写真」と「スナップ写真」を自分の中でわりと明確に区分してきました。使うカメラもその時々で使い分けていました。
しかし、今回の撮影をきっかけにその考えを少し改め、どちらかというとスナップ写真カテゴリの中に風景写真を含める整理が私的に正しいのかなと思いました。なんかうまく表現できていないかもしれませんがそんな感覚です。夜明け前までシャッターを切らなった人達とはちょっと感覚が違うんだなと。

風景写真的なスナップ写真

なんか不思議ですね

でもこれが私なのかも

そう思った2回の撮影旅行でした

散文すいません
お読み頂きありがとうございました

ではではー(^^)/

#おすすめガジェット