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詠み重ねて生きている短歌

テーマにそって詠んだ短歌。その時その時に観察したものを詠んだ短歌。感情のままに言葉を連ねた短歌。
過程はさまざまだけど、気づけばたくさん並んでいた。今日の気分は構成を考えずにメモ帳に並んでいるままに、という感じなのでそのまま置く。

ふと、生きているんだと思った。意味はわからないけど、生きている。

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路地裏に並んだビルの広い背にもたれ掛かって少し休憩

一日を通して声を変えながら自由気ままに歌い続ける

空白む時にはすでに準備終え優しい声でぼくらを起こす

天泣は笑い流れる雨だから耳を澄ましてその声探す

夕焼けが薄く散らばる雲たちを赤く化粧し幕が上がった

隠してた心にひそむ熱源に触れた言葉はオーラを纏う

この時を記憶としては忘れても記録としては留めておきたい

すこしでも香りがふわり漂えば感情さえも呼び起こされる

はいはいと何でも受けて後悔し学ぶことなく首絞め続け

閃いたつもりが紙に書き出すと2行を終えずペンが止まった

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