豊田直樹
漱石で面白いのは、手紙、日記、俳句、小説の順番。これはまったく小生の偏見でしょうが、ここではひとりでも多くの人にかれの俳句を味わってほしい。その思いでアップしています。
あれやこれや、フォト便り、などいろんなお題を、やさしく可笑しく短く(YOM)をモットーに.
オランダのライデン、イギリスのケンブリッジ、ロンドンへの紀行文集.留学生、夏目金之助(漱石)の足跡なども掲載予定
小生は日ごろ、老妻からは「おとうさん」、朝市のおばさんからも「おとうさん、ねえ~買って~…
電子本というものを読み始めて、かれこれ10年以上になる。使っている端末はアマゾン社の電…
▼ 五月一八日 鮓の石 落ちし雷を 盥に伏せて 鮓の石 …
▼ 五月一七日 若葉 埋もれて 若葉の中や 水の音 …
▼ 五月一六日 時鳥 明け易き 夜ぢやもの御前 時鳥 …
▼ 五月一五日 桐の花 虚無僧に 犬吠えかゝる 桐の花 …
▼ 五月一四日 梧桐 帰るは嬉し 梧桐の未だ 青きうち …
▼ 五月一三日 卯の花 細き手の 卯の花ごしや 豆腐売 …
▼ 五月一二日 明易し 引窓を からりと空の 明け易き …
▼ 五月一一日 清水 底の石 動いて見ゆる 清水哉 …
▼ 五月十日 苔清水 苔清水 天下の胸を 冷やしけり …
▼ 五月九日 時鳥 帰ろふと 泣かずに笑へ 時鳥 …
▼ 五月八日 蛍 蛍狩 われを小川に 落しけり …
▼ 五月七日 筍 藪近し椽の下より筍が …
▼ 五月六日 でゞ虫 でゞ虫の 角ふり立てゝ 井戸の端 …
暦では今日から夏に入ります。これから初夏(立夏、小満)、仲夏(芒種、夏至)、さらに晩夏…