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142. 成功に秘訣というものがあれば、それは他人の立場を理解し、自分の立場からも物事を見られる能力である。〜ヘンリー・フォード〜

みなさんこんにちは。


今回は、自動車会社であるフォード・モーターの創設者であるヘンリー・フォードさんの格言について紹介していきます。


ヘンリー・フォードとは

1863年にミシガン州のグリーンフィールドで、農場を経営する父と母の元に6人兄弟の長男として生まれました。

10歳の頃には父から懐中時計を与えられ、
15歳の頃には友人や知人の時計を何度も直し、時計修理が上手いと評判を得ています。

1876年には母を亡くし、ショックを受け、
父からは農場を受け継いでほしいと思われていましたが、
本人は農作業を軽蔑し、農場には愛情を持っていなく、愛していたのは農場にいる母だったと言っています。


1876年には家を離れ、デトロイトで見習い機械工として働き始めます。

1882年には農場に戻り仕事をしましたが、
そこでウェスティングハウス製の可搬型蒸気機関の操作に熟達しました。

その経験から後にウェスティングハウスで蒸気機関の修理工として雇われています。


1891年、28歳の時にエジソン照明会社の技術者となり、
2年後にはチーフ・エンジニアとなり、内燃機関の個人的な実験に十分な時間とお金を費やすことができるようになります。

1896年には自作の四輪自動車の製作に成功し、
尊敬するトーマス・エジソンに初めて会った時、自動車への夢を熱く語るヘンリーフォードをエジソンは励ましたそうです。

1898年、35歳の時にエジソン照明会社を辞め、
翌年にデトロイト自動車会社を創業、
しかし生産する自動車が低品質、高価格だったために3年で解散しました。


1903年にフォード・モーター・カンパニーを設立、
1908年に発表したT型フォードは、低価格で運転も単純で、修理も容易で安価でした。

富裕層相手の手作りの自動車が、当時は3000ドルから4000ドル、
同クラスの他メーカーの自動車でも1000ドル近い価格だったのに対し、
T型フォードは825ドルという低価格でした。

大々的に広告展開を行い、北米のほとんどの都市に販売店を設け、売上は急増しました。

常に効率化とコスト削減に努め、1913年にはベルトコンベアによるライン生産方式を導入し、生産能力が大幅に強化されました。

この大量生産方式が他の工業生産にも応用され、20世紀の工業社会を可能にしました。

1918年までにアメリカで保有される自動車の半分はT型フォードとなり、
最終的な総販売台数は1500万台を超えました。


成功に秘訣というものがあれば、それは他人の立場を理解し、自分の立場からも物事を見られる能力である。

あらゆることにおいて、成功とは何かの目的を成し遂げたことを言いますが、
その成功を手に入れる方法について教えてくれています。

それは、相手の立場を理解すること、そして自分の立場からも物事を見られること。

他人の立場を理解できるとは、相手がどのようなことを求めていて、
何を欲しているのか、どういう状態になりたいのかを理解することで、
それに適したものを作る、提案することができます。

そして、自分の立場からも物事を見られること、
相手が求めている状態に対して自分が提供できること、ものは何なのか、
このサービスなら、この商品なら提供できる、
工夫をすればこのような形で実現することができるということを自分で知っておくこと。

それが、他人の立場を理解し、自分の立場からも物事を見られる能力だと思います。


成功する、それは何かの目的を成し遂げることですが、
人生において何かを成し遂げるということは、
人との関わりを持つことだと思います。

それがどういう形かは分かりませんが、
サービスを提供して喜ばれる、
商品を売って収入が上がる、
いい商品を作ってそれが話題になる、
事業が大きくなる、
何かのスポーツなどで結果を出す、
など、どれを取っても、相手ありきなことばかりです。

つまり、相手がどのようなものを欲しているのかを理解する、
それに対して、求める状態にできるものを作る、提供できる人が成功するということです。

それによって、対価や称号を得ることができるようになるのが、成功の秘訣だということです。


最後に

今回は、自動車会社であるフォード・モーターの創設者であるヘンリー・フォードさんの格言について紹介してきました。

成功の秘訣、それは他人を理解すること、そして自分の立場から何を提供できるかを把握する能力を持つということでした。

こと、仕事や事業を拡大していく点においては、如実にそれが現れると思います。

お客さまがどのようなものを求めていて、
それに対して、どのようなものを提供できるのか、
今あるものでも、これから用意できるものでも、
それを把握し、お客さまが求めている状態にすることができれば、
それが事業としての収入となり、
喜んでもらえればリピーターや口コミで更に仕事をもらうことができます。


知り合いの方がよく言っていることの一つに、
「仕事の報酬は仕事だ。」
というものがあります。

それは、仕事の関係であったり、顧客の関係であっても、
相手が求めているものを提供できたり、
困っている課題を解決することで、
相手が喜び、それが次の仕事に繋がる、
すなわち自分がやったことが認められたということになります。


言っている言葉は違いますが、どちらも相手にどれだけ喜んでもらえたか、
それを提供できたかというところは共通しています。

どのような仕事であっても相手が存在しており、
直接的、間接的に人に喜んでもらうことが収入であったり、次の仕事に結びついていきます。

その相手に喜ばれることを把握できる自分になっていくことと、
いろんなものを提供できる自分になっていこうと思います。

また、自分にはできなくても、
それができる人脈を持つことも自分の力だと思うので、
そんな何でも対応できる仲間たちと最高に楽しい未来を作っていきたいと思います。


それではまたどこかで。

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