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「海辺のカフカ(上)」

「海辺のカフカ(上)」

村上春樹作「海辺のカフカ」の主人公を私と重ねて考えてみた。仕事や生活において「がんばる」というのは必要な時間なのだろうか。
休職中の私が当時の職場を思い出しながら書いていく。

作中で気になった会話がある。「アイロニー」の話だ。アイロニーというのは「皮肉」という意味で、それは主人公の不安の原因でもあった。

主人公の田辺カフカは、作中で自身の行動についてこのような苦悩をこぼす。

先ほど話したよう

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