HSC

JFA公認C級ライセンスのサッカー指導者です。動く体づくり、正しいテクニック、判断、の…

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JFA公認C級ライセンスのサッカー指導者です。動く体づくり、正しいテクニック、判断、の獲得と選手の自立を目指しています。HSCがサッカーの指導をする上で重要だと思うことを発信しています。

マガジン

  • 最後に勝つ子はどんな子?

    シリーズをまとめたマガジンになります。

  • ワクワクする選手たち

    ボールをうまく扱えるからってサッカーが上手いわけではありません。一生懸命頑張っているけど報われない、そんな選手たちへのヒント集です。

  • U-14トレーニング集 vol.01

    ジュニアユース世代に行っているトレーニングメニューとその解説、改善点などをまとています。こちらはオフザボールのディフェンスポジションのトレーニングです。

最近の記事

  • 固定された記事

三種の神器 for サッカー

最近サッカーのプレーを言語化することの重要性がよく言われています。コーチングする上でもこの言語化はとても重要だと思います。 目の前の選手のどの部分を伸ばしてどの部分を修正するのか?漠然としたイメージだけでなくしっかりと言語化することが必要だと感じています。 そこで今回は私がサッカー選手に必要だと思う3つの武器としてまとめてみました。 個性という『剣』性格がプレーに現れた時、、、その剣が現れる! その選手にしかない『個性』はやはり最大の武器になります。その選手の性格がプ

    • そのジャッジあってるの?

      これは審判の話ではありません。コーチングの話です。 コーチがトレーニングやゲームでジャッジを間違えて声掛けをしまっていたら子供たちが上手くなることは無いと思います。 ミスが起こっている原因が何なのか?そのプレーが原因なのか?その前のプレーが原因なのか?技術的な原因?ポジション?それとも相手が上手いだけ?など。本当にその指導が正しいのか?特にネガティブなことを言う時は注意すべきです。 何か現象が起きたら別の可能性は示すべきですが否定する必要はないと思います。私よりも子供達

      • ジダンのタマゴ

        私のまわりには数人の『ジダンのタマゴ』がいます。恐らく10人に1人くらいの割合で存在しているのではないかと思います。※以下についても検証はしていないのであくまで私の仮説です。 ジダンのタマゴとなる条件は •幼児期からしっかり体を使うこと。 •身長(足が長い)が平均より高いこと。 •動きがモタモタしていること。 一つづつ解説していきます。幼児期に体を使う理由は、生涯の中で最も神経系の発達が著しい期間だからです。身長が高いことは、短いものよりも長いものの方がバランスが悪くなる

        • ◯ 人と比べない

          育成年代で大切なことの一つとして『人と比べない』ことが上げられると思います。 子供達はみんな頑張っています。でも、その映り方には違いがあります。そこをしっかり評価してあげられるのは大人だけです。 大人が小人と同じようなモノサシで評価をしてしまっては一体誰が育成に取り組めるのでしょう?ドリブルが上手い子、そうでない子、伸びるのが早い子、そうではない子、などいろいろな子供がいて、いろいろなものを見せてくれています。 大人が試合に勝つことばかり考えていると未来のスーパースター

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        三種の神器 for サッカー

        マガジン

        • 最後に勝つ子はどんな子?
          2本
        • ワクワクする選手たち
          1本
          ¥100
        • U-14トレーニング集 vol.01
          4本
          ¥300

        記事

          日本代表戦???

          久しぶりの日本代表戦!しかも海外組オンリー!など個人的にもかなり楽しみにしていました。 開始早々から激しいプレス、日本が強化を図っている『奪う』ということを体現してくれました。期待感が上がりました。 が、、、何だこれは??? 守備はサイドから幾度となく数的有利な状況を作られ、攻撃では単なる『個の戦い』に。チームで戦う意味があるのか?という疑問も。 選手のアピールの場でも•••などの論調もあるがサッカーの目的は『勝利』では?ゲームに勝たなければ、またチームを勝たすことが

          日本代表戦???

          無秩序なプレーヤー

          サッカーには原理原則があり、ゾーンにより優先すべきプレーが存在します。 サッカーのルールはいわば法律です。 道にゴミを捨ててはいけない、人に優しく、敬う心、など。これは社会で生きる上でのマナーであり、秩序を保つ上で必要不可欠、備わっているべき感覚です。 サッカーの原理原則、プレーゾーンはマナーのようなものだと思います。無秩序なドリブルはオフザボールの対応を困難にします。また、ディフェンスへの移行が遅れてしまう原因となります。 サッカーの目的は『勝利』に他なりません。ボ

          無秩序なプレーヤー

          4種類のプレー

          サッカーにはボールを持っている時のプレー、そのボールを奪うプレー、ボールを持ってない時のプレーがあります。 攻撃時のオンザボールのプレー、攻撃時のオフザボールのプレー、守備時のオンザボールへのプレー、守備時のオフザボールへのプレー。 よく見るトレーニングは『攻撃時のオンザボールのプレー』です。守備もオンザボールへのプレーとなります。 ボールを使ったトレーニングはオンザボールのプレーになります。ボールを使わない(持たない)トレーニングも必要です。 これをいつトレーニング

          4種類のプレー

          サッカーが上手くなる魔法

          初めに断っておきます。こちらは有料記事です。 サッカーが上手くなるために必要なことをまとめています。 •サイドハーフをやっていて『ラインを踏め!』と言われるが上手くボールをもらえない。 •裏でボールを受けようとしても裏が取れない。 •相手に寄せられてボールを持つことが出来ない。 •ビルドアップなのかカウンターなのか判断できない。 •カウンターがうまくいかない。 これらは技術的な課題ではありません。考え方を変えるだけで誰でもすぐに改善するとが出来ます。そしてそれは

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          サッカーが上手くなる魔法

          テクニックの前に『リズム』を掴む

          ドリブル、パス、コントロール、ジョグ、ダッシュ、全ての動きには同じリズムがあるように思います。 それは『四拍子』です。 基本的には『4/4拍子』。実際は『4/選手拍子』となります。4という分母は四分音符で音の長さ?を表しているそうです。※詳しくは音楽に詳しい方に聞いてみてください。 四分音符は『タン』と表されるので、四拍子は『タン•タン•タン•タン』になります。休符というものもあり『ウン』と表現されます。『ウン•タン•タン•タン』であれば、三拍子のようになります。 ま

          テクニックの前に『リズム』を掴む

          サッカーが上手くなるための視点

          ここでは、ボールを扱うテクニックの話ではなく、サッカーが上手くなるために必要な考え方についてまとめていきます。 サッカーのトレーニングと言うとボールを足で扱うトレーニングがメインになりがちですが、フィールドプレーヤーがインプレー時に手でボールを扱えない、というのは『サッカーのルール』であってあくまでサッカーの要素の一つです。ボールを足で扱って何をするのか?こっちの方がサッカーを楽しむ上では重要になってくる思います。 まず、サッカーの目的について確認します。 サッカーの目

          サッカーが上手くなるための視点

          技術はあるのに試合に出られない!

          逆に技術がないのに試合に出られる選手もいます。 サッカーの試合は90分です。そのうちボールに触っている時間は3%くらいの時間になるそうです。残りの97%はボールに触ってないプレーになります。 ジュニア世代ではよりボールに関われるよう人数は8人制でルールも大人のものとは少し異なっています。 この『ボールに関わるプレー』が上手い子は試合に必要です。これは『ボールを扱うプレー』が上手い子ではなく、『ボールに関わるプレー』が上手い子です。 1人につきボール一個で身につくのはボ

          技術はあるのに試合に出られない!

          ?サッカーが上手い不良少年

          私がサッカーをやっていた頃の話です。サッカーが上手い先輩は、茶髪でタ◯コを吸って制服とは少し違うものを好んで着ていました。先輩たちは暴力的、破壊的であったりするわけではなく、著しく人に迷惑をかけたりすることもありませんでした。サッカーに対しては真面目に取り組んでいましたが、側から見ると間違いなく『不良』に映っていたと思います。これは時代や地域によっても少し違いがあると思いますが、大人みたいで格好良かったです。 そんな先輩達はサッカーが上手かった。真面目に直向きに頑張っている

          ?サッカーが上手い不良少年

          コーチングの勉強

          HSCの活動もやっと再開することが出来ました。今までになかった用具、施設などの消毒やこまめな手洗い。併せて施設側からの、大きな声での指導禁止、密着の禁止、呼気を荒げる練習時の距離間の指導、などなど、頭を捻りながらの再開となりました。 さて、私の場合当日のトレーニングについては事前に計画し保護者にもその内容を連絡しています。子供達に、何を学んでもらいたい、そのためにこういうトレーニングをする、と伝えてあります。 これはこれで、良いと思っておりますが実際にトレーニングを始める

          コーチングの勉強

          日本人はなぜ技術レベルが高いのか?

          日本人は海外から『技術レベルが高い、とか、ボールの扱いが上手い』と評価されることが多いと思います。すごく褒められているような気になりますが、なんだか褒められている気がしません。私だけでしょうか。 この記事では、この評価がどういうことなのか?という考察とHSCの低学年の子が取り組んでいることをご紹介したいと思います。 技術レベルが高いというのは、もちろんボールの扱いが上手いということだと思います。それでは、なぜボールの扱いが上手いのか?沢山練習をしているから?練習内容が優れ

          日本人はなぜ技術レベルが高いのか?

          なぜサッカーが上手くならないのか?

          この答えは一人一人違います。スキルが足りない子、自立が足りない子、学びが足りない子、環境に恵まれない子、などなど原因はさまざまです。と言っても全てが整っている子も稀です。 それでは、なぜあの子は上手いのでしょう? パッと見で上手いと思う子は、ドリブルが、キックが、ファーストタッチが、リフティングが、というようにボールを使ったテクニックが長けている。という捉え方になると思います。 もの凄く努力を続ければ、いずれ上手くなると思います。しかし、上手くなる期間は人によって変わり

          なぜサッカーが上手くならないのか?

          サッカー少年と親とバランス。

          サッカー少年が人として選手として成長するためには『良いチーム』『良い指導者』が必要不可欠です。『良いチーム』には『良い環境』『良き仲間』も含まれ、この2つは学校やプライベートでも重要です。 しかし、これらの影響力はさほど大きくはありません。 当たり前の話ですが、子供にとって最も影響があるのは『親の関わり方』です。 私も色々な『親子』を見てきました。子供を見て親を見ると納得する部分も多くありました。子供がサッカー選手として、また人として成長するためには『親の関わり方』が大

          サッカー少年と親とバランス。