見出し画像

三種の神器 for サッカー

最近サッカーのプレーを言語化することの重要性がよく言われています。コーチングする上でもこの言語化はとても重要だと思います。

目の前の選手のどの部分を伸ばしてどの部分を修正するのか?漠然としたイメージだけでなくしっかりと言語化することが必要だと感じています。

そこで今回は私がサッカー選手に必要だと思う3つの武器としてまとめてみました。

個性という『剣』

性格がプレーに現れた時、、、その剣が現れる!

その選手にしかない『個性』はやはり最大の武器になります。その選手の性格がプレーとして現れた時『個性』として輝き出します。ここはしっかりと伸ばしてあげたいところですが、この後に説明する『人間性』とゴッチャになると輝きが鈍くなってしまうと思います。

例えば『負けず嫌い』という性格が、相手を後ろから押すというプレーとして現れた場合、これは『個性』ではなく『人間性』の課題として修正する必要が出てくると思います。暴言や文句などもこれと同じですね。負けず嫌いだから、人より多く走る。などの場合は『スタミナ』という剣を持つことになるかもしれません。そういう部分は褒めて伸ばしてあげたいですね。

人間性を表す『鏡』

人から尊敬される存在になれた時、鏡が己を映し出す!

積極性、協調性、礼儀、自立、敬意、聞く態度、話す姿勢、などなど人として尊敬される存在に備わっているこれらのことは当然サッカー選手にも求められます。なぜなら、サッカーは人がやるからです。ボールを持った時に何を考えるのか?自分のこと?仲間のことを?何を優先するのか?などなど人間性がプレーの選択を変えていくと思います。

例えば、用具の準備をやらない選手は、ゲームであいつが守らないからだ!などと言い出します。守らない理由は置いといて、守らないことを知っているのであれば自分が守備的なポジションを取ればいいだけです。用具の準備を自発的にできるようになるだけでそのプレーも変わってくると思います。これは性格ではなく人間性、考え方の問題です。個性ではありませんので、直してあげなければなりません。

テクニックという『玉』

二つのテクニックが備わった時その『玉』が現れる!

一つ目はボールを扱うテクニックです。ドリブル、パス、シュート、トラップ、などボールを使ったトレーニングで身につけます。ボールを使うだけではなく、年代にあったトレーニングを行い身体能力を充分引き出してあげる必要があります。

二つ目はサッカーのテクニックです。ボールを足で扱うこと自体難しいので、なかなか頭を使ったプレーをすることができません。サッカーとはこういうもの!という部分をしっかりトレーニングすることが重要です。個人的には、この部分が抜けている選手が多いように感じます。

『個性の剣』『人間性の鏡』『テクニックの玉』

性格をプレーに表わす『個性』、皆から尊敬される『人間性』、努力で身につける『テクニック』これらがバランスよく備わっている選手が一流だと思います。

サッカーのコーチは、個性を伸ばし、人間性を育てて、テクニックを身につけさせるのが仕事になるのかなぁと思います。

自立についてはこちらの記事もご覧ください!

サッカーをやりたい!と思う子供のための環境づくり指導者研修費として使わせて頂きます。ぜひサポートをお願いします。