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ジダンのタマゴ

私のまわりには数人の『ジダンのタマゴ』がいます。恐らく10人に1人くらいの割合で存在しているのではないかと思います。※以下についても検証はしていないのであくまで私の仮説です。

ジダンのタマゴとなる条件は
•幼児期からしっかり体を使うこと。
•身長(足が長い)が平均より高いこと。
•動きがモタモタしていること。

一つづつ解説していきます。幼児期に体を使う理由は、生涯の中で最も神経系の発達が著しい期間だからです。身長が高いことは、短いものよりも長いものの方がバランスが悪くなるからです。動きがモタモタしている子は、体幹が弱い、肩甲骨が開いている、股関節が緩い、など理由はいろいろあると思いますが筋肉でスピーディーに動くことが出来ません。自らバランスを崩して動く必要があります。

短くて硬いものを立てるのは簡単なことです。しかし、長くてクネクネしているものはバランスが悪く立てることが困難です。この間に神経系が発達していたら?

この子達は、常にバランスが悪い状況で体をコントロールしなければならないのでより多くのセンサーが必要になります。そして、恐らく動きが遅いのでチームの中心にはなっていないのではないかと思います。

この中に、ボールタッチが柔らかい子、リズムが独特な子、チームプレーにフィットしない子、なんかがいたら恐らく将来化ける素質のある子だと思います。この子達の神経は他の子に比べ、もの凄く発達していると思います。将来、この差がハッキリ出てくるはずです。

小学校の間は楽しく自由にプレーし、中学校で心肺機能、高校で筋力、と順番に身につけていけば他とは違う面白い選手になれるはずです。

キビキビと力強く動く小学生はチームにたくさんいると思います。そしてチームも沢山あります。残念なことに上に上がれるのはその中の一部でしかありません。

動きがモタモタしていてイマイチゲームで活躍できない小学生は、将来、キビキビと力強く動いていた、かつてのスタメン達とは次元が違うところにいるかもしれません。マイペースで頑張れ!

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