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サッカーが上手くなるための視点

ここでは、ボールを扱うテクニックの話ではなく、サッカーが上手くなるために必要な考え方についてまとめていきます。

サッカーのトレーニングと言うとボールを足で扱うトレーニングがメインになりがちですが、フィールドプレーヤーがインプレー時に手でボールを扱えない、というのは『サッカーのルール』であってあくまでサッカーの要素の一つです。ボールを足で扱って何をするのか?こっちの方がサッカーを楽しむ上では重要になってくる思います。

まず、サッカーの目的について確認します。

サッカーの目的は『勝利』です。そのためには得点が必要で失点は避けなければなりません。

得点が『勝敗』を決めるので、この得点が『サッカーの答え』というように置き換えられると思います。

この答えをどのように求めていくのか?そこには、テクニック、戦術、など色々な要素が関わってくると思います。そしてそれらは日々変化します。

勝つチームがあれば、負けるチームもあります。負けたチームは勝つために対策をして勝ちます。それが繰り返されるので、ここに終わりはありません。

少し話がそれますが、今教育現場では『生徒たちによる主体的な学び』というように学習指導要項自体が大きく変わっています。今までの詰め込み教育ではなく、これからは自分で答えを導き出す力を身につける必要があるのです。

少し前のCMで日本の算数の問題は『1+1=◯』というように決まった答えを求める内容に対して海外では『◯o◯=2』というように答えをどのように出すかを求める内容だと紹介されていました。

この視点がとても大切です。

得点を取るためには、ゴール正面のバイタルエリアに近づきたい、このエリアに侵入するためにはどこかで突破をする必要があります。ではどこから突破しますか?

どこにボールを運んで突破をするのか?その突破が可能なポジションとは?

まずこれがわからなければ、突破ができない、そのためバイタルエリアに侵入出来ない、だから良い形でシュートが打てない、結果として得点が取れない、当然ながら勝てない、ということになります。

サッカーで勝利することや得点を取る事は結果でしかありません。結果を得るためのトレーニングでは『導き出す力』が身につきません。得点を取るために何をするのか?

入り口はここだよ!出口はここだよ!さぁーどうやって辿り着こうか?突破するイメージはあるのにテクニックが足りない。そんな子供たちは自分で足りないテクニックに気付き自主的にトレーニングを始めます。

HSCのサッカーは、この入り口と出口を見つける力、それを突破するアイデア、を身につけることを目指しています。あとは子供たちが夢中になればテクニックが身に付いていきます。

サッカーをやりたい!と思う子供のための環境づくり指導者研修費として使わせて頂きます。ぜひサポートをお願いします。