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初めての子育てで絵本にハマり年100冊を読み聞かせ。 子育ての難しさを少しでも解消する…

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初めての子育てで絵本にハマり年100冊を読み聞かせ。 子育ての難しさを少しでも解消するため保育士資格を取得。 寝る前の読み聞かせが、親子の平穏の秘訣かもしれない。 5歳と3歳のワーキングマザー。映像制作もする。

マガジン

  • 保育士ママがこうもりの絵本を作る話

  • 親子で絵本を楽しもう!保育士ママのコラム

    子育て中のママ&パパ向けマガジンです。保育士ママである筆者が、絵本選びや読み聞かせのコツ、子どもの成長に合わせた活用法を紹介します。 言語能力や想像力を育てるアドバイスの提案や子育ての悩みにも対応。親子の絵本タイムを楽しむヒントが満載です!

最近の記事

保育士ママが絵本をつくったら、人生が前進した話 (3/3)

(前回のお話) 「はぐれこうもり ねぐらでひとり」 さく・くらつこうた え・みつたけたみこ 制作中のカラーページを公開します。 私たちの絵本を、たくさんの方に見ていただき、子どもの心の声と、彼らとの「つながり」に気付く絵本を、多くの方の手元に届けたいと思っています。 ぜひ、最後までご覧頂き、ページ下部のリンクより、出版クラウドファンディングへのご支援をお願いいたします。 ※制作中の画像のため完成版と細部が異なる場合がございます。予めご了承ください。 Text© S

    • 保育士ママが絵本をつくったら、人生が前進した話 (2/3)

      (前回のお話) イラストレーター、登場。 新作版の打ち合わせをする半年前、7月1日。 汗ばむ陽気の中、私は東京ビッグサイトのクリエイターEXPOを回っていました。 知人の動画制作者のブースに寄るため、新たな学びのため、そして次のフィールドで一緒に走ってくれる仲間を探すために。 その日、大勢のクリエイターのブースを周り、絵本の課題解決と、物語に込めた想いを更に広い世界へ届けてくれる人を、探し歩きました。 そして、素晴らしいイラストレーターと出会い、コミュニケーションを

      • 保育士ママが絵本をつくったら、人生が前進した話 (1/3)

        昨年2022年の10月に絵本が完成してから、瞬く間に1年が経過! 過去の制作秘話はこちらからご覧ください。 https://note.com/h_itdn/n/ne551598a5ae7?magazine_key=mc5d204081a8d あれから、1年後。 私が何をしていたかというと・・・ 次なる目標「この絵本の物語を、より多くの人へ届ける」ために、絵本の新作版を作っていました! 昨年A4冊子として完成したこの絵本は、ありがたいことに身近なみなさんが購入してくださ

        • 忙しいパパにおすすめ!絵本で遊びながら親子の絆を深める方法

          こんにちは!絵本で親子のコミュニケーションを楽しみたい保育士ママです。 最近、お子さんとどんな遊びをしていますか? 絵本を使った遊びは、お子さんの想像力や表現力を育てるだけでなく、親子の絆を深める素敵な時間になるんです。 しかし、毎日忙しいと新しい遊びのアイディアが思い浮かばなかったり、自分にできるか自信がなかったりすることもありますよね・・・。 そこで今回は、忙しいパパでも取り入れやすい、絵本を使った遊びのアイディアをご紹介します。 ぜひ試してみてくださいね。

        保育士ママが絵本をつくったら、人生が前進した話 (3/3)

        • 保育士ママが絵本をつくったら、人生が前進した話 (2/3)

        • 保育士ママが絵本をつくったら、人生が前進した話 (1/3)

        • 忙しいパパにおすすめ!絵本で遊びながら親子の絆を深める方法

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        • 保育士ママがこうもりの絵本を作る話
          11本
        • 親子で絵本を楽しもう!保育士ママのコラム
          5本

        記事

          絵本の読み聞かせで「親子関係の質」が上がる!?簡単チェックシート付き

          育児中のママさんパパさん、今日もお疲れ様です。 絵本の読み聞かせがメッチャすごい!ということを、日々発信している私です。 今回は「親子関係の質」をアップさせる方法をお伝えします。 長い間、世界中の幅広い分野の専門家の方々が「親子関係を良くする研究」をしています。 その中にも実は「絵本の読み聞かせ」が親子関係を良くする効果を示したものもあるのです。そんな素晴らしい研究結果を参考にした実践方法をお伝えします! ぜひ今日から愛情たっぷりの絵本の読み聞かせを始めてみませんか?

          絵本の読み聞かせで「親子関係の質」が上がる!?簡単チェックシート付き

          絵本の選び方〜子供との日常会話からヒントを得よう!〜

          毎日の育児、お疲れ様です! 早速ですがみなさん、絵本を選ぶ際、どのようにして選んでいますか? せっかくなら、子供の成長をサポートするような絵本を選んであげられるといいですよね。 そこで、私が日頃実践している、「子供との日常会話から子供が喜ぶ絵本を見つけるコツ」を5つのポイントでお伝えします。 1.子供の "いま"の興味をリサーチする まずは子供との会話の中で、どんな話題に興味を持っているかを見つけてみましょう。 これはわが家のことなのですが… 「お兄ちゃんの方は新幹線が

          絵本の選び方〜子供との日常会話からヒントを得よう!〜

          親子で絵本を楽しもう!子どもの心にいいこといっぱい!

          毎日の育児とお仕事をがんばっているワーキングママ&パパたちへ 今回は、ちょっとした息抜きになる絵本の魅力をお届けします。 絵本を親子で楽しむことで、子どもの心理的発達にも素晴らしい効果があるんです。5つのポイントに分けて、絵本が子どもの心に与える良い影響をお伝えしますね。 1.言語能力がぐんぐん伸びる 絵本を読んであげることで、子どもは新しい言葉をどんどん覚えていきます。普段の会話では使わない単語や言い方も、絵本の中にはたくさん出てきますよね。 そういった言葉を繰り返

          親子で絵本を楽しもう!子どもの心にいいこといっぱい!

          シャイなママ&パパでもできる!はじめての絵本読み聞かせテクニック

          こんにちは。絵本で親子の絆を深めたい!保育士ママです。 みなさんお家で絵本の読み聞かせ、してますか? 絵本の読み聞かせって、子どもたちの想像力や語彙力を育てるだけでなく、親子の絆を深める素晴らしい機会なんです。 でも、シャイなママ&パパにとっては、自分の声を大きく出すことや表現力豊かに話すことが苦手だったりしますよね。 いざやろうとしても、「読み聞かせって、ちょっと恥ずかしいな」とか「自分にできるかな…これでいいのかな…」という不安がでてきたりします。 今回は、私自

          シャイなママ&パパでもできる!はじめての絵本読み聞かせテクニック

          保育士ママがこうもりの絵本を作る話(8/終)

          前回のお話 9月イラスト制作 文章は出来上がったので、絵に着手する。 3月時点での下書きは、色鉛筆だった。 今回、最終的な製本を「中綴じ冊子」という形式にする。 簡単なカタログや文集に向いている。A4サイズなのにお得。 校正者のM氏がオススメしてくれた、初心者にちょうどいい。 ただ色鉛筆で描いてしまうと、どうしても下書き感が残ってしまうため、 今回は絵の具で仕上げてもらうようにお願いした。 表紙・裏表紙を含め全36ページ分の絵を着彩することになるが、なんとかトライし

          保育士ママがこうもりの絵本を作る話(8/終)

          保育士ママがこうもりの絵本を作る話(7)

          前回のお話 8月1回目のフィードバックからの改善方針は大きく2つ。 ・3人称視点の説明文から1人称視点に変える。 ・冒険的な要素を増やす 3人称視点から、1人称視点へ この説明的な文章では、状況は理解できるが、読んでいても感情が動かない。 一部を主観的な説明セリフに変えてみる。 ピッピの性格が、激しいものから、無気力なものに変わってしまった。 一旦そのまま筆を進めて、冒険的な要素を増やすため、説明文の一部を絵に託す。「絵」の部分で物語の背景を読者に想像してもらう。

          保育士ママがこうもりの絵本を作る話(7)

          保育士ママがこうもりの絵本を作る話(6)

          前回のお話 7月リサーチの方法(1回目) さっそく出来上がった物語を、第三者に見てもらう。 幸い身内に児童福祉関係者がいたので、zoomでレビューをお願いした。 自分でもできるだけ客観視したかったので、Kの下書きイラストに自分の声を吹き込んだ読み聞かせ風のムービーを準備しておいた。 A: 30代女性(母子保護施設勤務経験) / B: 60代女性(養護教諭・定年退職) この2人に、あらすじを伝えて<絵本のねらい>(※後述)を伏せた状態でストーリーを聞いてもらう。その上

          保育士ママがこうもりの絵本を作る話(6)

          保育士ママがこうもりの絵本を作る話(5)

          前回のお話 4月登場人物は大人の代弁者か Kから最初に届いたイラスト付きの下書きは、子育て中の母親目線でみると、とても庇護欲を掻き立てられる内容だった。 私は小さな主人公に感情移入して少し泣けた。 物語を要約すると、 ひとりぼっちのコウモリの子が日常に溢れる数々の家族愛を目にして、言葉にならない寂しさを募らせていく。 ある時、そんな寂しい気持ちを堪えきれずに思わず叫ぶと、そこに救世主のような存在が現れ、 「こうもりくんが さびしいっていわなきゃ こうもりくんのこ

          保育士ママがこうもりの絵本を作る話(5)

          保育士ママがこうもりの絵本を作る話(4)

          前回のお話 3月 月イチでの打ち合わせは、毎回2時間程度対話をする事で進んでいた。 たくさんのアイデアをまとめる為、絵本に込めるメッセージをどれにするか絞っていくことにした。 その頃、厚労省が児童養護施設で暮らす子どもや若者について、原則18歳までとしている自立支援の年齢制限を撤廃する方針を決めたというニュースが注目されていた。 私たちの対話でも、施設にいる間の子供たちの心理的安全性についての話に広がった。 「子供の声を、聞ける人と聞けない人がいるんですよね。」 と

          保育士ママがこうもりの絵本を作る話(4)

          保育士ママがこうもりの絵本を作る話(3)

          前回のお話 物語のテーマと進め方 絵本作りは、お互いの仕事や生活に支障をきたさないよう、 月に一回、zoom会議を中心に進める事にした。 これからKが物語を描き、私はそこに並走して必要な作業を担っていく。 前出の設定案を出した後「あぁ、本当にはじまった…」という余韻の中、私は資料集めに勤しんでいた。 こうもりの生態から絵本の作り方まで、近所の図書館とインターネット検索で、比較的容易に知ることができた。 その一方で物語のテーマについては、じっくりKとの対話の中から見つ

          保育士ママがこうもりの絵本を作る話(3)

          保育士ママがこうもりの絵本を作る話(2)

          前回のお話 創作の土台「図書館学のゼミにいましたよ。」(※) 急に聞き慣れない言葉が飛び込んできたので、一瞬驚いたが、 世の中には面白そうな学問があるものだ。 「へえ!もしかしてKさん、ゼミや趣味なんかで物語を書いたことありますか?」 「いやいや、書いたことはないんですが…」 Kは笑いながら、読書が趣味で最近はミステリー小説が多いこと、 普段ボランティア団体にいて、クリスマスはサンタに扮して施設を訪れること、 前職は児童擁護施設に勤めていたこと。 そんな日常を、初対

          保育士ママがこうもりの絵本を作る話(2)

          保育士ママがこうもりの絵本を作る話(1)

          はじまり 昨年2021年11月25日の夕方。私は神奈川県立プラザ近くの喫茶店にいた。 つい先ほど保育士の資格取得のために、1ヶ月間断続的に行われる実技講習会の最終日を終えたところだ。 コーヒーを2つ持って座った丸テーブルの向かいには、 講習会のグループワークで一緒になった同世代のKが座っていた。 「最後に提出したレポート、無事に通るといいですよね!」と私が言うと、 「本当に。自分の心に素直に書いたので。」と彼は呟いた。 このレポート提出を終えれば、神奈川県内で活動でき

          保育士ママがこうもりの絵本を作る話(1)