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保育士ママが絵本をつくったら、人生が前進した話 (3/3)
(前回のお話)
「はぐれこうもり ねぐらでひとり」
さく・くらつこうた え・みつたけたみこ
制作中のカラーページを公開します。
私たちの絵本を、たくさんの方に見ていただき、子どもの心の声と、彼らとの「つながり」に気付く絵本を、多くの方の手元に届けたいと思っています。
ぜひ、最後までご覧頂き、ページ下部のリンクより、出版クラウドファンディングへのご支援をお願いいたします。
※制作中の画像の
保育士ママが絵本をつくったら、人生が前進した話 (1/3)
昨年2022年の10月に絵本が完成してから、瞬く間に1年が経過!
過去の制作秘話はこちらからご覧ください。
https://note.com/h_itdn/n/ne551598a5ae7?magazine_key=mc5d204081a8d
あれから、1年後。
私が何をしていたかというと・・・
次なる目標「この絵本の物語を、より多くの人へ届ける」ために、絵本の新作版を作っていました!
昨年
保育士ママがこうもりの絵本を作る話(1)
はじまり
昨年2021年11月25日の夕方。私は神奈川県立プラザ近くの喫茶店にいた。
つい先ほど保育士の資格取得のために、1ヶ月間断続的に行われる実技講習会の最終日を終えたところだ。
コーヒーを2つ持って座った丸テーブルの向かいには、
講習会のグループワークで一緒になった同世代のKが座っていた。
「最後に提出したレポート、無事に通るといいですよね!」と私が言うと、
「本当に。自分の心に素直に
保育士ママがこうもりの絵本を作る話(2)
前回のお話
創作の土台「図書館学のゼミにいましたよ。」(※)
急に聞き慣れない言葉が飛び込んできたので、一瞬驚いたが、
世の中には面白そうな学問があるものだ。
「へえ!もしかしてKさん、ゼミや趣味なんかで物語を書いたことありますか?」
「いやいや、書いたことはないんですが…」
Kは笑いながら、読書が趣味で最近はミステリー小説が多いこと、
普段ボランティア団体にいて、クリスマスはサンタに扮し
保育士ママがこうもりの絵本を作る話(3)
前回のお話
物語のテーマと進め方
絵本作りは、お互いの仕事や生活に支障をきたさないよう、
月に一回、zoom会議を中心に進める事にした。
これからKが物語を描き、私はそこに並走して必要な作業を担っていく。
前出の設定案を出した後「あぁ、本当にはじまった…」という余韻の中、私は資料集めに勤しんでいた。
こうもりの生態から絵本の作り方まで、近所の図書館とインターネット検索で、比較的容易に知るこ
保育士ママがこうもりの絵本を作る話(4)
前回のお話
3月
月イチでの打ち合わせは、毎回2時間程度対話をする事で進んでいた。
たくさんのアイデアをまとめる為、絵本に込めるメッセージをどれにするか絞っていくことにした。
その頃、厚労省が児童養護施設で暮らす子どもや若者について、原則18歳までとしている自立支援の年齢制限を撤廃する方針を決めたというニュースが注目されていた。
私たちの対話でも、施設にいる間の子供たちの心理的安全性につい