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保育士ママが絵本をつくったら、人生が前進した話 (2/3)

(前回のお話)

イラストレーター、登場。


新作版の打ち合わせをする半年前、7月1日。

汗ばむ陽気の中、私は東京ビッグサイトのクリエイターEXPOを回っていました。

知人の動画制作者のブースに寄るため、新たな学びのため、そして次のフィールドで一緒に走ってくれる仲間を探すために。

その日、大勢のクリエイターのブースを周り、絵本の課題解決と、物語に込めた想いを更に広い世界へ届けてくれる人を、探し歩きました。

そして、素晴らしいイラストレーターと出会い、コミュニケーションを重ねていきました。

それが、みつたけ たみこさん。

ご自身でもたくさんの絵本やパッケージを描いていらっしゃいます。ちなみに、わが家のこどもたちも、この写真の絵本が大好きです。

全部の絵本を、ルーティーンで読んでます。
昨日は「つきのロボットばあや」その前は「きになる ほしのみ」。

筆のタッチを残した、温かみのある可愛いイラストが特徴です。 

※絵本制作する企業様は、ぜひご本人に直接お問い合わせくださいね!

ぜんぶ、かわいい!

そして、3月、いよいよ、今回の絵本「はぐれこうもり ねぐらでひとり」のイラスト制作を始める準備が整いました。

みつたけさんには、プロジェクトの説明として、原作本&読み聞かせ動画を確認して頂き、作画仕様なども内容を詰めていきました。

その時点で、ネット入稿で絵本を印刷してくれる業者さんに、あちこちで見積をとっていましが、肝心の背表紙の印刷に関して思った様に設定ができず・・・。

そこで、絵本を手がけている出版社さんへ直接相談に伺いましたが、現状のページ数では背表紙は難しいという回答でした。

その後、背表紙問題については、地域の印刷会社さんのご協力で解決することになりましたが、当時は、詳細未定のまま、本編の制作に入って頂きました。

できることころから、ひとつずつ。

3月末日、ラフが出来上がり。

かわいい。表紙は2案も考えてくださった。

今回の絵本の対象年齢にあたる幼児期のこどもたちは、 コウモリが逆さで眠ることを、ほとんど知らないようで、

私が逆さまのコウモリの絵を見せると、「えが(上下)はんたいだよ!」という指摘を何度もされてきました。

そういうエピソードを踏まえての作画案で、検討する時にとても助かりました。

ということで、この絵本ではじめて「コウモリ」という生き物やその生態を知るこどもたちがいる。

ならば今回は、生き物として珍しい特徴である「逆さま」になる姿で描いてもらうことにしました。

新たなアイデアやデザインが入ることで、ひとつの作品を別の角度から見れるようになるのが、チームプロジェクトの良いところ。

ラフ絵から、5ヶ月間。

新たにプロのイラストが入ることで、これまで文章だけで表現していたことを「絵に託せる」部分が出てきいました。

そこで、着彩の工程と同時並行で、文章の整理・リサーチ・調整作業を繰り返しました。

そして、計画通りの8月末。

ついに着彩が完了の連絡がきました。


***


ここまでが、私の1年間の絵本制作での話。

その制作の裏では、もう一つ大きな動きが起きていました。

それが、絵本出版のクラウドファンディングに挑戦すること。

この経緯は、ぜひ、クラファンページから読んで頂けると嬉しいです。

「つながり」に気づく物語の力 子育てに悩むママたちに届ける絵本

https://camp-fire.jp/projects/view/689637

「子育てと仕事の両立の難しさを感じながら、自分の人生の苦難をどうしたら打破できるんだろう…」

そういった悩みから始まった絵本制作。

気がつけば、地域に根付いたママコミュニティとの連携、そして、地域の印刷会社からの応援をいただくまでに、広がっていきました。

今回の、クラウドファンディングのページでは、特に、同じ悩みをもつ、ママたちに向けてメッセージを綴っています。

内容を読んで、ご自身やご家族として共感いただけたら、

ぜひ、この「はぐれこうもり ねぐらでひとり」出版に向けたご支援を、お願いいたします。

この絵本を通して、「つながり」を感じられる世界が広がります様に。

ご支援につながるように、

絵本の全文を、次のページに掲載します。


ぜひ、ご覧頂けますと幸いです。

(続く)