保育士ママが絵本をつくったら、人生が前進した話 (1/3)
昨年2022年の10月に絵本が完成してから、瞬く間に1年が経過!
過去の制作秘話はこちらからご覧ください。
https://note.com/h_itdn/n/ne551598a5ae7?magazine_key=mc5d204081a8d
あれから、1年後。
私が何をしていたかというと・・・
次なる目標「この絵本の物語を、より多くの人へ届ける」ために、絵本の新作版を作っていました!
昨年A4冊子として完成したこの絵本は、ありがたいことに身近なみなさんが購入してくださったり、図書館へ寄贈もさせて頂き、知っていただくことが叶いました。
私にとってそれは新たなスタートラインとなる出来事でした。
なぜなら。完成したA4冊子の絵本がある中で、徐々に次のような課題を感じるようになったからです。
・本棚に置いたときに、背表紙がなく作品名が分からない。
・A4縦サイズでは、対象年齢(年中〜1年生くらい)のこどもが気軽に持つには少し大きすぎる。
・読み聞かせる大人が、本を支える時に手首に負担がかかっている。
・もっと多くの人にこの物語を届けたい。
まずは、絵本を見つけてもらい、気軽に手に取れるようにしなければ、読書体験は起きませんから、その問題を解消するサイズを探していきました。
私は最終的に21cm×21cmの正方形のサイズに決め、新たに「背表紙のある上製本」の制作に取り組んできました。
さて絵本のサイズを変えるということは、元のイラストに、何らかの変更を加えなければなりません。
元々のA4冊子のサイズは、横21cm、縦29.7cmですので、
今回は、元のイラストの縦幅を、約7cm短くする方針です。
元の絵本の様態から、文章やイラストを切り貼りしたり、リサイズするためのスキルが私にはありませんでしたので、新たに描いてもらう必要がありました。
加えて、この物語を伝えるにあたり、作者の中にイメージはあるけれど、"絵"として描ききれなかった描写がある、とも感じていました。
新作版の制作、始動。
私は、これまで共に作ってきた、Kこと、くらつさんに、この話をしました。
この原作版とは別に新作版を作るという打ち合わせの中では、「もっと多くの人に、この物語を届ける」という手段について共感を頂き、
クリエイターとして大きな決断をしてくださった、くらつさんの想いがこの絵本に乗っています。
この後に、ドラマの様な怒涛の展開もあるのですが、それだけでnoteが1本書けてしまうので今回は割愛します。
そうして、新たなメンバーにイラストレーターをお迎えして、新作版を作っていくことになりました。