頭の位置の重要性 日常生活やビジネスにおける影響
我々の頭は、重たい存在。おおよそ4~6kgもの重さを首や肩、背中の筋肉が支えている。しかし、我々がただうつむくだけで、首にかかる負荷は頭の重さの何倍もに増えてしまうのだ。15度前に傾けば12kg、30度でなんと18kg、60度ともなると、驚きの27kgにもなる。
この重さは、我々の自由な動きを制約し、身体を硬直化させてしまう。それゆえに、頭の位置は我々の生活の質を大いに左右するのだ。タンゴのパフォーマンスだけでなく、日常生活やビジネスの活動においても同様だ。だからこそ、我々は良い頭の位置を維持する方法を知ろう。
カンペルラインとフランクフルトライン
ここで、頭の位置を決めるのにあるラインを意識するといいです。そのラインは「カンペルライン」です。それは鼻の穴と耳の穴が水平になる状態を指す言葉だ。このカンペルラインを保つことで、視線が自然と上向きになり、顎が上がる。すると、首の緊張が解けて、胸が開き、呼吸が楽になる。この位置は精神も安定します。
もう一つ、知っておきたいラインがある。、「フランクフルトライン」です。このラインは瞬間的に動くときに使います。このラインは目線と耳の穴が水平になる。ちょっと顎を引いた感じになります。このラインは注意が必要だ。維持すると首が緊張して体は硬直しやすくなる。
日常生活やビジネスでの活用
さて、これらはダンスに限らず、日常生活やビジネスにおいても非常に役立つ知恵だ。デスクワークで首や肩がこるってことはないだろう?そんなとき、この頭の位置の調整を意識すれば、首や肩の負担を軽減できる。
プレゼンテーションや面接など、ビジネスの場面でも使える。カンペルラインやフランクフルトラインを意識することで、自然と良い姿勢が作れて、相手に対して自信と説得力を持った印象を与えられる。そして良い姿勢は集中力を高めてパフォーマンスも上がる。
頭は我々にとって様々な意味で重要だ。思考、感情、そして位置。タンゴ、そして日常生活やビジネスでこのラインを活かそう!
GYU
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