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声に出して読んで、そのシーンを想像して。ショートショートよりも、もっと短い、超ショート。一瞬の後、じわっと怖くなる怪談シリーズ。

1:「僕、忘れ物しちゃったみたい。お姉さんの借りて良い?」
   踏切で首のない小学生が話かけてきた。

2: 心霊スポットで撮ったばかりの動画を、
   友人は何も言わずにすぐ消去した。

3:「お墓から帰る時は決して振り返っちゃいけないよ」
   前を歩くおばさんの髪の毛の間から見えた真っ赤な唇がそう囁いた。

4:「お墓から帰る時は決して振り返っちゃいけないよ」
   前を歩くおばさんの髪の毛の間から見えた真っ赤な唇がそう囁いた。

5:「晴れてるのに」と窓のカーテンを開けたら、
   窓が釘で打ち付けられていた。
   ガラスに映った彼氏が膝を抱えて震えていた。

6: 怪談会で「それはお前だ~」と脅かすつもりで
   子供の肩を揺らそうとしたら、俺の手がその子の体を通り抜けた。

7: 良く当たると言う占い師が、私の顔を見た途端店じまいした。

8: おみくじに、「吉はもう、一生出ない」と書かれていた。

                    つづく


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