短詩「光つかまえて」・・・と写真について

問い合わせが多いので、ちょっと答えることにしました。

私のページで使われている写真の内のいくつかは、昔ながらのフィルムを使って撮影しています。しかも手巻きの２眼レフのカメラ。

フィルム自体はモノクロであったり、カラーであったりその時によって違いますが、ほぼ同じカメラを使っています。

手作りのキットから作ったモノに少し手を加えて、扱いやすくしたもので、巻き上げにコツがあったり、絞りがカンであったりしますが、それがまた楽しいのです。

何より現像が上がってきて、初めてみる瞬間のワクワク感はクセになります。ほわっとした映像の中に、撮った時には気付かなかった「何か」が映り込んでいるかもしれない、そんな風に思えるのです。

そのため、これからも何だか、奇妙な写真を紹介し続けるのです。

・・・悪しからず。

『光つかまえて』

どうやっても触れることは出来ない・・・しかし、温かみがある。

どんな場所も明るくしてくれる・・・しかし、常に影が寄り添っている。

香りも音も味もしない・・・しかしそれらを伝えることが出来る。

あふれる光をつかまえられれば、いや、つかまえなくとも、

この先にある、と感じるだけで、ウキウキと心震わす、未来への希望の手ごたえを信じることが出来るのだ。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　おわり

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