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【映画】美しい雨、美しい恋。【言の葉の庭】

とっても大好きな映画です!

…取り乱しました。


本作は、『君の名は』や『天気の子』で大ヒットした新海誠監督の2013年公開のアニメーション映画です。ショートムービー(46分)なので、気軽に観れる作品です。わたくし、何回観たかわかりません。

まずは↑こちらのプレビュー動画を。百聞は一見にしかず。とにかく映像が綺麗なんです。雨ってこんなに美しいものでしたっけ。そう思いませんか。もはや現実の美しさを超えているので、これはアニメというジャンルなのか、と。これぞ、新海誠!な作品ですね。

簡単にストーリーの紹介を。

物語の中心となる舞台は東京。主人公の秋月孝雄は雨が降った午前中は学校をサボって新宿御苑に寄り、自らの夢である靴作りに励む高校生。そんな彼が雨の降る新宿御苑で雪野由香里という女性に出会います。何度か顔を合わせる中で徐々に雪野さんに惹かれていく孝雄。ただ、何度顔を合わせても雪野さんは自分のことは語りません。そんな謎めいた雪野、実は孝雄との接点が…。美しく、切ないラブストーリーです。

■大好きポイント①とにかく美しい!これぞ新海誠な映像美。

何度も言いますが、映像、いかがですか。めちゃくちゃキレイですよね。雨や光をアニメーションでここまで表現できる。日本の宝です…。

また、僕がこの映像美を推すポイントとしてあげたいのが、「日常の描き方」です。

雨が降る街中、満員電車、家庭での料理、どこか懐かしくも感じる高校の校舎…。ありふれた「日常」が新海誠監督にかかればこんなにも美しく表現できるのか、と。この「日常の描き方」によりストーリーの切なさがより際立っている気がします。

■大好きポイント②人生のポイントとして訪れる「しんどさ」

続いては、ストーリー面について。主人公の孝雄は高校生。自分が高校生であるという現実と、抱いている夢(理想)とのギャップに悩んでいます。これは少なくとも自分も経験したし、人生一度は経験する「しんどさ」の一つではないでしょうか。

そして、ヒロインの雪野さん。職場でのトラブルに悩み、出勤時にいつも一歩が出ません。踏み出したくても踏み出せない一歩。前向きになれない時の気持ちに痛く共感できました。

そんな「しんどさ」を抱える2人が、近づき過ぎず、遠すぎず。そのくらいの距離感で出会い、恋をしていく。あまり恋愛モノが好きじゃない自分ですが、なぜか本作の恋話は何度見ても感動してしまいます…。恋愛モノとして、ではなくそういった「しんどい現実への向き合い方」としても心洗わられる作品です。

■まとめ

寄稿第2回目となり、第1回目の反省を生かして出来るだけ短くまとめてみました(まだまだ語りたいことはたくさんあるのですが…笑)

僕が新海誠監督作品の大好きなポイントは、大好きポイントその1で挙げた映像美が大きいのですが、映像美といっても表面的なキレイさだけでなく、心理描写をキレイに表現出来るその繊細さです。雨や光。そのすべての描写に意味があるのでは、と勘ぐりながら何度でも観ることが出来る。


最後に。大好きポイントその3。

本作品のED曲は、秦基博さんが大江千里さんの「rain」をカバー。この、ED曲の前奏から、歌い出しまでのタイミングが…。もう、なんとも言えず、最高なんです…!!

♪「言葉にできず 凍えたままで 人前ではやさしく生きていた…」

ぜひ、こちらも楽しみに聞いてみてください!秦基博さんの優しい声が、本作の余韻に染み渡ります。

雨の日のドライブには欠かせない曲になっています。


See you next time.

ぐっさん。


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