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1100kgの神輿を運ぶも人の力 (R360 + G-Loc忘れてた)

本記事は連作中の3本目にあたります。
<1本目はこちら>

開発のインタビュー記事を読むとR360の発想の元となったのはオーストラリアの謎の乗り物で、そこからパンジャンドラムケーブルドラムを改造した試験機を作って自分達を人柱にしつつ安全性の高いスリリングなマシンを作りあげていったエピソードを知ることができます。

圧倒的ではないか我が軍は!
(これはサイズ的にもかわいいやつ)

この辺は深堀りするもなにも記事をそのまんま書き起こしたくなる濃さですので、この辺にしておこうかと。

オーストラリアの謎機械、ライセンスを結んだ覚えもないアフターバーナーが動いていたそうです(笑)

実地検証では髪の毛巻き込まれかけたりとかほんと命がけだった模様・・・表にだせる話でこれ(;´Д`)

そういえば記事を書く際に参考にしたスペックシートに「基本的には、係員が一人常駐して頂きます。」との記載があります・・・基本的に?

私が見たことのあるR360は係員の姿はありましたし、人伝で無人のものを見たと聞いた様な覚えもありますが、稼働時に係員を呼ぶ形なのでは?と思ってました。

だってR360がどんなに優れたセーフティを持っていてもそれを易々と超えてくる(笑)のが人間ですから。

R360のシートベルトは稼働中の解除を防ぐ為に搭乗者自身では外せない機構との事なので、結局は言葉遊びというか運用する限りコントロールタワーでの操作と安全装備に対応する係員は必須だったのだと思います。

人死にが出るとお店も困るでしょうしね(゚д゚)

このお洒落なイラストの構図
よく見ると現場猫案件(;´Д`)


R360、そしてゲームセンターの機材に限らない話なんですけど、いくら安全側にマージンを振っていてもそれを予想外の発想で超えていくのが人間です。同時にそれを防ぐのもまた人間です。

R360の安全性はその設計や製造技術だけでなく、保守や運用を行う人の力によっても成し得たものだとモブキャラは想像してしまうのです。

前回R360の安全機能に触れましたが、列挙した要素以外にも手足が飛び出た際の動態センサーや恐らく機能としては提示されてはないものの、安全側に寄る仕組みが多数盛り込まれているかと思います。

それでも想定外を埋める最後の砦が人の存在だと思うのです。

別に良い話にしようと根拠の無い綺麗な言葉を並べている訳ではないですよ。

一応これでも「何かあれば叩かれ、何も無ければ褒められもしない(;´Д`)」社会基盤の整備に携わっていた人間ですので、ゲームセンター等のアミューズメント施設というお世辞にも安全性が担保され難い環境でR360が悲惨な事故と共に語り継がれていない時点で名も無い人々の苦労を推し量ってしまうのは夢想家と迄はいかないのではないかなぁと( ˘ω˘)

前回記事に当時オペレーターをやっていた方からコメントを頂けたのですが、ポケットに品物が入ってないかを確認した直後のプレイ中に小銭が散乱して回収に苦労した話や、搬入時に角材で押し込んでいたら人が挟まれたヒヤリハット(というか事故案件)等やはり見えないところで関係者の苦労があった様です。

そういえば搬入や運営の苦労話もそうですが、設営の苦労話も多くあったのかなと思います。 機材は設置したから即動く・・・というものでもないですからね(;´Д`) トオイメヲ シチャウ

特にR360は繊細な製造工程や搬入時のトラブルを引き摺っていたりと不穏なイベントの種はたくさんありそうですので・・・当事者の方がいたら是非教えてください(笑)

実際、輸送中にメインフレームが歪んだりのトラブルがあった様です。 ちなみにこのメインフレーム周りの製造工程の話も面白くて(文字数)

結局3回に渡ってR360のスリリングなゲーム体験ではなく時代背景や安全性の話ばかりしていた気もしますが、それだけ熱意が込められた筐体が存在した事を書き残しておきたかったのだと思います。

同時に何処か未来でR360を超える体感筐体が生まれる事を強く願っていたりもします。


さて、妄想は止まらずとも私の体験談が既に尽きており、ここらで一旦R360の話は終わりたいと思います。

私のにわか知識だと詳細を語っていく内にボロが出ますからね(笑)

R360に興味を持たれた方は是非御自分でも情報を集めてみても楽しいかと思います。そして自分だけの思い出を発信してみては如何でしょうか?

気がつけば3部作、皆さんここまで有難う御座いま・・・やべぇ、G-Locの事忘れてた(゚д゚) モウチットダケ ツヅクンジャ



<次のお話>

<前のお話>

<電子の光に魅入られて>
先行する4マガジンに放り込めないビデオゲームへの迸る熱い妄想を放り込んでいきます(゚∀゚)


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