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《10》【読書感想】取材・執筆・推敲の教科書(古賀史健)

こんにちは、田中梓です😃
今日は「取材・執筆・推敲の教科書」の読書感想を書きます。

取材ライターであるクライアント様からおすすめいただきました!

ライターの世界が一気に広がる本

この本は文章を書くだけでなく、取材も自分で行う前提でした。

私の中では「取材ライター以外は、文章を書くだけがライターの仕事」と思っていたのですが、その概念が大きく変わりました。

インタビュー記事を書きたい人がいれば、ぜひこの本は一読することをおすすめします!

ライターは文章力だけでなく、空気を読む力・相手の言いたいことを引き出す力・読者の気持ちや立場を想定する力・自分を客観視する力など、数え切れないほど求められるものが多いとわかりました。

読むうちに自信が無くなることも

取材で大切なことや、聞いた内容を文章にして見直す過程まで丁寧に書かれていました。

まさに、ライターの心構えや方法論の教科書だと思います。一度読んで終わりではなく、手元に置いて何度も読みたい本です。

しかし、一方で読み進めるにつれてだんだん不安を感じるようになりました。

こんなに求められる力が多いライターという仕事を、これからも自分は続けられるのだろうか?
今まで文章を書く範囲でしか仕事をしていなかったのに、対面で取材なんてできるのか?
今まで自分が書いた文章を振り返って、クライアントや世間が求めるクオリティをクリアできていたのか?

過去や未来、そして現在もライターとしての仕事ができているのか不安がつのり、自信がなくなっていくのを感じました。

どんな気持ちでライターになったかを思い出す

きっとライター歴が浅い人や独学の人は、特に本の内容に直面する可能性が高いでしょう。

本来のライターがすべき仕事と自分とのギャップを感じ、果たしてこのままライターとしてやっていけるのかと感じられるかもしれません。

私は約500ページ弱ある本の400ページ目までは、そのような気持ちでした。

ただ、最後に進むにつれて、ライターとして成長したい意欲・自信を思い出させてくれる内容となっています。

「読者の気持ちになって文章を書くことが大切」と書いてあったように、この本自体も読者の気持ちにしっかり寄り添ってくれています。

取材をする機会の有無に関わらず、ライターの皆さんには絶対に読んでほしいと思う本でした。

ここまで読んでいただきありがとうございました😊
今後ともよろしくお願いします✨






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