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週刊小売業界ニュース|2023/10/9週

2023/10/9週(10/7-10/13)にピックアップした小売業界ニュースをお届けします。今週のおさらいにぜひどうぞ!


メルカリ、米国でZ世代に照準 対面取引導入を検討 

メルカリは、米国市場でZ世代をターゲットに新しい取り組みを展開。対面取引のオプションや出品プロセスの簡素化を含むこれらの取り組みは、中古品市場と相性の良いとされるZ世代を引き寄せ、苦戦が続く米国市場の活性化を目指しています。また、メルカリはリユース市場とコミュニティ機能の強化にも焦点を当て、取引頻度の増加を狙います。

Google Bardによる要約

日本では中古品売買プラットフォームのトップリーダーとして確固たる地位を形成しているメルカリですが、アメリカでは随分前から苦戦を強いられています。

アメリカで実際にメルカリを使ったことがあるのですが、
問題点として
・簡単に配送できるコンビニのような配送インフラがない
・距離が遠いため配送料が高く、他の地域から中古品を買うメリットがない
・出品者や出品物が提示する品質を信じられない
等をひしひしと感じました。

そのため、Facebook等の出品機能を活用し、素性のわかる人(同じ大学の学生等)から現金・対面受取にて中古品を購入するケースが大変多く見られました。
(教科書や自転車、自動車、家具などもこのように買うケースが多くみられました。)

メルカリは、実は日本のインフラや治安、国民性に支えられ成り立っているのであることを、アメリカでの苦戦のニュースを読むことでいつも感じています。

「アマゾン」を脅かす中国発“激安ネット通販”業者の勢いが止まらない!

中国発のショッピングプラットフォームSheinとTemuがアメリカ市場で急成長。低価格商品に特化し、消費者が配送の遅延を許容する傾向を利用。対照的にアマゾンは配送効率で優れているものの、これらの新競合に対し価格面での対応を模索中。シーインとティームーは米国規制当局からも注視されているが、消費者の低価格志向を捉え拡大を続けている。

Google Bardによる要約

記事では、SHEINやTemuのアメリカへの進出と、それにAmazonがどう対抗するのかについて記載がされています。
Amazonを中心に発展してきたECプラットフォーム事業も、SHEINやTemuの進出により転換期を迎えていると言えるのではないでしょうか。

Amazon等既存プレーヤーが配送の短縮化等のサービスを充実させることにより、結果として生まれてしまった「早くなくてもいいから安く欲しい」という需要をSHEINやTemuが捉えたのだと考えています。

市場で既存のプレーヤーがとても大きくても、あえて丁寧なサービスを取り外したりすることで本来の顧客ニーズにフォーカスできる可能性があり、それが新しい道を切り開くことにつながるのかもしれないと感じました。

いまだ「人手頼み」物流業界の深刻、これからの本当の危機をロボットは支えられる

ForwardX Roboticsは、大型のAMR搬送ロボットを使用して飲料のケースを運ぶ新しい使い方を紹介。これは、重量物搬送を目的とした小売倉庫での利用を想定しており、主にアパレル向けの小物輸送とは一線を画しています。

Google Bardによる要約

人手不足が懸念される昨今、街を歩きながらヒトやモノの動きを考えると自分たちの生活は自分の知らない様々な人のお仕事に支えられているのだなと強く感じます。
その一つが物流です。コロナ禍で人的接触を控えるために通販の流通量が増えましたが、それはコロナ禍でも人的接触を厭わず働いた方がたくさんいたから成り立っていたのだと考え、日頃より感謝しております。

記事では、我々の物流の未来を支える大型のロボットが紹介されています。
小売倉庫のような大型の施設でもまだ完全なロボティクス化が行われているわけではなく、技術の進歩が必要なんだと感じます。
今後、大型の物流拠点のみならず我々にも身近な自宅への配送等「ラストワンマイル」の領域も含め、様々なソリューションが登場すると考えており、またそうなることを願っています。

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