ひびつぶやき

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最近の記事

丸くなったトランプとMAGA

~銃撃を受けて丸くなったトランプ~ 過激な発言や陰謀論で知られたトランプ氏が丸くなっている  全て「民主党、過激な左派の陰謀」とか、より極端なことを言うと「あなたが肥満なのは、製薬会社の陰謀」とか言ってきて、「ディープステートからアメリカを取り戻す!」と言っていた男が嘘のようである。 やろうとしている政策も、減税、富裕層の優遇、また、ガソリン自動車産業の優遇など従来の共和党に近いモノになりつつある。  私は常々言っているのだが「戦うぞ!戦争だ!戦争だ!」なんて言っている

    • 21世紀の平和への道

      ~多くの人に取って第二次世界大戦は「神話」である~ちょこっと見たのだが、今の若者に取って「反戦アニメや反戦映画は、なんか説教臭くてうざったいモノ」なのだそうだ。  確かにそうである。終戦から80年。戦争を経験した人はもはやおらず、多くの日本人にとって、第二次世界大戦は「神話」になった。遠い昔、自分たちと別の国は、戦った、神々の世界の戦争の話で、自分たちと関係のない話なのだと。  私は、日本の近現代史を多少知っているので、あの戦争に至った、無責任で指導力に欠けるメカニズムは恐

      • フェミニズム学の内部崩壊 ~男と一緒に着替えるのは嫌!~

        ~女性学会の内部崩壊~まぁ、タイトルのまんまです。 かつて、マルクス主義フェミニズムは、「男女秩序を破壊すること」で家庭における女性の地位の革命を目指しました。  そのために、男女の境界が曖昧なオカマ、オナベ(もう色々呼び方が増えて、正しい呼び方知らんのでこう呼びます)トランスジェンダー、とかとかを利用しました。  要するに性別は男女2つだけでなく、もっと多種多様である、と。 こうして、男女秩序を破壊すれば、「性の革命が起き、女性の家庭内の地位が上昇する」という理論でした

        • SNS覇道の時代の終わり。 ~優しい嘘と王道の時代へ~

          インターネット掲示板黎明期かつて、SNS、ともすればネット掲示板というのは、罵詈雑言の吹き荒れる場所だった。ワンクリック広告、詐欺、偽アダルトサイト、ブラクラ、精神的ブラクラ、そんなものが吹き荒れる場所であったのだ。  特に匿名の2ちゃんねる(現:5ちゃんねる)はそんな場所だった。 そんな場所では「半年ROMる」(半年間書き込みせず見ることに徹すること)とか、嘘をつく、騙す相手から真実を問いただす「論破」がとても重要だったのである。 彼の「論破芸」も、もともとは、100人

        丸くなったトランプとMAGA

          少子化対策と多文化主義が推し進められてきた、という感想

          Xでこんなポストを見かけた。 これこそが私の考えていた少子化対策である。   こういうのもなんだが、こういう仕組みである。 1.未知の言語と文化を恐れた東京の高級住宅街に住むおばさまはこういうだろう「皆、もっと子供を産め!」と 2.排外主義者の男(女も割とそうっぽい)は、「日本を守るため」と義憤に駆られながら、ムスリムと戦い始めるだろう。生き残った強い男が、女と番い、子を産むのである。 3.そして、差別と迫害にさらされたムスリムや他の外国人からは、そのような厳しい環境

          少子化対策と多文化主義が推し進められてきた、という感想

          核兵器とジェンダー 「社会はこうなっている」と思う気持ちの陰謀論

          タイトルのまんまです。 反核団体が「ジェンダーと核兵器」という偏見まみれのアニメーションを作っていたので、感想です  まず、テーマが広すぎる。女性問題と核兵器の問題、戦争の問題と、反原発運動が混然一体となってグチャグチャになっている。「昔は恐ろしい時代で、今は恵まれた時代」というのも何かしらの偏見だし、社会に対する理解が決定的に足りない。  歴史観、社会観に致命的な偏見。「心優しい女性が政治に関与すればよい世の中になる」という、無理解のせいで、全く社会観がずれている。  (

          核兵器とジェンダー 「社会はこうなっている」と思う気持ちの陰謀論

          アベノミクス時代の総括

          私も個人的にアベノミクス時代の総括を書いていたのだが、 朝日新聞に次のような論考が出た。 左派側から書かれているが、この記事の歴史観やアベノミクスの総括は私の認識と似ている。  有料記事だが、大学教授と言う権威ある人が、安倍時代の歴史を総括してくれたのはとてもありがたいと思う。 安倍氏を支えた3つの右派 この3つの分類でいえば、私は「オタク・リバタリアン」だし そして、私が常日頃、新自由主義の立場から「封建主義を破壊せよ!」と言っている 私が破壊したいのは、この「ネ

          アベノミクス時代の総括

          上野千鶴子先生のメモ

          ちょっとビックリしたので、新聞のコラムをメモしておこう 上野千鶴子氏「クズはクズのままでいろ」要するに、「障害者雇用で働いてください」とのことで、で「クズはクズのままいろ」と言っている訳である。  衝撃的である、「世論を変える論客、上野千鶴子」と言う話を聞いていたが、どこぞの論破王、ひろゆきみたいに「クズは生活保護もらってください」というレベルの意見である  ちなみに、実際の障害者雇用は、社会福祉士がキャリア相談をして、一般就労を目指したり、これからどのようなことが出来る

          上野千鶴子先生のメモ

          ホストクラブのビジネスモデル

          ホストの逮捕ニュース見て思う所がありました。凍ったきくらげです。 私の長年の謎であった、ホストクラブに多くの女性が金を払う理由がわかりました。結論から言えば 「ホストクラブは、風俗嬢の愚痴を聞いてあげるサービスである」 というビジネスモデルです。 ホストクラブの前身元々は東京八重洲口にあった「ナイト東京」という女性用社交ダンスクラブだったらしいです。そこで、一部の男性にのみ人気が集中し、大いに売り上げを上げることになりました。  そしてその男性が独立し、それぞれ社交ダン

          ホストクラブのビジネスモデル

          生理の起源 なんでデメリットを遺伝するの?

          wikipediaで「ウィルス」の項目を見て一日潰してました。凍ったきくらげです。今回はそれとか動物の分類から見た仮説を立てたいと思います。 何故、ヒトの女性は生理を持つようになったのか。その仮説です。 「生理とは、8000万年前、哺乳類に流行した性病である。現代に残る生理はその名残である。」 と、私は考えています。 胎盤の起源 子宮とレトロウィルスまず、ヒトのメスには子宮があります。そして、妊娠期に「胎盤」を形成して胎児と栄養交換とガス交換を行います。  実は、その胎

          生理の起源 なんでデメリットを遺伝するの?

          アベノミクスの終わり。 パレードの終焉

          日銀が国債購入の減額を決定しました。 簡単に言えば「お金を刷るのを減額するよ」ということです。 これで、名実ともにアベノミクスは終焉を迎えたことになります。 私のアベノミクスに対する私見はこちら。 アベノミクス時代で私が一番やった大きいことは、電力小売り自由化のシステムプログラミング、要するに電力公社の解体に一役は買ったと思うので、まぁ、その自己満足でよしとしましょう。(オリパラはデジタル大臣に目にモノ見せてやったし) 取り敢えず、これおいておきますね という訳でパ

          アベノミクスの終わり。 パレードの終焉

          安心しろ、日本に徴兵制の復活はない。

          イギリスが徴兵制度を復活させたがっている。 この動きも受けて「日本も徴兵制復活の動きがあるのでは?」という疑念の世論があるが、私から言わせればほぼ杞憂である。  なぜ、日本で徴兵制の復活ができないのか。別に”若者の人権が”とか言う優しい話ではない。結論から言えば誰も得しないからだ。  その私の言う「誰も」とは、自衛隊、日本の産業界、米国、中国を指している。順を追って説明しよう。 徴兵制のメリットとは とはいえ、日本に徴兵制を導入してもメリットがない訳ではない。これも説明し

          安心しろ、日本に徴兵制の復活はない。

          退職代行という悪魔のビッグビジネス

          SNSで退職代行が話題になっていたのですが、正直思ったよりエグい感じのビジネスでびっくりしてます。 退職代行「モームリ」「退職が言い出せない人」の「退職を代行してあげる」ということで最近、話題のサービスなのですが、  実は、この「退職代行サービス」を運営してるアルバトロス社は実は「転職サービス会社」なのです。  そして、この会社が本当に売りたいものは「退職代行サービス」ではなく 「他社の求人票」なのです。 https://www.alba-tross.jp/categor

          退職代行という悪魔のビッグビジネス

          教育再生会議の終わり 新しい教育へ

          覚えているだろうか、安倍政権(第一次でも第二次でも)の樹立時に「教育が荒廃している」として「教育再生会議」が設置されていた。  彼らの悲願は「愛国心を高める教育」「道徳教育」の普及であった。 まさに、道徳教育、言い換えれば「修身教育」の復活こそ、安倍氏の支持バックボーンである神道政治連盟と日本会議の悲願であり「修身」の復活と「憲法改正」こそが戦後レジームの脱却と定めていた。 安倍派の没落 これは歴史家が後でまとめるだろうが、東京地検の捜査により、安倍派の議員が軒並みスキャ

          教育再生会議の終わり 新しい教育へ

          新しい資本主義の懸念点

          岸田総理率いる「新しい資本主義」戦略は、国家戦略として「アニメ、漫画、エンターテインメント」産業を振興していくらしい。「日本のコンテンツ海外売上は鉄鋼、半導体に匹敵」する、とのことで重要産業として取り上げるそうだ。  賛成なのだが、「国家が推進していくこと」の懸念点を上げておく 論点は大きく二つ ・国家が「正しい創作を指定すること」は弊害を生むということ 国家が正しい作品を作ることの欺瞞昔から言われてることで、芸術作品はそもそも、反権力的性質を持っている。俗っぽいことで言

          新しい資本主義の懸念点

          日本の滅び 二度目の敗戦

          なんとなく書いてるだけだが、恐らく安倍氏の死は現代日本の滅びだったのだろ、と思う(まぁ、滅んでくれてよかったのだが) アベノミクス時代については下記のように書いている そもそも、アベノミクス以前、日本には長い長い不況があった。高度経済を経験した国が直面するデフレーション不況である。 日本も田中角栄時代以後のデフレーション不況にまだ苦しんでいたのだ。 また、台頭する中国などを日本が恐れていた。ちなみに当時は日本はGDP第二位の経済大国で、中国に追い抜かれることを日本の経営

          日本の滅び 二度目の敗戦