退職代行という悪魔のビッグビジネス

SNSで退職代行が話題になっていたのですが、正直思ったよりエグい感じのビジネスでびっくりしてます。

退職代行「モームリ」

「退職が言い出せない人」の「退職を代行してあげる」ということで最近、話題のサービスなのですが、
 実は、この「退職代行サービス」を運営してるアルバトロス社は実は「転職サービス会社」なのです。
 そして、この会社が本当に売りたいものは「退職代行サービス」ではなく
他社の求人票」なのです。

https://www.alba-tross.jp/category/momuri/

そして、「退職代行サービス」でアルバトロス社が得られるものは、「ただ求人者の情報」ではありません。

アルバトロス社が欲しいもの それは「企業の与信情報」


アルバトロス社が退職代行で得られるもの。それは「企業の与信情報」です。
 アルバトロス社は、退職者と交渉をすることで、その企業がどんな仕事をしているか、どんな人が働いているか、という情報を得られることになります。
 ぶっちゃけ、退職者は会社辞めるのですから、その企業の情報は何でも言うでしょう。企業の与信情報や信用情報なんて、正直、現役で取引してる企業ですら欲しいものですよ。
 それをアルバトロス社は「お金をもらって」手に入れられる、というとんでもない仕組みを得たことになります。

バックにいるのは弁護士や労働組合 さらに転職企業もかんでいる

さらに、この会社には弁護士もバックにいるし、労働組合もバックにいることになります。
 そして、「退職者」の情報を得て、求人票を売りたい転職企業も嚙んでいます。

 繰り返しますが、最も恐ろしいのは「完全無料で、他社の内情が流れ込んでくる」この仕組みです。
 もしも、「モームリ」が会社の内情を週刊新潮にでも売ったらどうなるでしょうか。「いなば食品」程度の企業ならあっという間に破産させることが出来ます。
 

いなば食品は、会社の経営層の仕事もそうでしたが、こうなってしまえばもう週刊新潮のオモチャですね。

経済規模だけで言えば、資本金2億円、年商2000億円の企業をあっという間につぶせる圧倒的力です。「モームリ」はコレを手に入れたことになります。恐ろしいですね。

 あと、企業の与信情報が手に入れれば、こんな仕事だって簡単にできます。

経済、政治力、情報力を兼ね備えた圧倒的力

 この黙っていても、他社の情報がぐんぐん入ってくる圧倒的情報力、これこそが「モームリ」の強みです。
 それに、弁護士や労働組合も参加している。会社はどんどん大きくなっている。
 正直、ここまで巨大なビジネスとは思っていませんでした。

他人をやめさせることで会社が巨大化する恐るべきビッグビジネス(他社の「与信情報」が山ほどあると思うので、他業種でも簡単に参入できるでしょう)
 まさしく悪魔的ビジネスですね。よくこんな恐ろしい仕組みを考えたものです。

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