生理の起源 なんでデメリットを遺伝するの？
wikipediaで「ウィルス」の項目を見て一日潰してました。凍ったきくらげです。今回はそれとか動物の分類から見た仮説を立てたいと思います。
何故、ヒトの女性は生理を持つようになったのか。その仮説です。
「生理とは、8000万年前、哺乳類に流行した性病である。現代に残る生理はその名残である。」
と、私は考えています。
胎盤の起源 子宮とレトロウィルス
まず、ヒトのメスには子宮があります。そして、妊娠期に「胎盤」を形成して胎児と栄養交換とガス交換を行います。
実は、その胎盤が形成された原因は子宮にレトロウィルスが感染した、身体と言うのです。
レトロウィルスとは、ヒトや哺乳類に感染するウィルスで、「感染した時、宿主細胞のDNAに、自分のDNAを加えて、変えてしまう」という特性を持ちます。HIVウィルスやヒトTリンパ好性ウイルスなどが代表です。
また、感染しても免疫系が機能しないことも多く、多くが長期間の潜伏期間と重篤な症状をもたらします。
レトロウィルスには大きく二つの特徴があります
・免疫系が機能しない
・宿主のDNAを置き換える
そして、レトロウィルスは「生殖細胞のDNAも変えてしまう」という特徴を持ちます。つまり、卵現細胞や精原細胞に寄生し、そのヒトの子供を「常にウィルスに感染した状態にDNAを作り変える」ということ行うのです。このように、宿主の細胞に組み込まれてしまったウィルスのDNAを内在性レトロウィルスと呼び、ヒトのゲノムの8パーセントはウィルス由来のDNAと言われています。
このように、自然状態で哺乳類の遺伝子組み換えを行うことから「天然のナノマシン」と呼ばれています。
そして、通常、内在性レトロウィルスは通常発言しないのですが、極まれに、新しい内在性レトロウィルスが宿主のDNAに組み込まれ、重篤な病気を引き起こすことがあります。多発性硬化症や筋萎縮性側索硬化症の発現に内在性レトロウィルスが関わっていると言われています。
そして、更にその「内在性レトロウィルスが発現した上で、それを克服する個体が現れると、新しい形質として次の世代に受け継がれる」という現象が起きます。ウィルス進化説というものです。これによって発言したのが「胎盤」です。
つまり、胎盤とは、もともとはウィルスによって卵胞にできた出来物だったのです。
ですので「胎盤の獲得がウィルスによって獲得された形質」であるなら、胎盤の排出、つまり生理も「ウィルスによって獲得された形質」であると私は考えています。
まず哺乳類の始め、有袋類が生まれます
有袋類は、子宮がありますが、胎盤が大きくないため、赤ちゃんを大きく育てることが出来ず、育児嚢に移して育児します。
この有袋類にレトロウィルスが感染。レトロウィルスは二つの効果をもたらしました
・子宮に大きな出来物を形成したこと（胎盤）
・大きな出来物とそれにつながる赤ちゃんは、母体の免疫系を無視すること（異物として免疫系に排除されない、アレルギーが起きない）
この二つのレトロウィルスがもたらした形質により、「胎児をお腹の中で大きく育てること」が可能になりました
最初の有胎盤類、エオマイア
このウィルスによってもたらされた形質によって、「胎盤を持つ哺乳類」が生存競争でリードしたのです。
8000万年前登場した「生理病」
そして、8000万年前、子宮にまた新しい形質が獲得されます。「生理」です。
恐らく、生理を持った最初の動物はツパイ目か、ヒヨケザル目の動物と言われています。
恐らく、コレもレトロウィルスによる形質でしょう。そして、レトロウィルスのほとんどが性感染症であることから、性感染症だと思われます。
症状は女性器から出血すること。
そしてこの「生理病」をもたらすレトロウィルスに霊長類の祖先は全個体が感染。事実上の獲得形質になりました。
そして、この「生理病」は驚くべき効果をもたらしました。妊娠しない女性の子宮を傷つけ始めたのです。
こうして、妊娠しない女性は攻撃的になり、また、子宮内膜症、子宮がんなどえ早く死ぬようになりました。一方、妊娠しているメスは気持ちも安定し、子宮の病気にかかりづらくなりました。
そして、それを見た多くのメスにこのような観念を植え付けたのです
「妊娠しないと幸せになれない」
このように、消極的な性欲（？）をヒトのメスに植え付けたのです。
結論
生理は、「妊娠していないと、情緒不安定になって、不幸な上に早死にする」という恐るべき形質をもたらしました。
「産まない女性だけ、苦しませて、早死にさせる病気、ウィルス」という、アンチフェミニストでも中々思いうかなばない、恐るべき病気です。
まぁ、今は少子化ですから、昔のように5，6人産むのが一番自然なんでしょうが、今は科学技術があります。ピルを飲んで、ホルモンを妊娠中のように偽装する、のが最もよいかもしれません。
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