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逆倉青海
2024年5月5日 21:38
あらすじ古都貴嗣は散歩をすることと写真を撮ることが趣味である。気まぐれに散歩をし、心が傾けば写真に収める。今日も心向くままにどこかを歩き、人と出会ったり出会わなかったり、写真を撮ったり撮らなかったりしながら、その土地にしかない物語に出会っていく。本文三歩目「同じ景色のカーブミラー」 「よし、やっぱりここで降りてみるか」 そう心の中で呟き、古都貴嗣(ふるいち たかあき)は流れるように電車
2024年4月30日 21:39
二歩目「川沿い、流線形の野球少年」パシャっと。 目の前で魚が跳ね、幸運にも古都はその瞬間を写真に収めることが出来た。 古都貴嗣(ふるいちたかあき)はあまり魚に詳しくないので魚種まではわからない。しかし、昨今河川の汚染や外来種の増加などの話は耳にするので、一見すると在来種っぽい小さな魚が跳ねる様子を見れたのはなんだか自然を感じられてとても良い。 古都は今日も気分赴くままに散歩をしていた
2024年4月23日 17:43
一歩目「街角パン屋ふんわり色堂 ウーーー、ドンドン、ドンドン・・・。 背後で電車が動き出した。 それと同時に古都貴嗣(ふるいちたかあき)も歩き出す。初めて来るホームだが、とりあえず階段の方に行けば間違いないのでそちらに向かう。古都と同じ電車で降りてきた人はちらほら、そんなに多くはない。なので、ちょっと危ないがこのタイミングで歩きながらカメラのバッテリー残量とデータ残量を改めて確認しておく。