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5/14 Finally大阪「MAWALOOP」LIVEレポ

こんにちは!灰色です!

前回の名古屋編に引き続き、今回は遠征後編!大阪のサーキットイベント・MAWALOOPに行ってまいりましたよー。

とにかく凄まじいまでに俺得な出演陣に、到着前からワクワクを100倍にしてパーティーの主役になろう状態。

夢中になれるものが いつか君をすげえヤツにするんだ

というわけで今回はFinally以外にも、見られたグループについてがっつり書いていこうと思います。目次をつけましたので、飛ばす方はそちらから移動していただければ幸いです。


来たぜアメ村!!あいにくの雨村!!!

事前に心斎橋PARCOの地下という魔窟を新規開拓してきて燃料も補給完了したため、コンディションは絶好調!!

※PARCOです。
※PARCOです。

ではでは、早速まいりましょう。我がチョイスながら、今回の出演陣はカブキアゲに勝るとも劣らない夢の豪華メンツでした!


【Chick-flick】

スタートはANIMAのトップバッター・Chick-flickから!ちっくをnoteで取り上げるのは初めてですね。

絵本の世界をコンセプトにした東京のグループなのですが、Finallyのようないわゆるロック系とは界隈がだいぶ違うためか、対バンで被ったことはありませんでした。

ではなぜ足を運ぶようになったのかと言いますと、その発端はこちらのお方のこのツイート。




ここではリントの言葉で話せ。



こんなのもありました。


ここか?祭りの場所は…………


これ以上やると記事一つ書けてしまうので一旦やめておきますが、「特撮好きのギャル」としてドルオタからニチアサ勢までに衝撃と戦慄をもたらしているアイドル、たまあんこと環木あんずさんです。


いや、こんなん絶対観に行くだろ。

他にもマントの新衣装が公開されると即座にオージャカリバーを装備したり、我がままに我が道を行っている彼女。

とりあえず百ツイートは一ライブにしかずということで、4月に初めて現場に赴いたのですが……



これがまた、期待を大きく超えるストライクベント



まず、グループ全体としてトラックのスタイリッシュさがすごいです。衣装の感じから、あまり得意ではないキャピキャピ・ふわふわ系を想像していたのですが、その実はとても上質なジャズサウンド!

レトロでお洒落なメロディに、大人の童話とでもいうべきダークファンタジーのスパイスが利いた、大変個性的な楽曲群が揃っています。

初見でも自然に身体を動かさずにはいられない、心地良くもキャッチーな音楽。振り付けも要所は簡潔にまとめられているものが多いため、真似するのも簡単です。必然的にフロアも軽快で楽しげなムードに包まれており、振りコピ勢の多さも納得できます。



そして件のたまあんさんはというと、ダンススキルがものすごく高い!テクニカルな場面はさほど多くないのですが、シンプルな動きの速度感と止め・キレが素晴らしく、関節の使い方を身体で熟知している印象を受けます。

また、表情がくるくる変わるのも楽しく、口を手に当てて驚いたりする仕草が目を惹きつけます。

何よりも感銘を受けたのは、歌パートやソロだけでなく、ステージの後方に回っているときにまで個々の動作のクオリティが一切落ちないことでした。集中を維持することにかけては、並のアイドルとは一線を画しているのではないでしょうか。

また、もちろん特撮大好きっ娘だけあって決めポーズはお手のもの曲中に変身ポーズを取ったりします。

ちっくのステージを一目観れば、決してたまあんが宣伝のためだけに特撮ツイートをしているわけではないことも、コンセプト先行のグループでもないこともお分かりいただけるはずです。私は過去最速で初見→ワンマン参戦決定の流れになりました。


流石にちっくの前置き長すぎるだろ。

そういうわけで、今回も踊れて浸れてとっても楽しい大満足の30分でございました。今回はメンバーの一人・陽向りなさんがお休みということで、その点は残念だったのですが、必ずフルメンバーでまた見てみたいですね。その際には是非、ハードなイントロが大好きな「アンチイノセンス」も回収したいところです!

最後に、ワンマンで加入した追加戦士新メンバーの兎実あゆさんはプレッシャーが相当かとも思われますが、私も心から応援しております。



【アキストゼネコ】

Finallyのレポは最後に回しまして、その出番直後だったこちらから。草野華余子女史プロデュースの5人組ユニット・アキストゼネコです。

4月末には初の主催公演にFinallyがOA出演したため、彼女たちのステージも見ることができました。そのときの記事はこちら。

改めて見ても、やはりダンスのクオリティは相当なもの。加えて、一度見たら忘れられないビジュアルのbabyさん(名前すげえな)が、しばしば高い歌唱力を発揮してくれます。ロック色が濃い中にあって、「駆け抜けて群青」は際立ってアイドルソング然としているのが面白かったですね。


これからどんどん楽曲が増えていくと思うのですが、現在はサビ全員歌唱の曲が多いため、今後それぞれの声の魅力にフォーカスしたパフォーマンスが増えてくると一気に個別ファンがつくかもしれませんね。スーパー余計なお世話ですが……。



【feelNEO】

お次はカブキアゲでも見たfeelNEOでございます。まだ記憶も新しいうちの再会でしたが、関西のイベントだからか前回よりもずっと生き生きと気力が充実しているように感じられました。

各メンバーが10代でありながら既に長いキャリアを積んでいることもあってか、とにかく総合力が高く安定したこのユニット。特に歌はとてもハイレベルで、力強く伸ばすハイトーンを全員が習得しているのには唸りました。


今回のセトリは明るくかわいらしい「エガオガイチバン」から始め、幅広い曲で実力を見せていって「book」で締めるという圧巻の構成でした。同曲の「何も判らないなら 偽物から始めてみればいい」というメッセージ性の強い歌詞も、強く胸を打ちます。

壮大な曲を真剣に歌う様子が実に堂に入っており、ローカルアイドルという言葉では測れない地力の強さを改めて感じましたね。


しかし、今回はFinallyのロッケン級にレギュラーだと思っていた「Kibidango and tapioka rendezvous」が回収できないというまさかの事態に!これはもっと長尺の回を観に行くしかありませんね。きびだんご紅茶に合っちゃうの……。



【ジエメイ】

ジエメイだーーーーーー!!!!

ジエメイジエメイジエメイジエメイジエメイだーーーー!!!!!



ついに、ついにジエメイとFinallyのレポを同記事に書ける日が来ました。

勝手に感無量です。


閃光のごときスーパールーキーから、名実ともに次代のトッププレイヤーへと変貌しつつあるジエメイ。新SEはよりダンサブルで、新曲と合わせてジエメイ2nd seasonといった趣ですね。

この日のセトリはアニメのOPのようにヒロイックな「泥だらけヒーロー」から入り、ピュアボイスが澄み渡る「ワタシスタイル」、英詞で踊り狂う最新曲「Dig Dig Dig」とつないで、至高のエモーショナルロック「レアリゼ」、原点にして頂点「な?」、最後は極大火力の「オートフィリア」という、完璧な構成。

壮大な名曲「Mew」「IRIS」、それに脳が溶けて蒸発する平成の電波萌えソン「ツンからデレまで5秒前」は未登坂でしたが、それを言ったら全曲が捨てがたいので仕方ありませんね。

なお、今回は4/26以来のジエメイだったので(それでも多いですが)、不足分を補うために現状唯一LIVE映像が見られる以下のアーカイブを見返してから参戦しました。4:18:11からがジエメイのターンです。


しかし、今の彼女たちは4ヶ月前とは完全に別物です。り汰姫は声のスイッチという持ち味が一段となめらかになりましたし、ロさんはラウド・ハード系ユニットも顔負けの迫力を帯びています。

また、わずかに遅れて加入したニアちゃんはその分進化も著しく、パワーを増しながらも安定感が抜群になりました。

そして何より驚いたのは、当初から無双の絶対強者だったワナさんの変化でした。野性味あふれる声でえぐるように歌うパフォーマンスが激烈な彼女ですが、私の勘違いでなければこの日はより緩急をつけ、美しく透明な声と破壊力抜群の声をはっきり使い分けていたように感じました。

爆発的な勢いで走り抜ける以前のスタイルと比較すると、パワーの総量は上がりつつも曲中での振り幅をより大きくすることで、ビビッドなメリハリのある歌い方が実現されています。その様はさながら剛柔自在な武道の達人

声楽を納めている彼女だからこそ、能動的に様々なアイディアを試してはパフォーマンスをより洗練しているように思えました。

もちろん、さらっとワタシスタイルのラストのフェイクが進化し続けてるのもワナさん最高ポイントです。ニアちゃんはレアリゼのラストでバグった超ロングトーンを見せてくれましたし、もうマジで化け物すぎるこいつら。


また、開演前にはプロデューサー・やっさんのアナウンスがあったのですが、氏の思慮深さがうかがえるフロアへのコメントはとても好印象でした。ファン層が急拡大しているグループにとって、こうした一種の舵取りはマストでありながら非常に困難なことだと思うのですが、私含めやっさんの示した方針なら素直に信じられるというハオメイも多いのではないでしょうか。

ワンマンのときに感じた通り、サービス精神満点の施策もさることながら、本当に素敵で推せるプロデューサーさんです。


この日の難点はただ一つ、明らかにハコが4人の歌声に耐えられていなかったことだけです。壊れるかと思ったよ。



【Finally】

おまたせ!Finallyの時間だよ!

レア曲を織り交ぜる回とは違い、念願のマワループ初出場とあって今回はフルスロットルのセトリ組み!ワイブレスタートの迫力はやはり格別です。

レコーディング当時にはかなり苦労したとメンバーが語っていた分、進化が顕著に出る楽曲でもありますね。ここのところは「決め」に使える曲が増えてきたことで、いい意味でワイブレ自体の見せ方も進化しつつあるように思います。


2曲目はファイター!コイツはどこで来てもきついんですが、だからといって棒立ちする気にはとてもなれません。心なしか歌い方を変えたのか、アオイちゃんの声量がどんどん増してきていて◎です。折角だし、たまにはティナもサビ歌ってみてほしいな〜。わがまますぎますね。


そこからはラブミー→ロッケンと、タイプは真逆ながらも鮮烈なダンスナンバーを連発。大型サーキットだろうが人気グループが揃ってようが、FinallyはFinallyとして戦うという矜持を感じます。レベルの高さと楽曲の多様性において、彼女たちがこの日集ったどのグループにも負けないのは疑いようもありません。

どうでもいいんですが、最近はキンブレ二刀流してまして。ただラブミーもロッケンも、あとTTとかもクソ激しく動くんで、気がついたらピンクと黄緑とかFinallyに存在しない色を推していることがよくあります。色固定できるだろうけど説明書捨てちゃってさ。

さて、いよいよ本日のメインディッシュ!!燈-touのLIVE初披露です。おさらいとなりますが、MVはこちらからどうぞ。


この日のステージはFinallyにしては珍しいほど、こちらにも緊張が伝わってきました。これは特典会でも聞けたことですが、初回というだけでなく、やはり燈の曲調そのものも緊張の一因だった模様です。シリアスな曲はそれだけ、演者にも集中と緊張を強いるのでしょう。



さて、肝心のステージパフォーマンスですが……


ああ、やっぱFinallyが最強だわ。




すみませんが、この一言に尽きます。

MVで白黒の世界を色づかせたのとまったく同じ、ライブハウスの空気を一変させる存在感。

全員が均等にサビを担う、明確に一つ上のステージへ上がった歌割り。

もはやキャパ500人以下の会場では、到底この曲のパフォーマンスを受け止めきれません。


歌の面でまず驚かされたのは、リンちゃんのオーラと説得力!ひと言ずつを丁寧に大切にする彼女の良さが存分に出ていて、まるで何年もこの曲だけを歌い続けてきたかのようです。敬愛するtakaさんの曲とどれだけ真剣に向き合い、魅せ方を考え抜いてきたかが瞬時に伝わり、鳥肌で心底震えました。


そして、大サビでのはるちゃんがまたとんでもない!ファイターで既にすさまじいパワーを見せていましたが、それすら序章だったと思わされる大爆発。

どちらかというとはるちゃんは安定感の人だと思っていたのですが、とんでもない。しなやかさを保ちながらも規格外の力強さを発揮したその姿は、ロックバンドで一人ボーカルを務めていると知らない人に伝えたとしても全く違和感がないでしょう。


そして、ダンスはもちろんダンス番長!MVの見せ場の一つがジュリ千手観音のシーンですが、Twitterに上がっていた動画を見て心底恐ろしくなりました。

6人組がLIVEの初回であの完成度を出せるのは、どう考えても異常です。正直に言って同じモーションを取り入れたアイドルは何組か見ましたが、比較は良くないと思いつつも次元が違いすぎて笑えてきます。

また振り付けという点から言えば、最後の決めポーズも超絶カッコいい!!MVで映った金環日食の光輪を彷彿とさせる、人体が織りなす曲線の絶美。照明と相まって、誇張でなく神々しさが漂っていました。言葉を失うシルエットの眩しさ、こればかりは屋内の演出が野外に勝るかもしれません。

そして、何をおいても最推しのティナの熱唱はやっぱり最最最ー最・高高高高!!

表情によるメッセージング、全身を使った感情表現、無敵の声量、まっすぐに光を放つような歌唱法の何もかもが、壮大な曲調に完璧にマッチしていました。


もちろんメグ・アオイのパートも含めて他にも見どころは山のようにあるのですが、それは次回以降に取っておくのをお許しください。

決してフロアを沸かせたりバカ騒ぎを誘発する曲ではなく、対バンでの扱いも簡単ではなさそうな燈ですが、それだけにワイブレ以上に練達のほどがよく分かる曲になっていく予感がしますね。

トラック自体も、ピアノワーク超速ドラムビートの部分は音源からガラリと印象が変わりましたし、展開に緩急があって静かに歌い上げるパートも素晴らしい燈-tou。実現できるかは別として、何回かは是非声出しなしでも見てみたいところです。


ここでフィニッシュでも十二分の満足度だったのですが、最後はTTで騒いで締めに。トリTTは何気にかなりレアな気がします。

しかしまあ、いよいよFinallyもほぼMC・告知なしの25分6曲がデフォになってきましたね……。TOUGHだ……。



というわけで、超パワーと超スキルのぶつかり合いとなった夢の狂宴はこれにて終了!


カブキアゲ同様、他の会場は見ていないので大手グループのこととかは分かりません。

分かりませんが、それでも言わせてください。


Finally。

ジエメイ。

こいつらには、このハコは狭すぎる。


中小規模のライブハウスならではの良さ、距離感が近いからこその楽しみ、もちろんそういったものもアイドル対バンの醍醐味でしょう。

しかしながら、これほどの超人大戦ではもはやそれどころではないと感じてしまいました。

音も、広さも、全く足りていません。

会場の諸条件が、そのままモンスターユニットたちに対するリミッターになってしまっているような気がしました。


ですが、あるいはこんな歯痒さもすぐに懐かしくなるのかもしれません。

Finallyとジエメイ。

次に対バンで競演するときにはこの両者とも間違いなく、想像もつかないほどに進化を遂げていることでしょう。

こいつらにはもう、サーキットで一番の会場をあてないとどうしようもない。

イベンターがそう思って当然なレベルへと、この怪物たちはすでに達しつつあります。




ジュリちゃーーん!!

やっさーーーん!!

ツーマンよろしくお願いしまーーす!!!






最後に、少しだけ。



この日初めて直に見た、燈-touのサビを歌うティナの表情。


それを言葉にすることは、私には不可能でした。



あまりにも、あまりにも美しい。

ただ、ただ、ひたすらにカッコいい。

その瞳の中に吸い込まれて、自分がどこにいるのかも分からなくなる。



初めてステージの上の彼女を見たときのことを、一人で思い出していました。

あと何回、このひとのLIVEを間近で見られるのだろう。

あと何回、チェキを撮ってくだらない話をしたり、その魅力を直接伝えたりできるのだろう。


燈-touのMVを見て何よりも先に抱いた想いは、この日を境にいっそう強くなりました。

ほんのわずか先の未来には、きっと彼女はもう、遥か遠くの存在になっているのでしょう。

誰とも比べものにならない、奇跡のひと。

せめてもう少しだけ、その姿を目に焼きつけさせてください。






今回の記事はこれにて終了です!!

お読みいただきありがとうございました!

それでは、またお会いしましょう!


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