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4/29Finally渋谷「brute eyes vol.2」 LIVEレポ

こんにちは!灰色です。

久しぶりにFinallyのLIVEレポでございます!まいふぁい連載時と比べるとあっさりめになりますが、ご容赦ください。

さて、本日のイベントは草野華余子さんプロデュースのアイドル・アキストゼネコ主催対バン!草野さんといえばこのnoteでも誇張抜きに100回くらい書いてきた通り、Finallyの代表曲の一つWILD BRAVEをフルプロデュースしてくださったお方です。他にも鬼滅の刃のOP・紅蓮華を作曲したり、FANTASTICS from EXILE tribeや西川貴教兄貴へも楽曲提供をしていたりと、とにかく超絶すごい令和を代表するミュージシャンの一人。

そんな草野さんが満を持してプロデュースしたアイドルが、このアキストゼネコです。デビューが先月の19日ということもあり、まだ直接パフォーマンスを見たことはなかったのですが、当然ながらずっと気になっておりました。

アー写から伝わる強者感

Finallyにとってのアキストゼネコは、いわば恩人の愛弟子であり秘蔵っ子のポジション。対バンともなれば、少年漫画・スポーツ漫画的文脈からも熱すぎる組み合わせです。その日が実に待ち遠しい……と思ったのですが、今回早くもオープニングアクトという形で本日その機会が巡ってきました。

ジュリちゃんをはじめメンバーも「爪痕を残したい!みんな集まって!」としきりに呼びかけていた本日のLIVE。尺こそ短時間ではありますが、精一杯盛り上げるためにワンマン以来の参戦となる先輩と2人で行ってまいりました。

今回の会場は渋谷WWW。私は初めてだったのですが、映画館のように客席が階段状になっており、高さがあるため後方からも見やすいホールのような作りになっていました。人数ほどの息苦しさを感じることのない、いいライブハウスですね。

そしてこの対バンですが、なんと無銭=チケット無料!その上会場で初めて知ったのですが、ドリンク代不要の本当の0円LIVEです。しかも普通にチケットはもらえるので、飲み物まで主催の奢りということに。無銭(+2D)みたいなイベントも珍しくない中、太っ腹すぎます。お酒も選べたし。無銭を大々的にアピールしながら(+2D)で、選択肢がカップ入りのソフトドリンクのみ(ペットボトルの水も無し)というイベントに先日行っていたので大層感動しましたよ。

その効果もあってか、チケットは予約分が受付終了(販売ではないけどSOUL’d OUT)という盛況っぷり。開始10分で取った私でも200番オーバーという凄まじさで、最終的には会場キャパの500人分ほぼ全部が出たようです。とんでもねえな。

では、いつも通りセトリをどうぞ〜。

・Finally

横に6人並ぶフォーメーションからのスタートはTT!ガールズロックグループとしての色を強く出すときにはTTスタートが今でも多いですね。縦ノリジャンプは初見でも問題ないですし。どう見てもtrash!のところのはるちゃんの声が毎回大きくなっていってとてもグッドです。

前方は別グループのファンの方々が主だったのですが、至近距離でのFinallyとFimillyの圧によってすぐに手を上げ、拳を振り、身体を揺らしはじめてくれました。初見組にも有無を言わさず熱が波及していく、この様が見たかった!

また、階段状の客席と並んでWWWには大きなメリットがもう一つ。それが前方の両端と中央に3つ位置する台(足場)です。上に立つと相当な高さで客席にアピールできるため、今日のFinallyのパフォーマンスを引き立てるのに大いに役立ってくれました。特にツインタワー🗼🗼の迫力は凄まじいものがあります。

続いては、今日間違いなく演るだろうと全員に確信されていたワイブレが2曲目に。もはや何回レポ書いたかも分からないですが、今日は一段と気合いが入っています。特に左右の台を利用してのジュリンカラップパートが楽しい!空間をいつもよりも広く使って、大いに盛り上がりました。

草野さんがFinallyの生ステージを見たことがあるのかどうかは分かりませんが、少なくとも0326ワンマンは恐らくご覧にならなかったはずです。(ツイートをお見かけしなかったため)

もちろんこれも想像の域を出ませんが、収録時から半年強という間にFinallyがここまで成長したことには、草野さんもきっと驚かれたのではないでしょうか。勇躍のきっかけを作った恩師に対して進化と真価を存分に見せつける、貫禄さえ感じさせるパフォーマンスでした。

3曲目は安定と信頼の君エール!ファイターを予想していたのですが、全体のバランスを取る方向で組んできました。TT・ワイブレ・君エールは死角のないFinallyスターターキットみたいなものですからね。

WWWは地下のライブハウスとは思えないほど高さがあり、小箱のような息苦しさがないため、君エールの爽快感がいっそう楽しめます。はるちゃんやティナの遠くへ届かせる歌い方はやっぱりこうした会場で披露されてこそですね。

これは特典会でジュリちゃんも話していたのですが、君エールは3人がサビでフロントに出る構成のため、台がこれまたいい仕事をしてくれました。きっと上の方のお客さんにまで笑顔でエールを送れたことでしょう。台に乗ったアオイちゃんがとっても楽しそうで何よりでした。

そして、OAとして会場を盛り上げるということはもちろんラストはこの曲。皆勤が途切れても何のその、ロッケンです。こないだ「ぶっちゃけもう飽きたでしょww」と言われたのですが、飽きてはいません。ただもうそろそろ味わい尽くしたので新規で書くネタがあんまりなくなってきただけです。

と言いつつ、今日通しで見ての感想にもなるのですが、やっぱりメグは歌だけじゃなくダンスも超カッコいい!!ロッケンのソロのところとか、TTでジュリちゃんと一緒に飛び出すところとか。特に全身を捻る動き(ツイスト?)が抜群に決まっていて、まるで彼女の周りだけ風が巻き起こったような感覚を覚えます。

何でもかんでも大谷翔平に例えるのは本当に安っぽくてどうかと思うのですが、メグに関してはマジで他にこの無類の二刀流を表現する言葉が見つかりません。

しかし、ダンスといえばやはりジュリちゃん。何度も書いているように君エール2番での表現等々が本当に素晴らしいのですが、彼女はとにかく指先にも表情にも本当に神経を行き渡らせていて、全く隙がありません。イントロ・アウトロ・曲間も含めて、いつ目を向けても圧倒されます。

メインで歌うパートの気迫では他のメンバーも相当なものがありますが、それ以外の時間での集中力はジュリンカの年長組がやはり抜けており、さらにジュリちゃんはダンスのモーションに隈なくそれを反映しています。

一方のリンちゃんは、メンバーの歌にも耳を澄ませながら絶えず同調し続けることで、自分のパート全てで最高の歌唱を披露できるようにしているというイメージですね。

さて、Finallyの話はいったんこの辺にしまして、対バン相手さんのメモだけ。今日は全てのグループが初見でした。


・PRSMIN

衣装が白ピンクのパステルカラー。かわいい系のようですが、今日は対バン相手に合わせてロック色の楽曲でセトリをまとめてきたそうです。

・tiptoe

休憩に入っていたので終盤だけ。制服っぽい衣装にあどけなさと愛嬌が際立つビジュアル、王道の歌。この日多分動員数と湧きっぷりでは一番だったんじゃないかな?サイリウムの量がなかなか凄かったです。

・CYNHN

スウィーニーと読むそうです。実は何回か名前だけ見かけていて、その度に名前検索してました。

初めにSEなしでするっと入場してきたところからもう異色感。衣装はネイビーで統一されており、落ち着いてとってもお洒落。また楽曲も非常に印象的で、アイドル的な湧き曲がほぼ皆無のセトリ。聴かせることに特化していました。ここまで振り切っているのは本当に珍しく、とても好感を持ちました。次のワンマンで6周年だそうで、かなりのベテラン選手ですね。

楽曲を最大限に活かすためにメンバーも相当に歌唱力を磨いていることが見て取れましたが、なかでも金髪の綾瀬志希さんはズバ抜けて上手い!声量のレベルが段違いでしたし、声の出し方がアイドルではなくアニソンシンガーのそれです。水樹奈々・LiSA系ですね。ただし、グループの方針としてサビを全員で歌うのが基本のようで、彼女の全力サビを見る機会がなかったのは残念でした。

志希さんについては正直ソロライブを見てみたいレベルでしたので、対バンで見られそうならまたチェックしてみます。

・アキストゼネコ

本日の主催にしてトリ!噂のアキストゼネコさんです。名前の由来って何なんだろう。あとだいぶ呼びづらいんで早めに略称決まらないかな……

なんとなくセクシー系という印象だけあったのですが、最初にめっちゃパンクな見た目の方が入場されてくるや否や「てめえらを×しに来ましたアキストゼネコです!」って言い放ったのでブッたまげました。どういうこと?

でもって本編のパフォーマンス。代表曲のMVを見た程度でほぼ予習なしだったのですが、とにかくダンスが凄い!ソリッドかつ流麗なFinallyのパフォーマンスとは違い、全身を使ったセクシーさで押していくK-POPライクなムーブが目立ちます。

しかし、このグループの強さはそれだけではありません。草野氏が手がけた楽曲群によってキャッチーなケレン味を、ブラックレザーが中心のパンク系衣装によってアグレッシブさを、そして初見でも伝わるメンバーの個性が野生味ともいうべきエネルギーを、それぞれ絶妙なバランスで加えています。

総じてこのハイブリッドさが鮮烈なインパクトで、とても結成1ヶ月のグループとは思えませんでした。末恐ろしいとはこのことですね。

そんな「セクシーで尖っててカッコいいお姉さんたち」な印象を残したアキストゼネコでしたが、MCはというと……初々しさ全開でかなりのポンコツ具合。これはむしろ洗練するよりもギャップ路線で行くと中々いいんじゃないでしょうか。

ダンスが強くてここまでテイストを特化しているグループは、ライブアイドルにもさほど多くない気がします。トレンドを取り入れて変化・進化していくのか、それともこのスタイルを貫いていくのか。何せまだ走り出したばかりのグループ、その可能性は未知数です。とにかく気になる度は爆上がりしましたので、次に観る機会を楽しみに待ちたいと思います。

というわけで、大盛況の公演が終了!Finallyここにありという横綱相撲を味わいつつも、CYNHNの聴かせる楽曲、そして何よりアキストゼネコのパワフルさが非常に強い印象を残してくれた大満足の対バンでした。

と、ここで順序を前後させまして、当日のFinallyのMCについて補足させてください。

実はTwitterスペースの期間限定無法地帯#ラジナリーにて、この日のLIVEでの情報解禁が予告されていました。告知の告知ですね。「情報量はかなりある」という謎の言葉が気になっていましたが、私は割と現実路線に「イナズマじゃないロックフェスの出演決定だろうな〜」と予想しつつ、大喜びする準備だけはして会場に赴きました。

そしてMC。


「このあと18時から、新曲トウ(?)のMVがYouTubeにて公開されます!」

「各サブスクの配信は日付が変わった0時解禁です!!」


「そしてなんとこの曲が、『ひるおび』5月度のエンディングに決定しましたー!!」



いや。

いやいやいやいやいや…………。

ワンマンに向けた5ヶ月連続配信って何だったん????

半年毎月出してんじゃん???????

メグこないだインスタライブの配信で「毎月作業しとったから新曲ないとさみしいわー。メグが最後に作詞したの決別やし、また書きたいなー」とか言ってたよね????


あと地上波全国ネット週5放送って何……???マジで何……………………?????



対バン終了1時間後。










おわり

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