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【Vol.32:グラヴィスお話会(2023年3月某日)レポート③ 】

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私たちの身体も『見えるもの』と『見えないもの』、そしてグラヴィスでは重力と言っていますね、『重力調整』。
 
重力ってよく耳にしますけど、物と物を引き寄せる力、そして重さ。
 
僕らは太陽系にいる訳だけど、太陽系の太陽って、質量となるとどれぐらい地球と違うと思います?
太陽系と言われている、すべての惑星の全体の質量となると、だいたい99%。
もうほとんど太陽の質量になるんですよ。太陽ってものすごく重い。
 
だから重力っていうのはもの凄くて、全部を引き寄せている。
そして太陽の周りをグルグルと回っている惑星も、重力がなかったら一瞬にして全部バラバラになっている。
重力があるから安定して全部回っている。
 
寝たら必ず翌朝太陽が上がって、太陽が沈んだら月が出てくるみたいな、こういう一日というリズムが、どうして出来ているか?もうこれが重力。
 
だから重力が無かったら、私たちの一日いや、太陽もないし、土地ももちろん地球もないし、月もない。あなたもここに居ない。
つまりもうどっかに、宇宙空間に漂っているかもしれない。
 
 
自然界には、4つの力があると言われています。大きい力、小さい力、電磁気力そして重力。

で、重力はどうなっているかというと、あまりにも小さくて、他の3つに比べると訳が分かんないんですよ。
つまり、この3つの力(重力以外)は自然界の力ではっきり統一することが出来るけど、重力はあまりにも小さいので統一のしようがない。
どうして重力だけが小さいのか、これが最も疑問だった。
 
今どういう風に科学者が考えているか、これは『次元を超えている力じゃないか』と言われている。
『次元を超えている』って何?次元って分かります?
 
最近次元を超える力を、私たちは自分の生活の中で使っている。一番いい例をあげましょう、カーナビ。

カーナビって、一台一台の車に行き先を入れると、そこへ一時間後または何時間後には着きます、と間違いなく出るでしょ?どうしてそれが出来るの?
 
カーナビは、アインシュタインというあの有名な人が、E=mc²という式を出し、相対性理論という見方を示した。
mは物質の質量、cというのは光の速さ、光の速さに二乗したものを掛けたものがE、つまり物質のエネルギーです。
 
こういうことを、一般相対性理論というあの有名な理論の中で、初めて彼が説いた。
最初はみんな目が点になったけど、でもだんだん証明されてきて、2015年にこの重力の波、『重力波』というものが検出できました、初めて。

でもその前に、既にカーナビができた時点で、2万キロの上空飛んでいる衛星と、Tさんの車が繋がっている。
4つの衛星と繋がりながら、Tさんの車が動くと、繋がっている衛星が『その方向からこの車はどこに動いていて、時速はいくらで・・・』ということを、カーナビは全部計算してTさんの車に行き先を教えてくれる。
 
僕らがいるのは何次元ですか?
例えば、一次元というのは、線の世界。面の世界は二次元。
そして奥行きが出てくると、三次元。カーナビの世界は、時間と空間の世界。
時空の世界だから、これは四次元なんですよ。
 
私たちは三次元の世界に住みながら、もう既に四次元を使っている。
それは『カーナビ』という、一般化された機械で情報を読み取って、自分が行く方向にセットすることで間違いなくそこへ行ける。
それは衛星という科学技術が発達したことによって、アインシュタインという天才が解いたE=mc²、これによって時空、一般相対性理論という概念を物の見事に反映させた世界が、既に僕らの日常生活の中に入っているんです。

 
「時空ってなんか遠い話、四次元って遠い話」って、思ったかもしれないけど。
ところが既にカーナビで、その世界を取り入れている。
だんだん私たちが、重力の世界と呼応しながら生きている、ということが現実になってきている。

 
人間というのは、比喩することでその環境と自分の中を繋ごうとする。
つまりは『いのちのなかとそと』を繋ごうとする。
 
月と太陽と地球、まさにこれ(写真①)ですね。


写真①

月と太陽と地球、これが一体になった時にどういう風なイメージになるかって、描いてある。
で、なぜか妊婦さんに見える。

つまりいのちが繋がって、見事に中と外が繋がる、という事を表現しているように見えるわけ。
これは僕の長女が描いた。でもあんまり詳しく説明しなかったから、ただ僕がグラヴィスをやろうと思ったときに、ちょっと説明して、それで描いてもらった。

 
もう一つはこれ(写真②)ね。

写真②

この点点点は、『身体の拠りどころ』と言っているけど、重要なポイントが『ものとしての身体』と『心としての身体』と、二面性があるということ。これをいかに相対的に調整していくか。

その調整ということは、大島紬という僕が実際に体感・体験していた世界のことで、比喩することができる。
 
だから例え話として、自分が実感したものとして話していくと、相手には伝わるはず。
自分に実感が無いことだけを理屈で言ったとしても、絶対に伝わらないと思います。
 
 
この帯がなぜ良いかというと、時空という四次元の世界の重力の力を利用して、実は調整をやっている。

グラヴィスでは、「ゆっくり動いてください」「力を使ってはいけません」と言います。それでゆっくり動いている。
じゃあその、ゆっくり動く、力を使わない、ねじらない、どうしてそう言うのか?
 
それは身体という、いわゆる『臓器』として捉えているんじゃなくて、細胞として捉えている。
細胞として捉えた時に、僕らは目に見えている臓器も全部細胞ですか?
この世界(細胞)に入っていったら、間が空いていると思いません?
細胞が丸いものだとして、非常に空間が空いている。
 
時空のバランスを取りながら、勝手にゆっくりナビゲーションをやっていると、その感覚がどんどん自分の中に伝わってくるんです。
これは次元を超えて調整しているから、初めて出来るんです。

「バランスを取ってください」と言っていたのは、実は時空を超えて自分の身体を自分でナビしてる。
だからグラヴィス帯で自分をナビゲーションする=『グラヴィス帯ゲーション』と言っている。
 
自分で自分の身体を『どこに持っていこうか?』、それはひとり一人自分で決めてください。
 
そうすると、自分の持つ能力の全てがそこへ向かう。向かう時にズレていると苦しいんですね。
だから身体に症状として色んなものが現れたから、グラヴィスと縁する人もいる。
でも、何も無い人でもやったら心地がいい。

 
僕らの考え方、もしくは意識、それから心というものが何次元にあるか?

これはもしかすると、全ての次元に渡って、自分たちの心というものが身体と繋がりながら調整している可能性があります。
そういうことはあまり誰も言わないし、聞いたこともないし、またその調整方法を見たことも無い。
だけどあなた方はやっている、と僕は思っている。

グラヴィス帯ゲーションは、病気のための治療法ではありません。
私たちが経験するこれから先の時代は、もっと次元が非常に複雑になってくる。
 
 
僕みたいに、何も専門的な教育を受けていない人間が、どうしてこういう事が出来るのか、それはあの酔っ払いのおじさん、あのおじさんが言った、「お前の疑問だろう」と、「お前がそれを説明しろ」と言われたあの瞬間にあるような気がします。
 
帯が『自分のナビゲーション』。
自分がどこへ向かい、人生のどこに向かいたいのか、それはお一人お一人で全部違う。
KさんはKさんの向かいたい方向があると思う。そしてあなたの周りにいる人は全然違う。子供さんも違う。
 
でも、時空を超えてひとりが調整し始めると「できるんだ」という、喋らなくても身体がちゃんと整ってくると、周りがそういうのを感じるのか、自然に流れが出来てくるんです。例えるならば職場環境という面で。

Kさんが調整したら、必ずKさんが「心地よい」と感じた方向へ流れてきます。不思議なんです。

 
今の時代にカーナビは普通だけど、次はもう『身体をナビゲーションする時代』がやってきた。
それははっきりと、今の時代という、今の時代が作り出した環境の中で人が生きていかなければならないから、不可欠になってきた。
 
 
だから野球の大谷翔平選手みたいな男がでてくる。
つまり、自分の考えを表現しようとして、ずっと懸命にやってきて、彼が見つけた世界観っていうのが今回のWBCで現れましたよね。

だから日本中、いや世界中に『一人の人間の世界観を現実のものとして見る』、というのは初めてのことだと思う。だからあの人はすごいと。
自分で自分のナビゲーションをやっている。

私たちも日常の中で、自分が果たす役割というのが必ずある。だから生まれてくる。
だからYさんとして生まれている、だからKさんとして・・・。
 
全員違うんですね。また全員違うというところに、身体を調整するという人間の責任があると思う。

そういったことを可能にしていく力が重力にある、ということを感じたので、マクロとミクロの世界をずっと追及して、僕は何も専門的にやってないから、全体感として世の中を見ようという風に思っているわけ。


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岩城安宏(Yasuhiro Iwaki)|note

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