見出し画像

【サスティナブルショップ】商品価格とコンセプトのジレンマ

今日は子供達とオーガニックファームの家畜に
我が家から出た野菜の不可食部分を与えに行って、
その後は新しく出来たリフィルショップへお買い物に。

いつもお世話になっているオーガニックファーム


こちらが「ゼロゴミ」をコンセプトにした
リフィルショップのペティオールです。
2階とテラス席はヴィーガンレストランになります。

ペティオール バーレーン

店内はリフィルショップなので、
この様な手動のバルクから持参した袋か瓶に詰めて買うシステムです。
必要な量をしかも中身だけ買うことが出来るので
家庭ゴミの量を減らしたい方には最高のコンセプトですね。

お米、粉類、豆、パスタなど種類豊富

何かとプラスチックゴミが出やすいシャンプーやボディークリーム、
オリーブオイルなどの液体系も計り売りしているので
トータルで揃えることが出来ればかなりサスティナブルな
ライフスタイルが実現できます。

奥の陳列は非食品

ですが問題はやっぱりお値段でしょうか。
私の感覚で見るとどれも高すぎますね。
オーガニックとは言えフルーツティーが100g以下で586円とは。
これなら近所のオーガニックストアで普通に缶に入った
お茶っ葉を買って来ます。

たった88gで586円のフルーツティー…高かった!

どうしても販売スタイルをサスティナブルにこだわると
値段が反比例(優しくない)してくる現象は免れない事実として
受け入れるしかない。
けれども世界中にサスティナブルを広めたい!そんな思いとは裏腹に
多くのお客様は「高いから”たまに”でいいね」となってしまう。
これがエコやサスティナブルショップがなかなか
全世界に広まらない理由 ”特別な日需要” なんだろうなと正直に感じました。

結局日々の食費ベースで考えると、
サスティナブルやオーガニックストアは一般人には受け入れてもらえない。
結果、買いに来るのはお金に余裕のある人に限られてきて
そこから得るいい情報や健康食材も全て富裕層に偏って流れて行くのが
世の仕組みなんだろうなと、
少しもどかしい気持ちになります。

持続可能な社会とは言え、
今もこれからも
実はサスティナブルを一般人に広く認知させ浸透させるのは
至難の業であることがよく分かります。

そして、どんなコンセプトであろうがお店を出すと言うことは
そこで儲けを出さなければいけないわけだから、
エコのコンセプトとは対極的なイメージを持つ”儲け”との
バランスを取るのは
あらゆる場面で困難な理由が容易に想像できます。

また購入する側も、
昨今のエコやサスティナブルの流行に関して
それが自分の生活にどんな学びを与えてくれるのか?
そこから得る哲学は一体何なのかを「お洒落な雰囲気」に騙させれずに
シビアな目で見極める必要があります。

ペティオールはコンセプトとしては最高ですが、
継続的に購入が苦しいお値段と言うことで
我が家では選ばないお店のリスト入りにしましたが
継続可能な働きかけや、持続可能なエコライフは
実際に自分で足を運んで買ってみて、
使って味わってから初めて何が必要かが分かるものです。

そして最終的には食べ物も何もかも
自分で育て作り消費する仕組みを
他人に頼らずにやって行く事が本来のサスティナブルなのでしょう。

エコ、サスティナブル、エシカルなど
言葉はよく見聞きしますが、実は自分の生活に取り入れようとすると
難しい部分も多いのが事実です。
ですが個人、家族単位で出来ることはこれからも続けて
”よく選んで少なく買って長持ちさせる”
この考えを家族全員の努力で続けて行きたいなと思っています。

またシェアできる面白いコンセプトのお店などがあれば
noteでお知らせしますね。

関連記事▼


今回の記事がどなたかの役に立てば嬉しいです。
グレイス

サポートは自主出版の書籍や海外での写真撮影の活動費に使わせていただきます!