グレイス-中東で子育てをしながら環境問題を考えるベジタリアン主婦

中東バーレーンでハーフの女児を育児中の母です。 海外生活13年以上、noteではそんな…

グレイス-中東で子育てをしながら環境問題を考えるベジタリアン主婦

中東バーレーンでハーフの女児を育児中の母です。 海外生活13年以上、noteではそんな外国経験を活かしながら家庭教育、環境問題、日×海外生活について触れています。好きな物はアブダビのマングローブ、哲学書、図鑑。 冷蔵庫のない暮らしをする日仏ファミリーです。

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環境問題の正体がよく見えてくる戦火の中東で思うこと

10月7日からちらほらと聞こえてくるイスラエル-パレスチナ問題。 私はバーレーンに住んでいるので、 普段から近隣諸国の情勢には注意を傾けているのですが、 今回はちょっと想像以上に争いが長引きそうな予感がしています。 ドバイをはじめ、 バーレーンもイスラエルとの中東和平問題に対して 争いではなく”話し合い”による国交正常化を目指す意向を示しているのですが、この歩み寄りが例の同胞団からすると、 イスラエルに肩入れ(裏切り者)しているようにうつるのでしょう。 昨日も日本大使館か

    • 学校のアンチいじめDayに思うこと

      娘達の学校からAnti-Bullying (アンチブリング)Campaignに関する メールが届きました。 アンチブリングとは、直訳すると「反いじめ」を意味していて、 職員、生徒を含めた学校全体でいじめの現状について考えを巡らす年に一度の学校イベントです。 そして本年度のキャンペーンのテーマは、 “Make a Noise about Bullying”. 記事のサムネイル写真のように、 Anti-Bullying Campaign期間中は左右のデザインが違う靴下を履いて

      • 冷蔵庫なし生活9ヶ月-テクノロジーとアナログを活かした最適環境

         冷蔵庫の電源を落としてから早いもので9ヶ月が過ぎようとしています。 私は子育て主婦のため、買い物や食事の準備に時間がかけられるため、 作り置きや冷凍保存のような食材管理の仕方はしていません。 ありがたい事に、そもそも”焦らなくていい急がなくていい”という ベースのもと生活が成り立っているので、 ”冷蔵庫がなくても大丈夫”なんて言えるのかもしれませんが。 これがワーママだったら私も冷蔵庫なしなんて無理だと思っています。 家の中に買った食材や食事の管理をコントロールしてい

        • 大人の学び直し-小学校の算数から人生をやり直す

          この1ヶ月で小学校4年生、5年生の算数を一気にやり直しています。 今はYouTubeと言うありがたい先生がいつでもどこでも私の算数の先生になってくれるので本当にいい時代ですね。 大人のくせに小学校の算数?とお思いかもしれませんが、 恥ずかしがらずに自分の勉強不足を今こうしてnoteで公表しています。 ちなみに周りの知り合い何人かに 「子供に算数をきちんと教えられる?」と聞くと、 案外「自信ない特に高学年は」と言う返答も実は少なくない印象でした。 そうなんです、多くの大人

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          今必要な学びの多様性-通学以外の選択肢が増えると世界が変わる

          日本の小中学校の不登校児が2021年を皮切りに急増しているそうです。 小中の不登校児童の数は全国で24万人を超えていて、 10年前と比較すると小学生で3.6倍、中学生で1.7倍増。 なお不登校の増加は9年連続で増え続けているとのこと。 9年連続と言うことは当然”コロナによる生活習慣の乱れ”なんかが 不登校の本当の理由でないことは明らかです。 むしろコロナによって受けた恩恵は多くあって、 今までの常識が「なんだこんなこと本当はしなくてよかったのか」と 多くの大人がこの数年で「

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          結局エコとは人の感謝と恩返し

          今年の夏休みは2ヶ月丸々、日本とフランスを旅していました。 子供達にとっても日仏の文化を心から体感出来たのでは?と 親としてはお世話が大変な場面もありましたが、 やっぱり国際結婚はメリットの方が遥かに大きいなと感じる夏でした。 さてそんな夏休みを両国で過ごす中で、 エコロジーの本来の意味について考えてみたんです。 そして私の思うエコとは結局のところ 「人の感謝」と「恩返し」なんじゃないのかな?と。 環境問題に興味を持ち出してからしばらく経ちますが、 エコとはSDGsでもネ

          多様性と個人主義のはざまで揺れ動く日本人としての美徳

          今日は娘達の学年最後の登校日でした。 日本ならば卒業式は計画的に行われる一大イベントですし、 両親や家族を招待して盛大に最後の日を祝って仲間や先生との別れを惜しみながら母校を何度も振り返る… そんなイメージが日本人の私の中ではスタンダードでした。 ところが海外に暮らすようになってから 「お式の文化を重んじる」人はほとんどおらず、 そこに来てましてや感極まって涙を流すだなんて ちょっと「この人どうした?」と思われてもおかしくない空気が漂うのが 海外の多様性と言う名の極めて個人

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          自然には育たない味覚-手作りにこだわる食習慣の大切さ

          人の味覚は他の感覚器官と異なって、非常に能動的な働きをしています。 見聞きする物の全てはいやがおうでも受動的に情報として入ってきますが、 味覚だけは自分の選択(意志)や親の食習慣(文化)に影響される部分が とても大きいように思います。 もっと極端な言い方をすれば、 「味覚は意図的に育てないと自然には育たない」わけです。 幼児期における言葉の臨界期と同様に、 子供の味覚も生後〜13歳までが最も重要な時期と言われていますね。 うま味を含めた6つの味覚を鍛える上で、 それらに優

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          今月の水の使用量と請求金額-水の使用量は身近な物を使って現実を正しく知ろう

          我が家の今月の水道料金の明細です。 水の使用量と請求額が表示されていて毎月メールでお知らせが届きます。 中東は固定された住所がなく、基本的にペーパーレス社会なので こう言った点はとてもデジタル化の恩恵を受けています。 さてバーレーンの気温ですが先月からどんどん上昇していて、 6月末から一気に灼熱地獄になります。 これだけ暑いと使う水の量も必然的に増えがちなのですが、 明細を見る限り今月はまだましな方です。 今月の水の使用量は4人家族で9m3(立方メートル)、 料金は日本

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          夏の南フランス-歴史とエコロジーを堪能できる子連れエコホリデー

          この夏は東京の実家と夫の故郷フランスに里帰りします。 フランスの家族に新しく子供が生まれて、 その子のカトリックの洗礼式に出席してきます。 この式が行われる教会は地中海に面した都市トゥーロンの近くで、周りには自然と歴史が堪能できる観光スポットがたくさんあるんですよ。 そして私達が立ち寄る先々で予約したホテルも、 地元の歴史とエコロジーを意識して選抜した宿ばかりです。 せっかくなので今回はその一部を みなさまにもご紹介させて頂きたいなと思って、 noteの記事に残してみまし

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          水がなくなる時代-イラク ハバニア湖から学ぶ気候変動と世界の様子

          地球温暖化はウソだ! 地球のある特定の国や地域では 記録的な豪雪や寒波に見舞われてるじゃないか! とおっしゃる方もある一定数いらっしゃいます。 けれども私はそれもちょっと違うんじゃないか? と思っている派です。 これはあくまでも個人的な見解ですが、 温暖化に関して理解を深めようとすると 「天気」と「気候」の違いをそれぞれ理解する必要があって、 この天気、天候、気候を混合してしまうと、 どうしても科学の不確実性の部分ばかりを責めたくなる のだと思います。 温暖化に関して懐

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          南西フランスの窓から-子供の心が落ち着く空間創りと地方の魅力

          去年の事なのですが、 義父の友人宅へおじゃまさせて頂いた時に こんな素敵な子供部屋の空間がありました。 ドア付きの完全な子供部屋ではなくて、 大人と子供が一緒に読書やクリエイティブな作業をするために 創られた空間と言う感じです。 この部屋の動線上にはキッチンとリビングに向かって真っ直ぐ繋がる 長い廊下があるのですが、 子供達がいつでも生活音や大人の会話を耳にしながら、 家族それぞれの行動をさりげなく認識できるメリットは かなり大きいのではと感じました。 静かすぎず孤独す

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          平飼い卵の真実を数値化&見える化して分かった命のこと

          平飼い卵についてもっと知ろう スーパーに行くと日本に限らず破格の値段でパック詰めされた卵が積み上げて売られています。 卵が1パック100円以下と聞くと凄く得した気分になるのですが、 安く売られている卵はケージ飼と言う飼育方法で扱われ 密度の非常に高い劣悪な環境で育てられています。 これに対抗するかのように最近流行り出したのが「平飼い卵」。 英語に訳すとCage-Freeにあたると思いますが 言葉のニュアンスは英語のそれと少し違うと思います。 平飼いの場合ケージ飼いに比べ

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          デパコス&プチプラコスメ-根底に抱えている問題に大した差はない

          デパコスとプチプラの価値を比べる時、 コスメ自体の質や値段の差が真っ先に思い浮かぶと思います。 デパートコスメは高級、 プチプラコスメは安い。 どちらを選ぶかは本人の経済的な事情や好みにより様々です。 けれどもここで私がお伝えしたいのは、 外見を磨き上げるツールとしてのコスメではなくて 化粧品に関する児童就労問題と環境汚染についてです。 環境問題や海外メディアに関心がある方であればご存知かもしれませんが、 コスメに使用されている天然マイカ(雲母)と言う鉱物が随分前から

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          冷蔵庫なし家庭の野菜管理とベランダ菜園

          冷蔵庫を使わなくなってから4ヶ月が経ちます。 中東は連日35度を超える暑さなので 最近は野菜の上に濡れた布をかけて保存しています。 濡れた布は結構あなどれなくて、 部屋の冷所に置いておくと野菜がひんやりするくらい 冷却効果があります。 そもそも野菜が冷蔵庫でキンキンに冷えている状態は 不自然ですし、 直射日光を避ければ野菜や卵は暗所で常温管理ができます。 作り置き、アイスクリーム、冷たい飲料水、 冷凍食品、加工食品、調味料など要冷蔵の食材を買わない ライフスタイルだった

          代替えチョコレート誕生における光と影

          ✅新進気鋭の代替えチョコレートブランド イギリスのスタートアップ、 WNWN (ウィンウィン・フードラボ)はチョコレートの材料である カカオが抱える児童就労問題や、 製造・輸送のプロセスで排出されるCO2の課題に取り組んでいる 新進気鋭のチョコレートブランドです。 WNWNのブランドコンセプトは何と言っても 「カカオ不使用のチョコレート」 でもどうやってカカオを使わずに あのチョコレートの風味を出す事に成功したのか? ✅チョコレートそっくりな植物の発見 WNWNがカ