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結局エコとは人の感謝と恩返し

今年の夏休みは2ヶ月丸々、日本とフランスを旅していました。
子供達にとっても日仏の文化を心から体感出来たのでは?と
親としてはお世話が大変な場面もありましたが、
やっぱり国際結婚はメリットの方が遥かに大きいなと感じる夏でした。

さてそんな夏休みを両国で過ごす中で、
エコロジーの本来の意味について考えてみたんです。

そして私の思うエコとは結局のところ
「人の感謝」と「恩返し」なんじゃないのかな?と。
環境問題に興味を持ち出してからしばらく経ちますが、
エコとはSDGsでもネットゼロでもなくCOP28でもない。

それはただただ地球に生きる人々の「感謝と恩返し」から
成り立っているものだと言うことです。

最もエコロジーとは人を含めた生物が有限の資源の中(地球)で
それぞれが上手くバランスを取り合って生きて死んで行くことだと
私は考えているので、
”エコ的なビジネス”はお金儲けが目的になっていて、本来のエコロジーの意識を持つこととは全く別物と考えなくてはいけません。

そう言う視点で日本とフランスの人々の言動や公共サービス、
モラルなどを観察して見ると、
どちらの国も私が思うエコとは程遠いのが現実です。

例えばフランスのパン屋でケーキを2つ買った時も、
「こんなに大きな箱は必要ないんでお返ししますね」と
店員さんに箱を戻したら、
「ゴミ箱そこにあるでしょ!」と言いながら嫌味たっぷりに目の前で返した箱を捨てられました。

いやいや、箱もったいないから返しただけなんだけどね…
と言いたい所でしたが、その場では何も言わずお店を後にしました。

そうそうこう言う所なんですよね、
エコの精神がその人に宿っているかいないかの違いは。

物を処分する時にその人の人間性が垣間見えるって
よく言うじゃないですか。
このケーキ屋の店員さんの態度はまさにそれです。

作り手に対して、育ててくれた親に対して、
人生を変えるような思い出をたくさん残してくれた人に対して、
多くの感謝と恩返しが出来る人は行動に愛があり、
本来のエコ精神を大切に出来る人だと私は感じています。

子供に対しても、「出された食事は残さずに食べる」家庭教育から
食事を準備してくれたママやパパに対して、
日々感謝と恩返しはできるのですよ。

そして間接的ではあるけれど、
自分の命のために命を差し出してくれた
他の生物に対する感謝と恩返しが生物多様性や廃棄ロスの問題と絡めて
やがてエコ精神にも繋がって行くんです。

旅をすると意外な所から新しいアイデアや意識が芽生えてくるので
これからもしっかり目を開いて生きていきたいです。

グレイス




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