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2020年11月の記事一覧
イノベーションを生み出す組織をつくる
組織の戦略で最強のものはまさに「戦略」、戦いを略す(はぶく)ことです。このために有効なのがイノベーション。同質競争から抜け出して、ひとり先を行きます。
ボルドリッジでは、パフォーマンスエクセレンスを追求し、成熟度を高めて行くと、改善(向上)のサイクルが組織に定着した先に、イノベーションを生み出す組織となるとしています。
すなわち、ボルドリッジ・エクセレンス・フレームワーク(プログラム)に取
ボルドリッジ賞を3度受賞する栄誉
ボルドリッジ・エクセレンス・フレームワークの審査基準をもとにした米国の表彰制度、マルコム・ボルドリッジ国家品質賞は毎年11月にその年の受賞組織が発表されます。
2020年は先日11月24日に発表があり、5つの組織の受賞が決まりました。
米国の企業のことなのでGAFAやその他の有名企業でなければ興味はないかもしれませんが、今年の特徴は、ボルドリッジ賞が始まって以来初めて3度目の受賞を得た組織
「鬼滅の刃」から経営を観る
顧客って誰?
先に紹介した経済産業ビジネススクール’時代セミナー’「二水会」第3講座は、ドラッカーについて考える前に、この問いかけから始まりました。
顧客はエンドユーザを指すことが多いけれども、直接の顧客としては、販売店や代理店なども含まれます。でもそれだけでよいのか、というのがこの問いかけでした。
組織がその要望や期待に応える相手と広く捉えた場合には、ビジネスパートナーや地域社会など
ドラッカー経営を超える!
先に紹介した経済産業ビジネススクール’時代セミナー’「二水会」第3講座では、ドラッカーについての2つ目のテーマとして、最近ビジネス誌で話題になった「元々は米国の経営学界でも重鎮だったドラッカーが、欧米の経営学界では全く顧みられなくなって久しい。」という早稲田大学商学部の三橋平教授の話をとりあげ、「その先」について話がありました。
ドラッカーはなぜ、「世界標準の経営学」から忘れられたのか?で三
登山にたとえて考える つづき
「登山にたとえて考える」と題して、「まず、ルールを破れ」というギャラップ社の本の記述を紹介し、ボルドリッジに取り組む際にも「高山病」にならないように注意がいると、少しネガティブな話をしました。
しかし、この本は、実際には、Q12(クエスチョントゥエルブ)の質問には順番があり、Q1から順に高得点を達成することで、着実に従業員のエンゲージメントを強固にすることができ、強力な活力ある組織をつくるこ
登山にたとえて考える
ボルドリッジ・エクセレンス・ビルダー【日本語版】は、脳力開発センターの田中典生氏に協力いただいて出来上がったものです。その田中氏は毎日、Facebookで組織を強くするためのヒントを発信されています。
今日教えていただいたのは、一冊の本です。それもここを読みなさいと、ページまで指定がありました。
それは、代表的なエンゲージメント調査の一つ、ギャラップ社のQ12(クエスチョン・トゥエルブ)
エンゲージメントと幸福の関係
働き手のエンゲージメントは、働き手の定着や高いパフォーマンスの重要な原動力として認識されてきました。
同じような働きをするものに幸福(wellbeing)があります。
幸福感の高い働き手は、創造性は3倍、生産性は31%、売上は37%高いという研究結果があります。また、幸福度が高い従業員は欠勤率が低く、
離職率が低いと言われています。
(DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー2012
ピーター・ドラッカーと渋沢栄一
ボルドリッジから、その源流を探ろうとエドワード・デミングにあたり、そこからピーター・ドラッカーにたどり着いて、今日はさらに渋沢栄一にまでつながりました。
ニュースでも今日11月11日が渋沢栄一の命日であると紹介されていましたが、11月11日はピーター・ドラッカーの命日でもあります。
本日開催された経済産業ビジネススクール”時代セミナー”「二水会」の第3講座では、両氏の命日を思い、講師の横
深遠なる知識のシステム
システムとは何かを確認しています。
デミングは彼が提唱した「マネジメントのための14の原則」(Out of the Crisis, W.E. Deming, 1982)に到達するために必要な知識体系として「深遠なる知識のシステム」を挙げています。
「深遠なる」という名前に惹かれ、少しかじってみます。
深遠なる知識のシステムは個人の変革の実現も支援するもので、「いったん深遠なる知識のシス
ピーター・ドラッカーを超える
エドワード・デミングとピーター・ドラッカーは、互いに影響を与え合った間柄と言われています。デミングは、彼の著書の中で、ドラッカーの言葉を引用して、それを主張の論拠としたりしています。
ドラッカーは、マネージャーの具体的な仕事として「目標の設定」「組織づくり」「動機付けとコミュニケーション」「測定」「人材の育成」の5つを挙げています。(Management,P.F.Drucker,1974より)