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「鬼滅の刃」から経営を観る

顧客って誰?

 先に紹介した経済産業ビジネススクール’時代セミナー’「二水会」第3講座は、ドラッカーについて考える前に、この問いかけから始まりました。

 顧客はエンドユーザを指すことが多いけれども、直接の顧客としては、販売店や代理店なども含まれます。でもそれだけでよいのか、というのがこの問いかけでした。

 組織がその要望や期待に応える相手と広く捉えた場合には、ビジネスパートナーや地域社会なども入ってきます。
 更に広げれば、株主や従業員もその対象です。
 ビジネスエコシステムを考えると、競合組織もその要望や期待に応える相手に含まれることもあります。
 ボルドリッジでも同様の考え方を取り入れています。

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 こうした広がりが時代の流れとすれば。その最先端にあるのが「鬼滅の刃」であるという話は、思いがけず面白い視点と感じました。

 「鬼滅の刃」はいままさに大ヒット中の映画、物語です。大ヒットの要因を考察しマーケティングの観点から経営に結びつけた論説はネット上にもいくつか見られますが、この物語そのもの、コンセプトを経営に結びつけて話されるのは、この場が初めてではないでしょうか。’時代セミナー'と冠しているだけあります。
 まだ観ておられない、読んでおられない方もあると思いますので、ここでこれ以上の説明は省略します。物語をご存じの方は、ご自身で推察してみてください。
 ヒントは、物語に登場する「鬼」すなわち戦う相手をビジネスの世界の「競合会社」とみて考えます。

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 経済産業ビジネススクール’時代セミナー’「二水会」第4講座は、「二水」でなく12月の第一水曜日、12月2日に参議院議員会館とオンラインで開かれます。次のテーマは「イ・ショク・ジュウが変わった!」。興味のある方は、主催のICAOホームページ、または、Facebook/経済産業ビジネススクールへ。

2020年11月25日記

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