下道のナポレオン。

5年10ヶ月の時を経て、失業家に。 読書、仕事、資格、、、思ったことを、ゆっくり、時に…

下道のナポレオン。

5年10ヶ月の時を経て、失業家に。 読書、仕事、資格、、、思ったことを、ゆっくり、時に遠回りしながら書いていきます。 noteはノートで、メモで備忘録での精神。

最近の記事

《読書メモ》『夜が明ける』/西 加奈子著

頑張り屋さんに読んでほしい一冊でした。 ぼくみたいに、真面目で責任感の強い…といったら冷めてしまいますよね。 ただ、真面目で、勤勉で、責任感が強くて、自分さえ我慢すれば…と頑張ってしまう人ほど、読んでほしい一冊のように思います。 頼っていいんです。声を上げ、頼りましょう。 でもこれ、わかってても難しいんですよね。 「本当に自分は辛いのか?」「甘えじゃないのか?」「周りも忙しそうだ。」「頼ったら迷惑をかけてしまうんじゃないか?」そう考えてしまうんです。 でも、頼っていいん

    • 《読書メモ》『国境の南、太陽の西』/村上 春樹著

      きっかけは、、、noteだかAmazonかでオススメとして見かけたことがきっかけだと思いますが…いわゆるウラスジに書いてある「絵にかいたような幸せな僕の前にかつて好きだった女性が現れて―。」が決め手でした。 帯だったり、ウラスジだったり、本当、常日頃、プロの方々には踊らされております。 村上春樹作品は、『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』『ノルウェイの森(上・下)』を読んだことがあるだけでした。 現在、離職中につき転職活動に邁進しておりますが、いま思えば、学生時代

      • 《読書メモ》『スクラップ・アンド・ビルド』/羽田 圭介著

        昨日投稿した『傲慢と善良』よりも先に読み終わっていた作品ですが、あらゆることを考察していった結果、自分が誰がわからなくなってしまったので、せめて備忘録だけでも、と。 まずはこの一文から。 なぜ、この一文が印象に残っているのか。 『「北向きの部屋(家)」ということがわかり、かなり興奮した。』 ただ、それだけのことなんですよね。 当小説の始まりの文章でもあるんですが、時間・季節・天気といった情報がなく、この文章を書くことで「日当たりの悪さ」がイメージしやすくなってるような気

        • 《読書メモ》『傲慢と善良』/辻村 深月著

          解説フェチなんです—。 今回は、話題作だけれども読んでこなかった小説「傲慢と善良」を読んだので、備忘録的なサムシングを残しておきたいと思います。 最近は、就活や資格試験の勉強を中心に生活をしていましたが、どうしようもなく小説を読みたい気分になり、書店へ向かいました。 そこで「傲慢と善良」見かけ、これ読みたいんだよな~と、なんとなく文庫本を手にし、裏を見ると《解説・朝井リョウ》とあるじゃないか! 読んだきっかけが解説者、こんなことあるあるなのかな…? もう少しだけ、解説の

        《読書メモ》『夜が明ける』/西 加奈子著

          《読書メモ》『「静かな人」の戦略書』/ジル・チャン著

          世の中で読まれている本には、「成功者目線」という側面があるように感じる。 でなければ、なぜもっと「40歳で年収600万を目指せる方法」などという本が溢れないのか、と思ってしまう自分がいる。 こっちのがリアルで、需要があるんじゃないかって。 さて、『「静かな人」の戦略書』を読んだ感想は、世間一般の内向型人間には響かないというものである。 なぜか。 これは僻みでも何でもあるのだが、結局は成功した人間の話なのだ。 ほとんど社会に出てからの話であるし、大舞台でのスピーチやパーテ

          《読書メモ》『「静かな人」の戦略書』/ジル・チャン著

          《読書メモ》『諦めの価値』/森 博嗣著

          備忘録として、noteを書いてみようと思います。 引用多数なので、これから読もうと思っている方はご注意ください。 →有名な企業で働かなければいけないとか、人に語れるような仕事をしなければいけないと「他人からの見られ方ばかり」気にしてたなぁ、と。 →何か嫌なことがあるたびに、ダメージって蓄積されてるよなぁ。 ぼくの好きな曲の歌詞にある「崩れ行く時はサイレント」ってこういうことなんだろうな。 退職したことを伝えた人に「何がきっかけだったの?」って絶対に訊かれてたけど、何が引き

          《読書メモ》『諦めの価値』/森 博嗣著

          《書評》三分の二を二回続けて選ぶ確率は九分の四である

          まとまってないけど、書きます。 「朝井リョウ著『正欲』」を読んでたので、感想を書いていきます。 ただ、タイトルには書評をいう言葉を使わせてください。 一部、ネタバレになるかもしれませんので、ご容赦ください。(1,492字) 【多様性ではなく個性の尊重】 ”多様性”をテーマに書かれている小説ではありますが、個人的には「個性の尊重」という風に捉えました。この解釈自体、ボク自身が多様性を否定していると思われたら嫌ですが…。 というのも、この小説に圧倒されてしまお”多様性”とい

          《書評》三分の二を二回続けて選ぶ確率は九分の四である

          人の温かさに触れました。

          こんばんは。 簡単にはなりますが、どうしても熱いうちに文章に残しておきたくて。 いままで意識高いことを言っておりましたが、色々とありまして現在は福岡・博多にいます。 人生初、屋台でご飯を食べたのですが、そこで大阪から旅行に来ているおばあちゃん・孫(20)ペアとお話しする機会がありました。 短い間のことでしたが、旅行先である福岡のこと、大分のこと、お互いの出身地である東京のこと・大阪のことを話して、「人と話すっていいな」「こういった出会いっていいな」と感じました。 日付は

          人の温かさに触れました。

          《書評》生き残った子だけが大人になる。

          こんにちは。 ずっと書きたかった、桜庭一樹著『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』の書評を。 ですが、まずはお詫びから、、、 『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』の著者、桜庭一樹さんを男性だと思ってました。 申し訳ございません。 ポップなお詫びから入りましたが、この小説はぜんぜんポップではありません。 悲しい小説でした。 幸いにも自分は、比較的不幸な目に遭うことなく生きてこれたのですが、世の中では毎日のように小さい命が亡くなっています。 この小説では、藻屑(もくず)という女子中学

          《書評》生き残った子だけが大人になる。

          試験だめでした(宅建試験)

          この投稿は、備忘録です。 なお、自己採点の結果、筆者は不合格です。 少し遅くなってしまいましたが、宅建試験お疲れ様でした。 自己採点の結果、筆者は26点でした。 合格点に10点ほど足りない結果でしょうか。 敗因はわかっています。 勉強時間が圧倒的に足りませんでした。 国家試験、簡単には受からせてくれません。 以下、宅建試験を振り返ってみました。 1.勉強はとにかく量! 話すと長くなってしまいますが、宅建試験の経験がある筆者が勉強を始めたのは8月下旬から。 試験は、1

          試験だめでした(宅建試験)

          光がみえはじめました(宅建試験)

          この投稿は、備忘録です。 皆様のお役に立てる…かもです。 日があいてしまいましたので、簡単に。 10月9日(日) ※投稿後 ◯宅建士の問題集 建築基準法も1周しました🙆 10月10日(月) ◯宅建士の問題集 国土利用計画法、農地法、宅地造成等規制法、 土地区画整理法、その他の法令上の制限、 税•その他まで、1周しました🙆 問題集前には、吉野塾 様のYouTubeで知識習得の上、問題演習を行いました。 10月11日(火) ◯宅建士の12年過去問題集 令和元年(合格点35

          光がみえはじめました(宅建試験)

          感覚つかみはじめました(宅建試験)

          この投稿は、備忘録です。 私が合格した場合、初めて価値があります。 昨日に続いての投稿です。 まだ今日は終わりませんが、進捗を。 10月8日(昨日投稿後) ◯吉野塾 YouTube視聴のことです。 「法令制限出るとこ集中講座」です。 総復習するつもりが、出るとこ集中講座になってしまいましたが、すごく勉強になりました。 足りない部分は、教科書通読と問題演習でカバーするのです💪 10月9日 ◯宅建士の問題集 宅建業法 1週しました!やった! いったん、総復習完了です。 10

          感覚つかみはじめました(宅建試験)

          トンネルぬけません(宅建試験)

          この投稿は、備忘録です。 お役に立てないことを保証します。 前回の投稿から、久々の投稿です。 それは、ろくに勉強できてなかったからです。 試験1週間前の3連休です。がんばります。 10月4日 ◯宅建士の12年過去問題集 平成29年(業法のみ) 12点。苦手の報酬は、苦手なまま。 35条、37条、手付金についても不正解。 試験10日前で、これです。笑ってください。 10月8日 ◯宅建士の問題集 業法のみ。Q1~Q31まで。 もう業法総復習です。 あと2日、業法を仕上げるこ

          トンネルぬけません(宅建試験)

          ブランクあけました(宅建試験)

          社会人6年目、宅地建物取引士の試験を受けようと思っております。 もちろん、こう言うからには、試験自体の申込みは完了しているのですが。 9月から多忙であり、2週間の空白期間を経て、9/22から勉強を再開しました。 もちろん、今日解いた過去問の点数はあまりにひどく、このままだと台風の中、傘も差さずに外出するようなものです。 自分が合格するため、勉強してきた経過を残すため、noteを活用と思いました。 受かる気はありますが、万が一合格した場合、誰かの役に立つのでは?という、下心

          ブランクあけました(宅建試験)

          悩める二十代の道を照らすオススメの一冊

          桜庭一樹著『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』 とは、書籍『ご本、出しときますね?』にて海猫沢めろんさんがオススメしてくださっていた本です。 いつもぼくは、悩んでばかりなので、こういった本があると惹かれてしまうのです。こういうとき、小説を読んではいけない、小説を読まないようにってしてるんですよね。 根本は解決していないけれど、スーッと、いつの間にか、悩みが、自分の内側からフェードアウトしてしまっているような。 あの感覚と似てます。頭が痛いから、仕事始まりにEVE飲んで、帰る頃に

          悩める二十代の道を照らすオススメの一冊

          武豊は、スターだった。そして今も。

          自分が見た、感じた、スターという存在を形にしてみたいと埃のかぶっていたノートパソコンを開いた。 思えば、それは3週間前のことだ。時の流れは残酷だなんて、20代で言っていい権利は、少なくともぼくにないだろう。 6万人超が詰めかけたそこは、何年振りかの東京競馬場。 2022年5月29日。その男は、会場を1つにした。 競馬を連想する言葉、”ギャンブル”。 ギャンブルには勝つ人間もいるし、負ける人間もいる。 負けた人間は必ず、誰かしら文句を言う。誰かしら、必ず、である。 だけど、

          武豊は、スターだった。そして今も。