【好きな映画】「クライマッチョ」
はい、わたしの好きな映画を備忘録がてら共有するシリーズです。
今回はカントリーフレーバーただようハードボイルド目な映画「クライマッチョ」です。
クリント・イーストウッド主演40作品目(!)の映画です。公開当時の御年はなんと「91さい」! それだけで観ようという気にさせられます。
時代は1970年代、元ロデオスターのマイク・マイロ(クリント・イーストウッド)を主人公に、メキシコに住む少年ラフォをその父親の依頼で、母親の元から引き戻すというお話です。
制作費3,300万ドルとのことで、映像美はハンパなく、古き良き時代の風景を美しく表現しております。オープニングや劇伴のカントリーミュージック(メキシコ領内ではわりとラテンが流れます)も、その世界観にひたらせてくれて心地よいです。
ストーリーはシンプルでわかりやすく、ちょっとイーストウッド御大への忖度というか気遣いが多いのが(ちょいヒロイックすぎ)気になりましたが、深く考えずに世界にひたりましょう。そういう作品です。
少年ラフォと老人マイクはメキシコから出ようとする際には反目しあうものの、お互いの素性を知るにつれ、友情というか愛情を深めていきます。所々で若干ご都合主義が目につくかもですが、ストーリーの運びがうまいので自然と溶け込んで機能していました。
少年と老人の邂逅というのは、同クリント・イーストウッド主演「グラン・トリノ」にも似ていますね。どちらも好きな映画でした。
本作「クライマッチョ」は派手なアクションシーンはありませんが(終盤で一瞬カーアクションあり)、ハードボイルドを感じさせる作品でした。
ラフォの母親の取り巻きアウレリオが彼を取り戻そうと何度もおそいかかってくるのですが、その都度あっさり撃退されるのがかわいそうすぎました。
カウボーイに祝福あれ
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