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釣り、海、読書、南の島生活。いつもの休日にて思うことなど

今日は、休日である。
しかも天気が良い!
台風などの悪天候と休日が重なり、思いっきり外で過ごせる1日には、久しぶりな気がする。

とは言っても、休日の過ごし方は毎度お馴染み、いつものパターンなのだ。

午前中を家事と、読書に追われ
午後からは、程よく疲労するまで釣りをする。

僕の幸せな気持ちを構成する要素は、とても少ない。

天気が良い。
体調が良い。
きれいな海にすぐ行ける。
釣りを満喫できる。
プライベートに、仕事が介入してこない環境。
などであろうか…

別の視点で見たら、狭い世界観で生きているのかもしれない。しかし、当然なのだと思う。
ここは沖縄の離島なのだし、仕方がない 笑

娯楽の少ない島で、閉鎖的な地理的環境。
人口も少なく、関わる人間も都会に比べると限定的であろう。

そもそも、多様な欲求を満たす環境が存在しない。
だからこそ、自然とか、読書とか、料理とか、そんなシンプルで、アリキタリナ要素を幸せと思える人間が、この島に長く住む人間には多い気がする。

今日、読み終えた本のなかに環世界というワードがあった。
生物はそれぞれの世界で生きている。

それぞれの世界が環世界。
ダニはダニの世界を生き、
人は人の世界を生きている。
その通りであると、誰もが思うのだが奥が深いようで、読んでいて楽しかった。

ダニは
・哺乳類から発せられる物質の匂い。
・37℃の温度帯。
・体毛の少ない皮膚組織を関知する。

この3つの要素だけの世界で生きている。
天気が良いとか、疲れたなどの概念がない。
3つの要素だけで、彼らは生きる全てが含まれているのだ。

人間とはいかに複雑に、多種多様な要素が組合さって、生命活動を行っているのだろうか?

一方で、人間は安易に別の環世界へ移動できる稀な生物でもあるらしい。

都会でのサラリーマンとしての環世界から、
沖縄離島の環世界へ見事に移動した。
そんな経験を確かにしている。

1つの環世界で停滞していると、人間は退屈を感じるそうだ。高度な知能を持ったからこその複雑で、余計な素質なのかもしれないな…。

そんな今日に思うことをツラツラと、レモンチューハイをノミながら書くである。

最後に、この本には釣りを愛する人へ向けたかのような、重い、深みのある言葉が記されていたので紹介しておく。

ウサギ狩りに行く人はウサギが欲しいのではないからだ。 狩りとは何か? パスカルはこう言う。狩りとは買ったりもらったりしたのでは欲しくもないウサギを追いかけて一日中駆けずり回ることである。人は獲物が欲しいのではない。退屈から逃れたいから、気晴らしをしたいから、ひいては、みじめな人間の運命から眼をそらしたいから、狩りに行くのである。

暇と退屈の倫理学

あのパスカルさんの言葉である。

明日も良い1日になりますように〰!






















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