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読書記録(政権奪取論 強い野党の作り方/橋下徹)

有権者の望みを「マーケティング」して政策を磨き、地方から「変えられる」実力を示して信頼を勝ち取り、意見は多様でも最後はきちんと「決める」強固な組織をつくる。そうしておかなければ、与党が何をしても「風」すら吹かない。強い野党をどうすれば作ることができるか―。8年間の生きた政治経験をフルにつぎ込んで語ろう。野党の弱さが今の政治の根本問題。日本を刷新するガチンコ戦略と戦術!

めちゃめちゃおもしろかった!実際に行政を担って改革を進め、地域政党から国政政党を立ち上げた経験を持つ人の言葉には説得力がある。<政策より「組織」が大事だ!>というのは言われてみると確かにそうで、どんなに素晴らしい政策を掲げても、数の力が無ければ実現することはできない。ただ、自民党に対抗しうる組織をつくるために野党がまとまることは日本にとって必要なのかもしれないけど、その前提として「日本を良くしようとする気持ち」が議員のセンセイたちに無いと困る。問題なのは、自国より他国の国益を重視しているようにしか思えない野党議員が多いこと。そんな議員たちの活動も組織のルールで統制できれば良いけれど、国会のルールも守れていない現状を見ていたら不安しかない。日本のための強い野党をつくるには、強烈な言葉で方針を示しルールに則って毅然とした決断ができる橋下さんのようなリーダーが必要だ。橋下さんの意見すべてに賛成はできないけど、やっぱり頭がキレッキレすぎて凄い!

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