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【PMP 審査通過】 プロジェクト実務経験を公開 英文(PMBOK 第7版)

はじめに

PMP (Project Management Professional) は、プロジェクトマネジメント分野において世界的に認知されている資格です。この資格を取得することは、プロジェクトマネージャーとしての専門性を証明し、キャリアアップや信頼性の向上に大きく寄与します。しかし、PMP資格取得のプロセスは簡単ではなく、その中でも特に重要なのが、プロジェクト実務経験の申請です。

本記事では、私がPMP資格取得を目指す中でどのようにプロジェクト実務経験を申請したのか、その具体的な方法や工夫について共有します。また、実際に私が作成した申請文書を公開し、これからPMP資格取得を目指す方々が参考にできるような情報を提供します。

PMPの試験に向けた学習プランについては、以下の記事をご参照ください。


PMP資格取得の要件とプロジェクト実務経験の重要性

PMP資格を取得するためには、以下の要件を満たす必要があります:

  1. 学歴要件:

    • 高卒以上の場合、7,500時間のプロジェクト実務経験。

    • 大卒以上の場合、4,500時間のプロジェクト実務経験。

  2. プロジェクトマネジメント教育: 35時間以上の公式な教育プログラム。

  3. プロジェクト実務経験: PMP申請の中核となる項目です。

このプロジェクト実務経験は、単に時間数を満たすだけでなく、プロジェクトの具体的な内容や自身の役割を正確に英語で記載する必要があります。また、プロジェクト実務経験がPMI (Project Management Institute) の基準に合致しているかどうかも審査されます。不十分な記載の場合、申請が却下されたり、追加の監査プロセスが発生したりするリスクがあります。


私がPMP資格取得を目指した背景

私は2024年12月にPMP資格を取得しました。この資格を目指した背景には、次のような理由がありました:

  • キャリアアップのため: プロジェクトマネジメントに携わる立場として、専門的な資格を取得することで、さらなるスキルアップと市場価値の向上を図りたかった。

  • プロジェクト経験の体系化: PMPの学習を通じて、自身の経験を体系的に整理し、理論と実践の両面からスキルを高めたかった。

  • 国際的な視点の獲得: PMP資格はグローバルに通用する資格であり、将来的に国際プロジェクトへの参画も視野に入れていました。

このような目標を持ち、資格取得に向けた準備を進めましたが、その中でも最も時間を要したのがプロジェクト実務経験の申請でした。


プロジェクト実務経験申請のポイント

プロジェクト実務経験を申請する際、いくつかの重要なポイントがあります。

1. 明確で簡潔な記載

申請文書は、審査員がプロジェクトの内容や自身の役割を正確に理解できるように、明確で簡潔に記載する必要があります。具体的には:

  • プロジェクトの目的やスコープを明確に記載する。

  • 自身の役割と責任を具体的に説明する。

  • プロジェクトの成果や結果を簡潔にまとめる。

2. PMIのプロセスに基づく構成

PMIが定めるプロジェクトマネジメントの5つのプロセス群(立ち上げ、計画、実行、監視とコントロール、終結)に基づいて経験を整理すると、申請内容がより説得力を持ちます。

3. 英語での記載

申請文書は英語で記載する必要があるため、専門用語や文法に注意が必要です。また、審査員に分かりやすい表現を心掛けることも重要です。

4. 監査への備え

PMIは一部の申請者に対して監査を実施します。監査では、プロジェクト経験を裏付ける証拠(証明書や推薦書など)が求められる場合があります。そのため、申請内容に偽りがないよう正確に記載することが求められます。


プロジェクト実務経験書き出し手順

私自身も、PMP申請の際にプロジェクト実務経験の記載に非常に注意を払いました。以下のステップで申請を進めました:

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