【凡人が自伝を書いたら 98.僕の全てをかけて】
僕の上司、エリアマネジャーはうちの店がエリアの基幹店舗であることや、家が近いこともあり、頻繁に店を訪れていた。
ただ、いつも事務所にこもってパソコンをカタカタやったり、誰かと電話でガヤガヤやっていて、実はしっかりと営業に入ったことはなかった。
理由は単純で、人員が充足しており、営業も問題なく回っていたため、必要がなかったからである。
そんな上司が、うちの店の営業に入ることになった。
外から客観的に見ているのと、実際に肩を並べて働くのでは、違うものが見えてくるようだ。