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行進曲 「日輪の邦よ 蘇れ」
行進曲(ひのくによ よみがえれ)作詞作曲 郷 朔次郎
#創作大賞2024 #オールカテゴリ部門 #作詞作曲
いざ行け強者 日輪の邦へ
護国の防人 身を捧ぐ
四方の海より寄せ来る 波高し
見よ 振り仰ぐ富士の嶺に
彩雲棚引く大八洲
栄えある戍りぞ 御国の矜り
益荒男挙りて 日輪の邦へ
赤心顕す 時ぞ今
忍びし時節は永けれど 潮は満つ
見よ 東海の朝ぼらけ
旭日荘厳
昭和歌謡の詰まった玉手箱
後期高齢者諸氏に贈る昭和の匂い濃厚な歌詞集
若者諸君も大歓迎だが、箱を開けた途端に中から
パッと白けむり、たちまち諸君はジジババに…、
となっても当方は一切関知しないから自己責任でヨロシク
なお、これらの歌詞は全て元曲があり、そのメロディーに合わせて
私流の歌詞をつけたものである
故に著作権、著作者人格権の関わりで
元曲を明かすことは出来ないことをお断りしておく
矢筈俳諧には全く足りない三十句
#創作大賞2024 #オールカテゴリ部門 #俳句
郷 朔次郎
懐風十句
〇 初雪や 梅花一輪 凛然と
〇 初雪や 借景の山 富士に似る
〇 行 く 春 に 感 慨 も な し 独り 酒
〇 惑 い 来 て 心 な り け り 西 行 忌
〇 花筏 滝つ瀬過ぎて 散り散りに
〇 遥 け く も 来 つ る も の か な 古 希 の 朝
〇 古池に 菱
狂歌十首
郷 朔次郎
#創作大賞2024 #オールカテゴリ部門 #狂歌
〇 善き言葉 口唱えつつ 日日の
背信重ね われら生死す
〇 政治家は 俗こそよけれ 道徳を
語りだしては たまるものかは
〇 愉しみは 人の匂いを 逃れ来て
空行く雲を 眺め居る時
〇 娯しみは 南京豆を 齧りつつ
ソフィストめらを 罵倒する時
寸木支え難し大廈の倒るるを
郷 朔次郎
本作は、徹頭徹尾仮想架空の物語であり、実際の人物・
団体・国家等と一切関係のない事をお断りしておきます。
なお、本作には現時点において、不適切と看做される
表現が散見されますが、作者の意図を尊重してそのまま
発表することと致します。――――――――――――
と、作者自身が申しております。
#創作大賞2024 #オールカテ
当 世 地 獄 事 情 覗 機 械
(とうせいじごくのありさまのぞきからくり)
#創作大賞2024 #オールカテゴリ部門 #掌編小説
芥川龍之介+埴谷雄高風に
郷 朔次郎
或る日の事でございます。御釈迦様は…違った、閻魔様は、二人の新入り亡者を案内して、血の池地獄の淵をせかせかと通り過ぎよ
個性的なあまりに個性的な
星新一+筒井康隆風に
#創作大賞2024 #オールカテゴリ部門 #掌編小説
郷 朔次郎
エヌ氏は哭いた。わあわあ哭いた。
その朝、エヌ氏はいつものように妻に優しく起こされた。
つまり、パジャマの胸元にアイスキューブを一個放り込まれたのだ。
深海で大王イカに絞め殺される、という快い夢から覚めたエヌ氏が見たも
楢山節考二一〇〇年
郷 朔次郎
#創作大賞2024 #オールカテゴリ部門 #ショートショート
路地裏に風鈴の音が流れてきて、私は駆け出した。
土の上に砂利を撒き、それを通行する人が踏み固めて出来た道である。
雨が降ると泥濘(ぬかるみ)、乾くと土埃が舞い上がる。本舗装は大通りしかされていないのだ。
通りに出てきた私を見て、リヤカーを牽いていた金魚売の爺さんが足を止めた。
もっとも危険なゲーム-
#創作大賞2024 #ミステリー部門
裏世界でフリー活動している私(この物語の主人公にして語り手)は、飯塚博士(天才的なロボット工学者)に銃の腕を見込まれて雇われる。
任務は、アフリカでツァー客に殺されるために飼育されている動物たちを救うロボット作成に協力するというものであった。
だが、博士の真の目的は、完璧な戦闘用人型ロボットを作り上げることだったのだ。
アフリカに派遣された私は、嘗て特殊部隊で