郷 朔次郎

酔生夢死 夢酔独言 くたばるまでの暇潰し

郷 朔次郎

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最近の記事

居酒屋ばなし_A_改_mp3

時代に合わない新昭和風歌謡 作曲記譜ソフトMuseScoreによる合成音声 (スキャット風?)ファイルです

    • 居酒屋ばなし

        新昭和風歌謡  みぞれ混りの雨の中  手に持つ傘の重さにも 負けそうになる私です  凍えた体温めに  暖簾潜ったの明りに誘われて  心配しないで酒癖は そんなに悪くは無い筈よ  あはは あははは 笑っちゃうよね  さあオヤジさん 渋い顔しないで  お銚子熱くして  煮込みに七味を掛け過ぎと  怒らないでよオヤジさん 人生七色辛味だけ  身に沁みついた私です  甘い言葉には素直になれないの  おっかない顔して気遣いを してくれるのが嬉しいわ  あはは あははは 笑っちゃ

      • アンドロメダ星雲の私に mp3

        歌詞・楽譜掲載したものの合成音声ファイルです

        • アンドロメダ星雲の私に

          #作詞作曲 #オリジナル  もしアンドロメダ星雲に   もう一つの太陽系があって  もう一つの地球があって   もう一人の私がいたら  メールするんだ なんて挨拶しようかな  「ハロー 調子はどうなの?元気にしてるの?   この頃何か 良いことあった?」  もし宇宙の虹を渡って   星雲一跨ぎに出来るのなら  行ってみたいなアンドロメダへ   もう一人の私に会いに  返信あった 「ようこそ銀河系の私!  えへへ 絶好調だよ! 良いことだらけで  困るくらいよ! どうしよう

        居酒屋ばなし_A_改_mp3

        居酒屋ばなし_A_改_mp3

          行進曲 「日輪の邦よ蘇れ」F_trumpet_mp3

          【既投稿(2024-7-21)歌詞・楽譜に音声ファイルを追加】 〇令和の『愛国行進曲』たらんと欲す

          行進曲 「日輪の邦よ蘇れ」F_trumpet_mp3

          行進曲 「日輪の邦よ蘇れ」F_trumpet_mp3

          和歌と狂歌二十首

          和歌十首 〇 天覧の サヨナラホーマー 鉱石の                ラジオで聴きし 少年の日よ   〇 おのこやも 名を残すべし よろず世に                幼き壮語 悔みはせぬが 〇 烈日も 秋霜もなく 年を経て                街の景色に 溶け込む身かな 〇 おのずから たのむ旅路は 空しくて                怠る日々の 齢重ねつ 〇 じっと見る 我が両の手は なりわいの                 憂いに由

          和歌と狂歌二十首

          行進曲 「日輪の邦よ 蘇れ」

          行進曲(ひのくによ  よみがえれ)作詞作曲 郷 朔次郎 #創作大賞2024 #オールカテゴリ部門#作詞作曲  いざ行け強者 日輪の邦へ   護国の防人 身を捧ぐ  四方の海より寄せ来る 波高し  見よ 振り仰ぐ富士の嶺に   彩雲棚引く大八洲  栄えある戍りぞ 御国の矜り  益荒男挙りて 日輪の邦へ   赤心顕す 時ぞ今  忍びし時節は永けれど 潮は満つ  見よ 東海の朝ぼらけ   旭日荘厳と輝けり  栄えある戍りぞ 御国の誉れ  進め進め信ずる道を   翳せ翳せ我ら

          行進曲 「日輪の邦よ 蘇れ」

          昭和歌謡の詰まった玉手箱

          後期高齢者諸氏に贈る昭和の匂い濃厚な歌詞集 若者諸君も大歓迎だが、箱を開けた途端に中から パッと白けむり、たちまち諸君はジジババに…、 となっても当方は一切関知しないから自己責任でヨロシク なお、これらの歌詞は全て元曲があり、そのメロディーに合わせて 私流の歌詞をつけたものである 故に著作権、著作者人格権の関わりで 元曲を明かすことは出来ないことをお断りしておく                        郷 朔次郎 #創作大賞2024 #オールカテゴリ部門#歌詞 〇

          昭和歌謡の詰まった玉手箱

          矢筈俳諧には全く足りない三十句

          #創作大賞2024 #オールカテゴリ部門#俳句             郷 朔次郎 懐風十句 〇 初雪や 梅花一輪 凛然と 〇 初雪や 借景の山 富士に似る 〇 行 く 春 に   感 慨 も な し   独り 酒 〇 惑 い 来 て   心 な り け り   西 行 忌 〇 花筏 滝つ瀬過ぎて 散り散りに 〇 遥 け く も   来 つ る も の か な   古 希 の 朝 〇 古池に 菱繁茂せり 蝉時雨 〇 茅屋の 戸を鳴らし去る 秋の風 〇 秋 深 し   芋 煮

          矢筈俳諧には全く足りない三十句

          狂歌十首

                        郷 朔次郎 #創作大賞2024 #オールカテゴリ部門#狂歌 〇 善き言葉 口唱えつつ 日日の        背信重ね われら生死す 〇 政治家は 俗こそよけれ 道徳を        語りだしては たまるものかは 〇 愉しみは 人の匂いを 逃れ来て        空行く雲を 眺め居る時 〇 娯しみは 南京豆を 齧りつつ        ソフィストめらを 罵倒する時 〇 ガンマ線 バーストよ来い オリオンが        肩失うか 木枯らしの

           寸木支え難し大廈の倒るるを

                              郷 朔次郎   本作は、徹頭徹尾仮想架空の物語であり、実際の人物・   団体・国家等と一切関係のない事をお断りしておきます。   なお、本作には現時点において、不適切と看做される   表現が散見されますが、作者の意図を尊重してそのまま   発表することと致します。――――――――――――   と、作者自身が申しております。 #創作大賞2024 #オールカテゴリ部門#ショートショート プロローグ  日本は戦争に負けた。正確に言うと戦争

           寸木支え難し大廈の倒るるを

          当 世 地 獄 事 情 覗 機 械

          (とうせいじごくのありさまのぞきからくり) #創作大賞2024 #オールカテゴリ部門#掌編小説     芥川龍之介+埴谷雄高風に                              郷 朔次郎                                       或る日の事でございます。御釈迦様は…違った、閻魔様は、二人の新入り亡者を案内して、血の池地獄の淵をせかせかと通り過ぎようとしていらっしゃいました。 「いいか、地獄に来たからにゃ、この生臭え臭いにも早

          当 世 地 獄 事 情 覗 機 械

          個性的なあまりに個性的な

               星新一+筒井康隆風に #創作大賞2024 #オールカテゴリ部門#掌編小説                   郷 朔次郎                      エヌ氏は哭いた。わあわあ哭いた。   その朝、エヌ氏はいつものように妻に優しく起こされた。 つまり、パジャマの胸元にアイスキューブを一個放り込まれたのだ。 深海で大王イカに絞め殺される、という快い夢から覚めたエヌ氏が見たものは、のっぺらぼうになった妻だった。 驚愕、青天の霹靂とは突然やってくるから驚き

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          楢山節考二一〇〇年

                                 郷 朔次郎 #創作大賞2024 #オールカテゴリ部門#ショートショート  路地裏に風鈴の音が流れてきて、私は駆け出した。 土の上に砂利を撒き、それを通行する人が踏み固めて出来た道である。 雨が降ると泥濘(ぬかるみ)、乾くと土埃が舞い上がる。本舗装は大通りしかされていないのだ。 通りに出てきた私を見て、リヤカーを牽いていた金魚売の爺さんが足を止めた。 「坊や、買うのかい?」 私が首を横に振ると、小さく舌打ちをし、 「一服するか。

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          もっとも危険なゲーム-

          #創作大賞2024#ミステリー部門  裏世界でフリー活動している私(この物語の主人公にして語り手)は、飯塚博士(天才的なロボット工学者)に銃の腕を見込まれて雇われる。 任務は、アフリカでツァー客に殺されるために飼育されている動物たちを救うロボット作成に協力するというものであった。 だが、博士の真の目的は、完璧な戦闘用人型ロボットを作り上げることだったのだ。 アフリカに派遣された私は、嘗て特殊部隊で同僚だった男に出会い、真相を知る。 しかし、博士の策謀により二人は対決しなければ

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