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日本クローゼットツアー(13)渋谷でパーソナル・ヒストリーの衣服に埋もれる

今回は、東京の中の、東京、渋谷であります。
このNOTEを読んでくださっている方には、もうお馴染みのフライング・ブックスという渋谷の本屋さん。

今回のライブは、そこのオーナーである、山路和弘さん、通称カズさんのお住まいでやらせていただきました。

カズさんとはもともと夫のトッシュ系由で、知り合いました。

トッシュの父親つまり私の義理父は、ウォレス・バーマンというアーティストで、アメリカの1940年代終わりから60年代はじめにかけての、大きな若者意識の転換点である「ビート」という運動に関わっており、
カズさんは、日本でこの分野の指折りのエキスパートなのでした。

こんな本にも関わっておられます。

この中にウォレス・バーマンのページもあり、

右がWallace Berman 

トッシュもこのビートを体験して育ったので、その頃の話が回顧録として出版されました。

右がお父さん、左がトッシュです!!

このビートジェネレイションに関心のある方は、こちらに詳しく書きましたので、是非チェックしてみてください。


話を続けます。

カズさんの奥様は、章代さんといって、アーティストです。
作品をご紹介しておきましょう。

以下はレイチェル・カーソンの「沈黙の春」からインスパイアされたそうです。(ふたつともアクリル)

sense of wonder, yellow  2018  24.2X33.3 cm
sense of wonder, red 2018  24.2X33.3 cm


それから、この息子さん、理仁(リヒト)くんっていうんですが、
むちゃくちゃ可愛いんですよねーー。

だは〜〜〜!!


さて、当日のレポートに戻りますよ。


この日、東京にもどってから3回目のライブで、実は私の誕生日だったのですが、誰にも言ってませんで、それよりも、まず、自分はそれどころじゃなかったですしね。

しかし、この日を祝福するかのような、この美しい渋谷の夕日!!

タイトル「ジョンさんと渋谷と私の誕生日」


タイトル「ジェフと渋谷と私の誕生日」


もともと、私は誕生日なんて忘れたいタイプで、変に人に「誕生日なんだ〜!!」などと、言おうものなら、たいてい、「え〜!!オメデトウ!!いくつになったの?」と常套句。答えると、「すっごーい!」などと明らかなお世辞(うそ)を言われるし、
また、私は年齢で自分をスゴい!などと思って欲しくないので、なるべく自分から誕生日の話はしないようにしています。

なので、この日もひとりで、

 はっぴい バースデー to ME〜!! 

と、呟くだけで、もう十分でありました。


ところが!!

山路さんご夫妻がなんとサプライズでケーキを用意してくれてたのでした。

うひょ〜〜!!!

知らんかった!

なんだかんだ言っても、こうやって祝ってもらうと嬉しいですね!!笑

上のケーキ、BirthdayBir、つまりバースデーのバーが、かすれて見えなくなっているのですが、これはバーという音が、婆さんの「ばあ婆」を連想させるので、ちょっと見えなくなるように、わざわざ処理して下さったに違いない!

〜こういう、他人にはどうでもいい屁理屈は、年齢とともにやたら思いつくようになりますよね。
(今、ニヤっと笑った方、同年代ではないですか?苦笑)


本来の話に戻れってば!


はい。はい。さっさと続けます!!!

次は、カズさんのお家のクローゼットの話です。。。

シンプルに!どんっ!

ひと部屋、全部!!!


しかも、前に住んでらした方が改造したらしく、出入りのドアがふたつあり、ここからインもアウトもできるという不思議なウォーキング・クローゼット!!

カズさんご本人曰く、

ウォーキング・スルー・クローゼット!

これは、世界的にも珍しいかと思いますよ〜。笑

もともとカズさんはオシャレなので、おそらくクローゼットは大きいだろうと、予測はしてましたが、驚いたのは大きいだけはでなく、それが綿密にオーガナイズされておりました。

「これはこういう時のこういう服だった」という思いや物語が、それぞれに、びっちり詰まっていて、種類別?年代別?に綺麗に整頓されている。
もうそれはそれは個人史の博物館のようになっておりました。
古いスーツケースさえありましたし。

所狭しの服、服、服。

そこに分入るだけでも大変で、ラックを移動したり、一部を外に出したり、移動させていただき、なんとか自分らの場所を確保。

ジョンさんがサウンドシステムを準備中


これらの個人史のつまった衣服の森のなかでのパフォーマンス!

我々はこの樹海で迷子になるか、その一部になってしまうでしょう。


連絡とれなくなったら、捜索願い、お願いします!!


さて、ともかく、、、、、こんな中で始まりました。

最初のシーンから。


これ、、↑ アタクシはどこから顔を出すと思いますか?

はい。お答えはこちら。

ど真ん中〜!いきました!!!笑

これもさおりちゃんは擬態状態。
どこにいるか、わかりますか?

よく見るとわかりますね。
見っけ〜〜!!


これらもかなり擬態度、高いですね。


こちらもかなり環境に同化してます。笑

なんせ横に移動できないので、上下しかありません。笑
上でも歌うし、下でも歌う。

歌いながら、上に行けるだけ、行ってみる。

下におりても、まだ、歌い続けます。


まあ、こんなかんじで、歌い続けて、無事終了。

パチパチパチパチ!!!

この時のお客さまは、トッシュの友達、サンフランシスコからたまたま東京に来ていたアリソンと、カズさんのお友達で写真家の直子さん(上の写真の左です。美人で、しかもお声がむちゃくちゃ素敵で、なんでもいいから、録音したかったです)

ハッピーバースデーのバナーの下で!
みんな楽しそうでよかったです!カズさん、章代さん有難うございました!

なぜか??一番右のジェフが一番、謎にハイですが〜??笑


以上で今回のレポート終わります。

お読みくださり、ありがとうございました〜〜!!
コメントいただければ嬉しいです!!
L*

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