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日本クローゼットツアー(8)二日目のライブの後で判明した事

さて、今回も、前回の続きです。まだ二日目が終わってないです。苦笑

前回は、ライブで、服が雪崩のように自分にのしかかっても、歌い続けたというお話でした。


こんなを経験した人はいないんじゃないか?と自負しています。苦笑

まず、クローゼットで歌おうとする人自体が少ない。
〜お風呂ならいるだろうが。
その上、歌ってる途中に服が下敷きになるというのは、まあ、日本歌謡史始まって以来の事故ではないか?と思っています。

それでも歌い続けたこのド根性をちゃんと後生に伝えるべく、これを記録してくれたであろう撮影のジェフに祈りをこめます。。。。

このツアーは映画になるはずなので、、、、

ジェフ!
頼むぜ!

すべてはアンタの腕にかかっとるんよ!


さて。
そんなハイライトがあった2日目の岐阜のライブでした。

しかし!

この日のとんでもない事は、これだけではではなかったのです。

いえ、、、、もっと大袈裟にもしますと、我々のライブなんか、もうどうでもいいような事が、判明したのです!!

それが今回のメインのお話です。


、、、それは、あのジョンさんについて。。。。でした。

ジョンさんは背が180センチくらいあります。

今までもこのブログにたびたび書いてきました。
〜あの何でも聞いたら、すぐにベストな答えを出してくれる、
何も聞かなくても、さりげなくうながしてくれる、ジョンさん。

旅というものは、小さい事から大きな事まで、膨大な案件を、しかも即断しなければなりません。

たとえば、ですよ。想像してみていただきたいのですが、

まず、新幹線からおります。
さて、出口はどこ? もうここから、決断がはじまります。

荷物がすごいので我々一行は、一旦、動き出したら、この人混みの中で、Uターンはできません。
南口?北口? エレベーターにするか?エスカレーターにするか? 
それは右? それとも左?
この、たかだか駅を出てタクシー乗り場に行くだけなのに、ものすごい決断チョイスの連続。。。。しかも、間違いは許されません。。。。

そういう役は、自分には無理だと気がついたが時は遅し。
もうツアーがはじまっていた。
頭のキレるジョンさんは、そんな私の苦手加減をさっさと感じてくれたのだろう。

なので自然に、、、彼が、いつも我々ご一行様の先頭となった。
ラッキーにも彼は背が高いので、人混みの中でも見失うことがなく、ジョンさんの後をゾロゾロ、カルガモのようについていく事になった。

たとえば、この後、京都で、ですが、タクシー乗り場についたら、
またしても長蛇の列で!!

そしたら、ジョンさんは、「ここで、並んでてください」。と言って、いなくなった。5分くらいしたら、向こうの方で、手をふってる彼が見えた。

こちらに来い!と手招きしていたので、我々四人は荷物をもって、ゾロゾロとそちらに移動したら、そこにはミニバンが!!!


こうジョンさんの魔法使い並みの活躍は、もうキリがないので、このへんにして、 お話をもどします。


ここで、やっと前回の続きがはじまります!!お待たせいたしました。


ライブが終わってから、ウミちゃんが我々にディナーを作ってくれ(彼女はモヒカンだが、料理も得意という珍しいケース。笑)
お酒とともに、打ち上げのような夕食が始まった。

テーブルを囲んで、英語と日本語が飛び交っていろいろな話をしてるうちに、ジョンさんの今までの仕事の事になった。

さおりちゃんは「X JAPAN」のファンだったらしく、ジョンさんがいっしょに仕事をしたという話になり。。。。
熱くうけとめるさおりちゃんとは対照的に、ジョンさんは前にも申しましたが、いつも冷静で、いつ、誰と、どこで、、、、みたいに、要点だけを取りまとめて、感情の起伏なしに、たんたんと話していた。



それが一旦終わると、待ち構えたように、今度が、ウミちゃんが

他には???誰か??誰か?と、ジョンさんをせかせた。

そしたら、ジョンさんは、今度も、また無表情で、

「アラシ」 と だけ、答えた。


え〜〜〜〜???!!!
例のスキャンダルで、世間一般を騒がせておったピークだったのですが、それよりも、有名度合いが話の重要ポイントだったので(苦笑)そちらの方に話題はいかず、ただ、ふたりは、

すっげ〜〜!!!となった。

ちなみに、ウミちゃんは、男子ロリコン系顔フェチ。笑

このあたりからウミちゃんとさおりちゃんのテンションが、徐々に増してきてたので、日本語のみの会話となり、ジェフとトッシュは、かやの外となった。
そして、私はといえば、そんなに反応しなかった。
自分は80年代にすでに日本を離れているので、X Japanも知らないし、
その前は日本の芸能関係で仕事もしていたので、基本的にこういう芸能人話題にはそこまで興味がなかった。

なので、へえ〜!とはなったものの、話は右から左で、ウミちゃんの作った美味しい料理を口にしながら、ふんふんと聞いている程度。

ところが。



他には?他には??ウミみちゃんが、引き続きと訪ねたら、

なんと!!!

またしても、無表情で、

「矢沢永吉。 もう十年くらいやってる」


ぎょえ〜〜!!!!


これには、食べてたものを吹き出しそうになった。

私は高校時代、キャロルのファンクラブの北九州市の支部長だったのだ!!
青春=キャロル!(永ちゃんがソロになる前にやってたバンド)

ここでもしつこく書いてます。苦笑


これには、ちょっと卒倒寸前であった。

驚きすぎて、もう、無言になった。

私はただ呆然としていたのだったが、ジョンさんが「今でも電話で話す。」と聞いて、その横でさおりちゃんが、

エーちゃんて、電話かけたら、自分のことなんていうんですか?
「もしもし、俺、セカイの矢沢だけど?なんていうんですかぁ〜?」
ジョンさんは、笑いもせず
ただ、「あ、どうも」っていうだけだね。と答えていた。



そして、これ以降の話題は、

ジョンさんと仕事した人たちの話に移っていったのだが、

次なる仕事はあの、テイラー・スウィフト!!!

以前は、マドンナ、レディガガ、キッス、などなど!

ともかく、皆様。このリストをご覧くださいませよ!

まずは国内。。。。

そして海外

そして、これが、彼の会社で、名前は。。。。

アホな私は、このあたりもちゃんと検索もしてなくて、会社の名前が、ライトニングだったので、へえ〜、ジョンさんて照明の会社もやってるんだね〜くらいに思ってたのです。汗


ここで単純な疑問。
読者の方も思うでしょう?

なぜ、こんな人が、シスターズのどさ回りを手伝っているのか???

まあ、もともとスパークスのラッセルの紹介だったので、ある程度は覚悟はできていましたが。(笑

それにしても、、、、ですよ。

レベルが違いすぎませんか?

って事ですよ。

なぜ?

why?why?why?

率直に理由を聞いた。そしたら

 答えははっきり、あの例の冷めた熱量!!冷静、無表情で言われた。

暇だったから。



あ〜〜この「暇」という概念!!

この主観的なのに抽象的な、「暇」という概念よ!!
この時間と交錯する、分とか秒とかの区分のない
その「暇」という時間よ!!!(ボードレール風に)

この暇というものが、この世が存在したからこそ、ジョンさんが我々につきあってくれたのだ。

暇! ひま!! ヒマ!!よ。

一体誰が、この「暇」というコンセプトを考えたのだろう?
余程、暇な人に間違いない。笑

どちらにしても、有難う。。。。。「暇」がなかったら、ジョンさんはここにはいなかったのだ、、、。

私はひとりで、感極まった!!
こんな機会に恵まれたこのツアーは本当にラッキーだなあ!!と心のそこから思った。

、、、、、というわけで、今回のお話はこれで終わりです。

暇なので、読んでくださった皆様にも感謝いたします!
有難うございます。

次回に続く。

(追伸)

ちなみに、先ほどのリストですが、今見たら一番下が空いていたので、書き加えて、ジョンさんに送ってみました。うふふ。

そしたら、返信はこれ。笑

L*


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