依音/いと

楽しいことが大好きなどこにでもいるライトオタク

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  • フェアリーアンクルの鈴村さん

    小さいおじさんとアラフォー女子のほのぼの会話劇。そんなに深く考えず、頭の中も空っぽにして、お気軽にどうぞ。

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天職は誰にでもある! 好きなことを仕事にする方法!

「趣味は何ですか?」ときかれたら、わたしはきっと仕事の話をします。仕事が趣味なんてちょっと寂しい人だな、と思ったそこのあなた!ノンノンですよ! わたしは自分の仕事が天職だと思っています。 天職とは、天から授かったその人にぴったりあった職業のこと。お給料や待遇に左右されることなく、心からやりがいを感じ、一生続けたいと思える仕事です。わたしにとってのそれは結婚式の司会者です。 そうだ、結婚式の司会者になろう 結婚式には別れや結婚生活の短さを連想させるため縁起が悪いとされて

    • 映画『幸せになるための27のドレス』は幸せになるための推し事のススメ!

      わたしは8歳で自分の生きがいを見つけた そんな語りかけから始まる『幸せになるための27のドレス』は、わたしが大好きな映画のひとつです。そして、わたしがカフェでアルバイトをしていた時に店内で流れていた映画の中で、「この映画のタイトルって何?」とお客様から一番声をかけられたのもこの映画でした(しかも男性が多かった)。 さもありなん。この映画は『プラダを着た悪魔』の脚本家が手がけたロマンティック・コメディ。周りの幸せのために頑張ってきたヒロインが自分の幸せを見つめ直し、新しい一

      • 映画『ロスト・キング 500年越しの運命』が教えてくれる推しのいる人生

        世の中に「推し」のついた言葉があふれるようになったのはいつからでしょう。「推し」と呼べる特別な存在を持たないわたしはその尊さや苦しさは想像することしかできません。そんなわたしに「推し」のいる人生を魅せてくれたのが『ロスト・キング 500年越しの運命』のヒロイン、フィリッパ・ラングレーでした。 『ロスト・キング 500年越しの運命』はイギリスのリチャード三世の遺骨を発見した1人の女性の実話がベースになっています。500年以上も行方不明だったイギリスの王様の遺骨発見、しかも歴史

        • フェアリーアンクルの鈴村さん【5】

          捨てる神あれば拾う神あり 「じゃあさ、うちで一緒に働かない?」 クワッと目を見開いてわたしにそう言ってくれたのは、去年の5月まで同じ部で働いていた俵田さんだった。ふくよかで大福のように優しく包み込んでくれるオーラを持っていて、「甘いものとしょっぱいものを交互に食べると無限だよね」とよくお菓子を配ってくれる人だった。 長年部長秘書を勤めていた彼女の部署異動が決まったのは突然で、彼女にとっても初めての異動だったらしい。ちなみに異動のための荷物の1/3はお菓子で残り1/3は韓

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        • フェアリーアンクルの鈴村さん
          5本

        記事

          フェアリーアンクルの鈴村さん【4】

          これがおまえらのやり方か! それは5月に入ってから知らされた事実だった。同じグループに正社員が2人異動してきて、わたしの仕事はその2人に引き継ぐことが決まっていた。完全に蚊帳の外だった。どういうことだ。わたしは当事者ではないのか。 人生で初めて、「これがおまえらのやり方か!」と本気で叫んでやろうかと思ったけど本能よりも理性が勝った。これこそ長年鍛え上げた自制心の成果。しかし、本音をさらけ出せない小心者ともいえる。ならば言おう。「拙者は流浪人。また流れるでござるよ」と。よし

          フェアリーアンクルの鈴村さん【4】

          フェアリーアンクルの鈴村さん【3】

          サイは投げられた 「派遣契約は6月までということになりました」 面と向かってニコニコと、そう、ニコニコとしか形容できない笑顔で告げられた。笑うしかない状況とはつまり、もしかして今、この状況のことをいうのだろうか? 4月も半分を過ぎた、穏やかな朝に突然それは投下された。まだ始業前でモーニングルーティンのお茶を淹れて席に戻ってきたわたしを、イスに座る前に声をかけてきたこのオッサン(一応上司)はこれから8時間、一体どんな気持ちでわたしに仕事をしろと言うのか。 これでも派遣社

          フェアリーアンクルの鈴村さん【3】

          忙しさを楽しさに変える時短術で次のステージへステップアップ!

          頑張っているのにいつも時間が足りない、仕事で手一杯でスキルアップの時間が確保できない……。そんな悩みを抱えているあなたにおすすめしたいのが、仕事の忙しさを楽しさに変える時短術です。 効率的な働き方によって得られる時間の余裕だけではなく、せっかくなら忙しさを楽しさに変えることで心の余裕も手に入れつつ、次のステージにステップアップしましょう! あなたの仕事、忙しい?それとも楽しい? 大人の女性のライフスタイルは人それぞれです。働き方においても既婚と独身、家事や育児と抱えてい

          忙しさを楽しさに変える時短術で次のステージへステップアップ!

          私らしく生きるすべてのひとへ伝えたい『Bの戦場』からのメッセージ!

          私たちはいつも私らしく生きることを求め、そして求められています。それがどんなに幸せで、過酷な現実だとしても。『Bの戦場』は私らしい生き方を貫くひとりのウェディングプランナーのお話です。 彼女はただのブスじゃない。 ブスだけど、プロのウェディングプランナー子どものころ、あなたはどんな仕事に憧れていましたか?わたしはご飯の時間も忘れるほど漫画が大好きで、夢中になって読んでいました。そして、将来は漫画家になりたいと思っていました。そんな風に好きなことを仕事にしたいと考えた人は多い

          私らしく生きるすべてのひとへ伝えたい『Bの戦場』からのメッセージ!

          「私」をやめたら「私」が始まる。それが私らしく生きるコツ。

          私らしく生きる人はあなたの目にどんな風に映っていますか?自分に自信があっていつも笑顔で、好きなものに囲まれている姿は理想そのもの。誰だって憧れちゃいますよね。 憧れちゃうけど私には無理かも……。なんて思い込んで諦めているとしたら、もったいない!できないと悩んでいる「私」を、今すぐやめちゃいましょう。私らしく生きる最初のきっかけは「私」をやめること。そこから私らしい生き方が始まることを、あなたは知っていますか? そんな「私」ならやめちゃえば?私らしく生きるためにやりたいこと

          「私」をやめたら「私」が始まる。それが私らしく生きるコツ。

          母とわたし~着物~

          わたしが着物を習いはじめたと知った時、母はどんな気持ちだったのだろう。亡くなった母の着物をひとつひとつ広げながら、わたしは途方に暮れた。 わたしたちの母親の時代は嫁入り道具として着物をいくつか持たされたと聞いたことがある。だけど、それは裕福な家庭の話だと思っていた。どこか遠くの都会の、幸せな家族の話だと決めつけていた。 だから、嫁入り道具として母が持ってきたタンスから着物がたくさん出てきた時、後悔しかなかった。 「お母さんが着てた着物、あげようか?」 わたしが着物を習

          母とわたし~着物~

          今こそ「理想の自分」になる!大人が楽しむ勉強術とは?!

          「理想の自分」ときいてあなたはどんな自分をイメージしますか? はっきりしたイメージがない人は、何ができるようになったら「理想の自分」といえるのかを考えてみてください。できなかったことができるようになれば、前よりもっと自分のことを好きになれるはず。それがあなたにとっての、「理想の自分」です。 きっと誰もがもっている「理想の自分」。そんな「理想の自分」に近づくために、大人が楽しむ勉強術を始めてみませんか? 「理想の自分」ってどんな自分?「勉強」と聞いて思わず身構えてしまう、

          今こそ「理想の自分」になる!大人が楽しむ勉強術とは?!

          ブルーマンデーもあなた色に!憂鬱な月曜日が楽しみになる工夫

          土日休みの人にとって休日明けとなる月曜日。「ブルーマンデー」という言葉があるように、月曜日のことを考えると日曜日の夜から憂鬱になって気分が沈んでしまう……。あなたにも覚えはありませんか? 月曜日をブルーな気持ちで迎えるか、それともハッピーな気持ちで迎えられるか。憂鬱な月曜日からさよならできるかどうかは、実はあなたの心がけひとつなんです。 「え、本当?」と思ったあなたも、「そんなこと言ってまた難しいことさせる気なんじゃないの?」と半信半疑のあなたも。月曜日を楽しく迎える方法

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          フェアリーアンクルの鈴村さん【2】

          君の名は会社から帰宅して冷蔵庫を開けたらそこにいた。小さいおじさんが。冷蔵庫の一番下の段、仰向けに寝転がって、もう食べられないという吹き出しがよく似合う姿で。 ちょっとやそっとではもう大声を上げないお年頃のわたしだが、それでもどうやって入ったんだという常識的な疑問と、寒くないのかという全くもってどうでもいい疑問が頭に浮かんだ。 いや、そもそも小さいおじさんにそんな疑問は愚問なのかもしれない。前回もいきなり現れていきなり消えたわけだし。自由気ままにお気に召すまま、それがきっ

          フェアリーアンクルの鈴村さん【2】

          フェアリーアンクルの鈴村さん【1】

          小さいおじさん、みつけた目が覚めたらそこにいた。小さいおじさんが。 それとも目が覚めたと思っているだけで実はまだ夢の中だったりするのだろうか。いや、夢ではない(反語のつもり)。 時計を見ると夜中の3時を過ぎていた。確か草木も眠る丑三つ時は午前2時くらいだった気がする。未知との遭遇が発生しそうなイベントの時間はやや過ぎているのではないだろうか。 小さいおじさんはテーブルの上で食べかけのホールケーキの山を、ご丁寧にわたしの反対側から切り崩すように食べていた。いや、食べ続けて

          フェアリーアンクルの鈴村さん【1】

          人前式・披露宴どちらにもおすすめ!婚約指輪をつかったセレモニー

          結婚式といえば結婚指輪、そうイメージされる人は多いのではないでしょうか。そんな中で婚約指輪が主役となる新しい演出、エンゲージカバーセレモニーが注目を集めつつあります。 「結婚式なのに婚約指輪を持ってきてもいいの?」と思った、そこのあなた! ……いいんです!! 実際にエンゲージカバーセレモニーを取り入れた結婚式の司会をさせていただいたわたしとしては、新郎新婦様だけではなく、ご列席のお客様の笑顔を見ることができました。だからこそ、このセレモニーをもっとたくさんの人に知ってもら

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          毎日は映画のような一コマ ひょんなことから始まるわたしの物語

          映画や漫画のあらすじでよく見かける、「ひょんなことから」という表現。物語が動き出すための大事なきっかけであるその言葉はそんなふうに省略されながら、妙な説得力をもっています。それは、わたしたちの日常のなかにもたくさんあって、とても身近なものだからなのかもしれません。 例えば、わたしの人生において「ひょんなこと」の代表といえば、結婚式と海外旅行です。友人の結婚式に出席するついでにちょっと旅行を、という話はよくありますが、わたしの場合、何故かいきなり海をこえてしまいます。国内では

          毎日は映画のような一コマ ひょんなことから始まるわたしの物語