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人前式・披露宴どちらにもおすすめ!婚約指輪をつかったセレモニー

結婚式といえば結婚指輪、そうイメージされる人は多いのではないでしょうか。そんな中で婚約指輪が主役となる新しい演出、エンゲージカバーセレモニーが注目を集めつつあります。

「結婚式なのに婚約指輪を持ってきてもいいの?」と思った、そこのあなた!

……いいんです!!
実際にエンゲージカバーセレモニーを取り入れた結婚式の司会をさせていただいたわたしとしては、新郎新婦様だけではなく、ご列席のお客様の笑顔を見ることができました。だからこそ、このセレモニーをもっとたくさんの人に知ってもらいたいと思うのです!!←アツイ(笑)

てなわけで、「鉄は熱いうちに打て!」とばかりにエンゲージカバーセレモニーの魅力について語ってみたいと思います。結婚式を控えている人もそうでない人も、ちょっとした好奇心とともにお付き合いいただけると嬉しいです。

突然ですが婚約指輪、身につけてますか?

既婚者であるかそうでないか判断をする際、つい左手の薬指に目がいってしまうという人は多いのではないでしょうか。わたし自身、「あ、いま見られたな」と目線を感じることもしばしば(年齢的にもね笑)。仕事上、指輪を身につけることができない人もいるかと思いますが、普段から結婚指輪を身につけている人はたくさんいます。では、婚約指輪はどうでしょう?

もちろん婚約指輪を日常的に身につけているという人もいます。それでも、特別な場所に出かける時以外は大切にしまっているという人、なくしてしまわないか心配でなかなか身につけることができないという人も多いのでは?

エンゲージカバーセレモニーは普段使いしている人もそうでない人も、大切な婚約指輪を結婚式でお披露目できる絶好の機会です。

エンゲージカバーセレモニーの魅力

エンゲージカバーセレモニーは、ダブルリングセレモニーともいいます。結婚指輪の交換を行ったあと、新郎から新婦へ改めて婚約指輪を贈るセレモニーのことです。

身につけたばかりの結婚指輪に封をするようにその上から重ねづけすることで、「2人の愛と絆に永遠にふたをする」、「幸せにふたをする」といった意味がこめられています。

また、「婚約期間の終わりを表す」ともいわれています。入籍済みの場合や、同棲から始まってもう何年も一緒に暮らしているという2人には、改めて結婚生活をスタートさせたというきっかけにもなり、「結婚したんだなぁ」という実感にもつながるのではないでしょうか。

エンゲージカバーセレモニーの魅力はシンプルな演出であること、新しいアイテムを用意する必要がほとんどないこと、そして何より、2人の大切な記念である婚約指輪をお客様にお披露目できることです。

まだそれほど知られていない演出なので、その意味をお客様に知ってもらうことが大切です。エンゲージカバーセレモニーの意味を知ることで新郎新婦とお客様の気持ちが近づき、よりいっそう深く感動を分かち合うことができます。

結婚式?披露宴?あなたはどっち?

エンゲージカバーセレモニーを結婚式に取り入れたいのなら、おすすめは人前式です。人前式はキリスト教式や神前式、仏前式などの宗教や形式にとらわれることなく、自由でオリジナリティあふれる挙式スタイルとして知られています。

エゲージカバーセレモニーも同じように、場所や衣装に制限はありません。海外ウェディング、和装人前式と自由に取り入れることができます。

とはいえ、式場によってはキリスト教式でも対応していただける場合がありますので、「人前式じゃないから無理かな?」と諦める前に、一度相談してみてはいかがでしょう。

結婚式にエンゲージカバーセレモニーを取り入れる場合は、結婚指輪の交換に続けて行います。リングピローは結婚指輪と婚約指輪の3つおけるものが理想的。リングピローを手作りする予定の人は、結婚指輪と婚約指輪の場所をそれぞれ作っていただけるようにお願いします。

とは言え、手作りはハードルが高いと感じる人もいますよね。3つおけるリングピローはあくまでも理想なので、婚約指輪の入っている箱をそのまま活用しても大丈夫です。結婚指輪と違う箱に入っていれば、それだけで特別感が増します。リングリレーで婚約指輪をお客様に届けてもらうなどの演出を取り入れることもアリです。

ちなみにわたしは新郎様が婚約指輪をネックレスとして身につけていて、それをその場で外して新婦様に贈るという映画のようなワンシーンに立ち会ったことがあります。あれは良かった。……アリです(笑)!←思い出している

エンゲージカバーセレモニーは披露宴で行うこともできます。親族のみといった少人数の披露宴を予定している人、余興や特別な演出を考えていないという人には特におすすめです。

披露宴では人前式よりもさらに自由に演出することができます。婚約指輪はもらったけどプロポーズの言葉がなかった、思っていたようなプロポーズができなかったというお2人は、改めてプロポーズのセレモニーとして。婚約指輪をもらっていないという新婦には新郎からのサプライズとして。

披露宴に取り入れる場合はいくつかタイミングがありますので、まずはプランナーや司会者に相談しましょう。ウェルカムスピーチの後やお色直しの後など、タイミングだけではなく、もしかしたら演出についても思わぬアイデアをくれるかもしれませんよ。

これまで経験してきた中で披露宴で行われた場合、多いのはお色直し入場後でした。新郎がポケットから取り出し、箱をパカっと開ける。そして、プロポーズ!……アリです!!←やっぱり思い出している(笑)。

エンゲージカバーセレモニーではぜひ、婚約指輪だけではなく、お2人らしさもお客様に見ていただきましょう!

お2人の宝物だからこそ

結婚指輪のイメージが強い結婚式ですが、婚約指輪を身につけてはいけないということはありません。また、婚約指輪と結婚指輪を一緒に身につけることを前提としたデザインの指輪はたくさんあり、それを想定した上で指輪を選ぶ新郎新婦もいるはず。

中には、お母様から結婚のお祝いとして譲りうけたという指輪もありました。お母様も同じようにお嫁入りの際、その指輪を受けとったのだとか。婚約指輪ではありませんが、お2人にとって、そしてご家族にとって大切な指輪をたくさんの人に見てもらえたら……。エンゲージカバーセレモニーはそんなささやかな願いも叶えてくれます

わたしは新郎新婦様との打ち合わせでは必ず、婚約指輪について確認します。婚約指輪はありません、という人もいらっしゃいますが、「あります」と答えられた際にはエンゲージカバーセレモニーをご紹介しています。

「やりたい!」という人もいれば、「そういうのはちょっと苦手」という人も。そういう場合は、ご自身の好きなタイミングで身につけることができることをお伝えしています。意外と知らない、思いつかない人が多いからです。

ここまでエンゲージカバーセレモニーについてわたしなりに思いを綴ってきましたが、必ずしもセレモニーとして大々的に取り入れるべき!ということではありません。

一番大切なのは、お2人の気持ちです。ご自分たちのイメージしている結婚式に合うか合わないか。お客様の反応を想像した時、喜んでいる様子が浮かぶかどうか。

まずは、想像してみてください。あなたが幸せな気持ちになれたなら、きっとそれが答えです。



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