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一滴の水が美味しいと感じる理由

こんばんは。
さといライオンです。

今日は、モラハラ被害者の目線に立って
書いていきたいと思います。

被害者の心の中は、実はこんな気持ちが隠されてるだよ!っていうお話と「だから離婚したくてもできない」んだよというお話です。
どうぞ最後まで読んでいって下さいね。

SNSで見かけるモラハラやパワハラなどの被害者に対して言ってはいけない言葉…
私も気をつけなければ!と思う事もありますが、被害者に対して

何故逃げないの?
何故離婚しないの?

答えはいくつありますが、
「時々見せる優しさが本当の姿」だと思っているのと「自分が選んだ人だから信じたい気持ち」もあるのです。

被害者は長年被害にあっていても、苦しい辛いって感情はあるんです。でも、そんなひどい事をするモラハラ夫が時々優しく接してくれたら、優しいところもあるんだなと嬉しくなるんです。
被害者の妻は、優しさに飢えているとでも言いましょうか?!


あの時の夫のひどい態度は「私のせいだったかも?」
「あの時は気分悪かったからなのかも」と相手をきちんと見る事をせずに勝手に
被害者である妻が勝手に自分の都合よく「気のせい」にしてしまうからです。
もちろんその一方的な優しさは、結婚前に経験してるから、その優しさも嘘ではないと思っています。どっちが本当の姿なのか分からないのです。


その優しさの向いてるベクトルが
相手に向いているのか それとも
モラハラ夫に向いているのか
なかなか見分けるのは難しいと思います。

本当に優しくて良い人は、言動に一貫性があります。

よく「結婚したいと思った理由は?」と聞くと、「優しいところ、気が利く、人当たりがとても良くて…」などが多いです。この結婚前の優しさに惹かれて結婚したわけだから、当然「まさか夫がこんなひどい人だとは…」と思うわけです。
「なぜ、そんな人と結婚したの?」という質問もよくあります。
これも言ってはいけない言葉ではないでしょうか。
初めからモラハラするような人なら結婚なんてしません!!(と声を大にして言いたいです。)
それが、結婚後に豹変してしまう事に気付いたとしても、すでに子供も授かっていたり、「そのうち変わるだろう」とか「あの時は気分悪かったからかも」とか自分の都合の良いように考え、挙げ句の果てに「私さえ我慢すれば大丈夫!」と思っていくのです。

結婚すると物理的にもすぐに「はい!離婚しましょう!」ってならないと思うんです。
お互い完璧な人間でもないですし、お互いがお互いの考えをすり合わせて生活していく事をまず初めにしますよね?
(初めから離婚という選択をする人は、よっぽどな何かがあれば…の時なのかと思います)
そのすり合わせができないのがモラハラの特徴でもあります。

そのすり合わせができない理由の一つに
モラハラ夫には「怒り」が常にあります。
イライラをぶつけてみたり、無視したり、
なんでもない時にいちゃもんつけてきたり、
自分の都合、思い通りにする事が優先されます。


モラハラ夫の怒る理由は、理不尽な事ばかりなので、何がいけないのか、どうしたら良いのか?と質問しても答えてはくれません。
むしろ、「そんな事も分からないのか💢だから、お前はダメなんだ!」とか
「自分で考えてみろ!」というがオチです。
それはそうですよ!
モラハラ夫には、理由なんてありませんから。


いっその事、毎回暴力振ってくれ!と思う事もありました。
そうしないと自分が選んだ夫なんだから、選んだ自分が悪くなってしまいます。(無意識に人は自分を悪者にしません)
毎日のように暴力振られたりしたらそれはそれで、逃げたら殺されるかもしれない!という恐怖に縛られて結局は逃げれないって事もあります。
全ての始まりは、自分が選択したから自分で決めないと!ですけどこれもなかなかできません。

そういう日々の生活の中で、時折見せる優しさは、妻を勘違いさせてしまいます。
でもこの優しさはモラハラ夫自身の為であって決して妻の為ではありません。
ひどい事を言われたりされたりが続くと、何が正しくて間違っているのかが、分からなくなり、物事をフラットに考える事ができなくなります。

モラハラ夫が時折見せる優しさは
飢餓状態の時に一滴の水がすごく美味しく感じるのと同じ感覚です。

だから、自分自身がカラッカラに渇いてしまわないうちに早めのうちに相談する事や人に伝える事をした方が良いのです。
まーそれでも信じてくれる人ってそうそういないのが現実ではありますが、それでも人に話すことをしていくと、どこかで水を得る地下水が出る場所まで辿り着く事ができます。


削られて完成する彫刻のように
磨けば光る天然石のように

まだまだ自分には未知の可能性があるのだと
自分を信じて。


最後まで読んでいただきありがとうございました。


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